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図書館に毎週通っている賢い男の子。図書館の何が一番楽しいかと聞くと、「帰りの車内」と答えた。「図書館でいろんな本を読んで、帰りの車で本の感想とかパパもビックリする知識を話すのが楽しい」と。父親とビブリオバトルすることもあるとか。インプットとアウトプットの仕組みを作ったパパも賢い
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もう1つ懇談の話。賢くて博学で、どんなことも楽しそうに学んでる子がいて。その子のお父さんに子育ての秘訣を尋ねたら「特にないけど、毎週欠かさず図書館に連れていってます。図書館タダだし、子ども賢くなるし最高ですよ」って教えてもらってから真似してるけど、この効果はすごい。
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「楽しい」と「楽しむ」の違い
楽しいは他力。楽しいを追い求めすぎると、〇〇のせいでつまらない、〇〇は楽しくないと他責になる。ジャッジを下すお客様になる。
楽しむは自力。楽しむを追い求めると、〇〇したら楽しいかも。次は〇〇しようと工夫になる。つまり参加者になる。言葉一つで思考は変わる
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懇談で、ウルトラ素敵な子の保護者に子育ての秘訣を尋ねたら、「特にないですけど『学校楽しかった』ではなく『学校楽しめた?』と毎日聞くようにしています」「他力ではなく自力で楽しめる人になってほしいんです」と。たった一言の違いだけど、心を大きく変える言葉。自立を育てる魔法の言葉がすごい
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いいこと思いた。「給特法」はようやくメディアでも取り上げてもらえる機会が増えましたが、まだ知らない人も多く、教採でも初任研でも知らされません。そこで考えたバズツイートに給料法を宣伝する作戦。攻撃力は1以下かもしれませんが、Twitterから援護射撃してみます
#教師のバトン
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私が一番あこがれるのは、29歳の元教員に大臣を任せた政治。出世のためではなく、本気で教育や現場のことを考えてる人に未来を委ねた政治と国民。年齢も所属も関係なく。もちろん日本とは規模がちがうし文化も違う。ただ日本の大臣もせめて、子どもと向き合ってきた現場上がりの人になってほしい。
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29歳の大臣が変えたフィンランド教育
・指導要領を3分の1にカット
・学校や教員に裁量権を譲渡
・ペーパーテストを廃止
・教員資格を大学院卒に
・採用は職員とPTAが決める
・任期を3〜5年に
・問題教師は即解雇
・勤務終了は3時→自己研鑽の時間に
・副業を許可
結果、世界中があこがれる教育大国に
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うちの市長の自慢もさせて。去年から給食費を無料化、おかげで集金や会計から解放され、教員も保護者もwin-win。子どもたちも市長に感謝、政治に興味持った子もいる。給食も税金だよと伝えると「おれも将来、給食食べさせるために納税する!」と胃袋で税金マインド鷲掴み。全国でもやったらいいのに
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田中角栄は言った
「教育で一番大切なのは義務教育だ。小中の教育をしっかりやればいいのだ。それにはいい先生を集めなければならない。そのためには月給を高くしなければならない。一般公務員よりも先生の給料を3割高くしろ」と。
結果、倍率は上がり、現場もやる気に溢れ、経済も安定したという話。
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夕方妻からLINE「驚かないで聞いてほしいんだけど、、」から始まり、最後には「3つお願い。家では子ども寝るまでこの話はしない。ニュースもしばらくつけない。寝る前は読み聞かせ。以上よろしく!」と。衝撃すぎて職員室で声をあげてしまったし、子どもへの影響力を瞬時に判断した妻は名司令塔でした
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子どもが世界一幸せな国オランダでは、先生も帰るのが早い。その一つの答えがイエナプランだと思う。学ぶ内容もどうやって学ぶのかも子どもが決める。教師は教えるのではなく、支援する。与えるのではなく、選択させる。自立を促すための教育は、結果的に教員の負担も減らす。今目指すのはここだと思う
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小3の算数。「0÷8=0」の勉強後「じゃあ8÷0はいくつなの?」という疑問が。「だれも食べないから8だよ」「いや1人分と考えると0だよ」と答える児童。結局結論は出ず「答えは8なのか0なのか」という議論は翌日に持ち越し。すると「答えは無限大」という猛者が登場。この日の授業は思い返しても面白い
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しかし一方でスウェーデンでも4年から評価すべきという議論が数年前からあり「4年生では早すぎる」という現場の反発や試験的に始めている学校もある。
自己調整力やメタ認知が育つ発達段階についての研究はまだ不十分だが、日本でも「何年生から評価が必要か」という議論がおこればいいなと思う。
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「スウェーデンの学力は崩壊した」という指摘。たしかにPIPAでは日本の方が上ですが、それはテストの結果だけのこと。子どもの幸福度を優先する北欧ではそんな結果気にしてないそうです。事実幸福度ランキングは日本のはるか上。あと日本のGDPは横ばいでスウェーデンは右肩上がりでぐぅも出ない事実
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何度も言いますが、スウェーデンでは6年生まで成績をつけません。まだ自己調整力の低い子どもが◎や△だと評価されることの弊害を知っているから。代わりに一人一人面談をして、何を学んだか、これからどう学ぶのか方針を決める。「他者評価」より「自己評価」を大事にする北欧教育を日本でも
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こんなこと言ったらダメなのかも知れませんが、国家公務員に準じて教員の賞与も0.15ヶ月分減額っていうルールに納得できません。教員は公務員と違って訳わからん法律のせいで残業代でないし、休み時間すらないし、基本給だって全然違うのに。なぜそこだけ合わせるのか。これをいじめと認定してほしい。
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「7月、9月の登下校はバスを出す」
昨年度から始まった自治体のルール。今年は6月も熱いと今週から前倒しでバス通学がスタートしました。スピーディーな対応に驚きと感謝です。一方隣の市ではWBGTが28°を超えたら教員が下校を見守るルール。子どもの命を守るために国が動くべき案件だと思います。
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人間の皮膚は21日で生まれ変わる。脳細胞も新しくなる。つまり3週間前とは別人。だから過去の失敗を引きづる必要なんて全くないし、変なレッテルで人を見るのも間違ってる。3週間で人は変われる。あなたもあの子も。そう言い続けると、子どもたちは失敗を恐れなくなるし、人に優しくなれる。
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感動した話。学校にゲストティーチャーとして来られた方が、最後のあいさつで「お礼の言葉ありがとうございます。お礼や感想は今言葉で頂いたので、もし先生に手紙を書くように言われても書かなくていいですよ。その時間は皆さんのこれからのために使ってください」と去っていきました。
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学力世界NO.1の中国。その理由を探るため現地の先生にインタビューしたら「中国では、教員が授業に最大限の時間を費やせるようサポートされています。まず登下校はバス会社、昼食は宅配か帰宅。掃除は専属スタッフ、宿題はAIやオンライン教員がアドバイス。中国の教育現場はアウトソーシングがすごい
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ついでにお伝えすると、これ公立だと情報担当がやってます(さすがにGPS打刻までは無理ですが、)
担任をしながら、フルで授業をしながら、寝る時間削って勉強して仕組みを構築してます。そんな情報担当の手当は0円です。もう一度言いますが0円です。教員は残業代も出ません。公立はやばすぎるんです
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ちなみにですが、この方、元パナソニックのSEだったそうです。働き方改革の先進的な企業から学校を変えるためにやってきた救世主。リプみると「学校のSEしたい」という方も多くいらっしゃいます。人材はいます。予算こそ必要ですが、みんなの無駄が減れば経済全体にとってはプラスになると思います。