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ある調査によると、現代人が1日に触れる情報量は、江戸時代の1年分、平安時代の一生分にあたるそうです。つまり、現代人の脳は毎日がんばってるし、時々ミスを起こすのは当たり前。ミスしたあなたが悪いんじゃなくて、扱う情報量が増えすぎた時代のせい。もっと労わっていいんだよ、自分も他人も。
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カウンセラーさんが『今のなし権』を先に伝えてると聞き、生徒指導で取り入れている。子どもはつい口走っちゃうこともあるし、嘘をついちゃうこともある。だからそんな時は、怒らず「今のは本心?それともなしにする?」と聞く。「今のはなし」「OKじゃあ忘れる」子どもには黙秘権よりこっちの方がいい
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子どもの自己肯定感を高めるために寝る前の「スリー・グッド・シングス」が効果的。脳は寝る前の感情を記憶する。暖かい布団の中で「今日うれしかったこと」を3つ発表し合うだけで、子どもも親も幸せを見つけられる脳になる。幸福学が提唱するたった5分の習慣、誰でもできて時間対効果が抜群です。
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会社勤の友人が勤続10年祝いに旅行券と有休を貰ったが、コロナで使いにくいと嘆いていた。「ところで教員は勤続10年で何貰った?」と聞かれたので「年休使って3万払って大学に研修に行かなければ教員免許取り上げるぞという脅迫状を貰った」と答えたら、旅行券5000円恵んでくれた。有難いけど悔しい...
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「ゲームが嫌いになった」という男の子。訳を聞くと、Switchの日付を変更したら、お父さんのあつ森の株が全部腐ってしまい父親は激怒。『総額100万の損失返すまで、ゲームやめれまてん』と言われ、その日からひたすら貝殻や木の実を集めてるらしい...「今日も帰ったら働かなくちゃ」と嘆いてた。
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@machidasensei 強制ノルマが生まれるとゲームも嫌いになるみたいです。子どもには悪いですが、ゲーム離れの方法として勉強になりました。
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『雪遊びがしたい』というクラスの子に、「授業時間は遊んじゃダメ。学びに変えろ」と言うと、「先生!スポーツ雪合戦にして体育としましょう」「算数は比を使って雪だるまを作りにしましょう」「図工の彫刻ともつながりますよね」「家で雪作文書くんで国語でも」っていう小学生たち。天才すぎて負けた
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子ども園を参観。お昼寝の時間になかなか寝ない2歳児がいて、どうするのかなと遠目で見てたら、保育士さんが「今日は何にやりたい?カニ?じゃあ目をつむって一緒に夢の中で蟹になろっか」って添い寝をしてた。「早く寝なさい」とは一言も言わずに。寝たくなるしかけがプロすぎて保育士さんリスペクト
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マラソン大会のあり方検討会で、特別支援学校の先生が「特支では全部自分で選ばせてます。タイムを目標にしたい子もいれば、どこまで走れるかチャレンジしてみたい子もいるからです。私たちは、卒業後も走ることを楽しいと思える子を育てたい」と。特別支援学校の考え方って、すてきすぎて好き。
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7:55分に出勤したら駐車場で子どもから「先生遅刻ですよー」とイジられた。「いつも早く帰るのに、遅く来るとかダメですよー」ってイジる子どもたち。そこに悪気はないのだけれど、勤務開始は8:00だし、残業は努力して減らした。『長く働く先生がいい先生』という呪いが子どもにまで領域展開してて怖い
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昔担任した5年生も『ヤングケアラー』だった。朝晩のごはんを自分で作り、兄弟の世話もしてた。親は病気ではなく、ただ夫婦ともに仕事で帰りの遅い核家族。何度か保護者と話をしたが「仕事だから」と何もチカラになれなかった...このケースも多い。子どもの人権はどうやったら守ることができるのだろう
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働き方改革先進国のオランダでは、子どもが10歳までは夫婦ともに仕事をフルタイムからパートタイムに切り替え、夫婦で1.5人分の給料でやりくりする人が多いらしい。育児は夫婦でし、子どもが大きくなったらフルタイムに戻りバリバリ働く。この働き方が理想なんだけど、なんで日本ではできないんだろう
