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確かに「中学生らしい身だしなみ」と校則に書いてあった。けど「中学生らしさ」なんて後出しで何とでも言えるから、指導する側の好みの問題だよ。しかも一部のこだわりが強い人。校則がこんな使われ方したら、ただの言った者勝ちでズルい。
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ある日、先輩の女性教師が
「最近マニキュアしてる女子がいるね」
私「気づかなかったです」
「透明だから」
私「分かるんですか?」
「よく見ると光沢があるよ。指導しないとね」
私「透明ならほっときましょうよ」
「透明ならいいとか、そういう問題じゃないから」
また中学生らしさの問題だった。
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学校や園から急に言われて困った「〇〇を持ってきてください」選手権お願いします。
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学校から急に「〇〇が必要だから買って下さい」と言われる迷惑さ、子育てしたことある親なら理解できると思うが。子育てを丸投げしてきた管理職には無理だった。親も忙しいし、お金もチリツモなんです。見栄えとかどうでもいい理由で、保護者や生徒を巻き込まないでほしい。白い長い靴下なんて使わない
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私「事前に生徒に聞いたら、長い白靴下持ってる子はクラスの半分もいません。保護者に新しく買わせるつもりですか?なら説明は校長先生からしていただきたいです」
校長「それは…」
教頭「靴下を持っていない生徒は議論から抜けてました。考え直します」
押し切った。バカバカしい。【2年前の話】
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職員会議で
教頭「卒業式”生徒は長い白靴下で揃えたい”意見、どう思います?」
A「今は色も長さもバラバラで気になる」
B「全員揃ってる方が見栄えがいい」
C「式典に合った服装指導が大事」
私「反対です。賛成の方は、生徒と保護者にも理由を説明してくれますか?」
シーン…
あれ、賛成者が消えた。
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「みんな仲良くしなさい」という指導はやめて。無理やり人間関係を押し付けられるのは、子どもだってストレスだ。そりが合わない人はいるから、お互いに「スルーする力」が必要。自分の価値観を押し付けない。相手の価値観を否定しない。衝突しそうな人とは離れる。正しく距離を取る方法を指導すべき。
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いじめは初期の指導が重要です。いじめが悪化してから止めるのは難しい。被害者も生活しずらいまま。早めに毅然と指導する必要がある。いじめ被害に悩む保護者の方、学校の対応で不安なことは聞いて下さい。相談用のコミニュティもあります。一緒に新学期に備えましょう。
line.me/ti/g2/_U4ROZHS…
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証拠が不十分な状況で、すぐ加害者に話を聞いたのがまずい。加害者は高確率で「やってない」と嘘をつく。証言が一致しなくて当然だ。だから事前に信頼できる生徒から情報を集め、証拠を握っておく。言い逃れさせない準備が必要。加害者の聞き取りは真剣勝負だ。中途半端になれば、必ずいじめは悪化する
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若手担任がいじめ指導で、加害者と被害者の両方から話を聞いた後、「二人の言ってることが全然一致しません。直接話し合う場を作っていいですか?」と言ったときは全力で止めた。絶対にダメ!恐ろしい発想。平気で嘘をつく加害者を前に、報復が怖くて事実が言えなくなる。被害者が追い詰められるだけだ
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いじめの指導では「いじめっ子といじめられっ子」ではなくて「犯罪者と被害者」で考えて。そうすれば「被害者にも責任がある、謝罪されたら許すべき」とか「被害者も我慢して、強くなるべき」という考え方の異常さが分かる。全責任は犯罪者にある。被害者は守られるべき存在だ。犯罪を容認してはダメ。
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いじめ相談のDMでは「これはいじめでしょうか?どうやって学校に伝えたらいいですか?この学校の対応は普通でしょうか?」と同じ悩みを抱える保護者が多い。そこでいじめの悩みを相談、共有、解決するためのコミュニティを作ります。試行錯誤中ですが、お気軽にご参加ください
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「叱れない人」と「叱らない人」は違う。「叱れない人」の学級はワガママが広がり崩壊する。若手教師はまず正しい叱り方を覚えるべき。「叱らない人」は、実は叱るプロ。経験から叱るべき場面を先読みして、叱らないための仕組みを作って備えてる。事前に釘を刺してるから、叱らなくても崩壊しない。
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中1で担任した生徒から聞いた実話。小6でAに対するいじめがあったとき「担任の先生がクラスを注意したあと、みんなにAさんの嫌いなところを言わせてました。Aに直してほしいことを伝える会です。Aにも問題はあるからねって言ってて」と。当然いじめは解決せず、中学校でも続いていた。言葉を失う。
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小学校の学級会で
担任「Aさんに直してほしいことを話し合いましょう」
クラス「忘れ物が多い」「言ったことをすぐ忘れる」「勝手に会話に入ってくる」…
担任「Aさんは言われたことをちゃんと直そうね。直せたら、みんなはAさんと仲良くしてあげてね」
A「はい…」※Aはいじめ被害者
担任が終わってる
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牛を狭い牛舎の中で生活させると、ケンカが起こってボス牛が弱い牛をいじめるそうだ。広い牧草地ならのびのび生活できるに、狭い世界に閉じ込めるといじめが始まる。ストレスが衝突を生む。学校も狭いクラスで、同調圧力があって、みんな仲良しを強いられるのはストレスだ。いじめが起こりやすい環境。
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文科省が言っても、法律に書いても、結局は現場の校長や職員が活用しないと意味がない。そのために先手を打つのが重要。4月に校長から、別室登校や出席停止の基準を保護者に説明し、事前に合意を得ておく。すると加害側は反発しにくくなり、他の保護者は賛同してくれる。いじめが起こってからでは遅い
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いじめ被害者を守るには、加害者と接触させないのが確実。今は弱い立場の被害者が教室から去り、ワガママな加害者が残る。逆だ。被害者の負担が大きいし、加害者は新たな被害者を生む。だから法律で「教師や教育委員会は被害者を守るために別室指導や出席停止を使え」と言っている。頼むから使ってくれ
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ある日教頭が
「先生のクラスのAさん、眉毛が細くなりましたね」
私「先週からです」
「どうしましょうか」
私「どうするとは?」
「指導した方がいいですよね」
私「校則にないですよ」
「でも中学生としてどう思いますか?」
私「別になにも…」
「うーん」
逆に求める中学生像がただの偏見だと思う