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「オンライン授業やっぱむずいわー」と放課後ベテランがつぶやくと、「ですよねー」から、気づけばいろんな先生が集まって、失敗を共有して、それを解決するアイデアを出し合って職員室が沸いた。不謹慎かもしれないけれど、今の学校が楽しい。
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自宅待機の先生が、逆オンラインで授業をした。iPadをうまく活用し、普段通りの授業ができていて驚いた。子どもたちも久々の担任の元気な姿に喜んでいた。放課後、市内に活用例を提供したら、返ってきたのは批判の声。結局、逆オンラインは禁止になった。その先生も謝る形に。こういうのが一番疲れる。
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唯一救われたのは、うちの校長。一番憤怒してくれた。
「できる先生、できない先生がいていいじゃないか、得意なことは人それぞれ違うんだから。できない人に合わせるんじゃなくて、今は出来ることやっていくことが大事なのに。ほんとうに申し訳ない」と。この人の元で働けてよかった。
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何がアウトか。こういうのをやると「何でうちの担任はしてくれないのか」と声があがる。担任が責められる。休養で休んでるのに休めなくなる。県教委は推奨するが、教職員の人権を守るためにもこれはすべきではないと。こういう意見も分かる。分かるからこそ、何がベストか分からない。
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アメリカには、教員が休んだ時に駆けつけてくれる『助っ人先生』が待機してる。だからみんなが気軽に休めるし、年休も100%消化できる。日本の教員は、自分が休んだら他に迷惑がかかる。だから熱が出ても休めないし、年休は5日も使えない人も多い。コロナを機に、教員が休める仕組みを輸入してほしい。
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教員が休める福利厚生一覧
ボランティア休暇(5日)
結婚休暇(7日)
幼児保育休暇(1日90分)
忌引休暇(親族により異なる)
夏季休暇(5日)
リフレッシュ休暇(3日)
年休(年20日)
特別休暇(理由により異なる)
福利厚生はしっかりしてるんですが、休んだ時のサポートが足りてません。
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フィンランドの学校には、インターン制度がある。教員志望の学生を雇い、仕事を任せる。学生は大学で学びながら、スキルアップでき、生活資金も得られる。一方教員は3時に帰れて、学校外で自己研鑽を重ねる。だから教員の質が高く、志願者も多い。こういうウェルビーイングな仕組みも輸入してほしい。
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算数の時間に『約15』のことを「およそ15」と答える女子がいて、男子が「問題には約って書いてあるからそれは間違いだぜ」ってツッコんだら「知ってる。 でも、やくとひゃくは聞き間違えやすいから、あえて伝える時は『およそ』って言い換えてるの」と返され、たぶんちょっぴりオシッコもれ太郎。
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こんなことリアルでは絶対に言えませんが、保護者のみなさんにお願いです。
その電話、市議会にかけていただけませんか?学校にこれ以上のサービスを求めるのではなく、市議会に予算を請求して下さい。例えば「登校時の見守り隊を雇ってほしい」と要求すれば、お子さんは守られ学校は余裕が生まれます
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『給食費を無償化してほしい』と市議会に要求し続けた方がいて、給食費タダになった自治体があるという。ほんとうにすごい。これだけでも学校の負担はかなり減る。集金、未払いの催促、返金対応、これからはこの時間を子どものために使える。市民と市長が動いて学校の仕組みを変えた。すばらしい実践だ
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中学生の頃、近所でスケボーしてたら通報され、翌日職員室に呼び出された。「やる場所がねーんだよ」と粋がる私たちに先生は「ないからといってルールを破るな。ないなら作れ!そのためにまずは署名を集めろ」と言った。あの頃の私たちはバカだったから、署名が何かも知らずに、A4のキャンパスノートに