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上司から「それくらい調べなよ」「まずは自分で考えて」「前にも言ったよね」と言われたら、部下は相談に行けなくなる。同じことでも人望ある上司は「こうやって調べると分かるよ」「あなたの考えも聞かせて」「大事だからメモしといて」と伝え方に思いやりがある。ほんと働きやすさは上司で激変する。
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海外ではいじめの厳罰化や加害者親にも罰則がある。日本では「被害者の吊し上げ」など、間違ったいじめ指導が続いている。いじめ加害者の別室や出席停止など、被害者を守る指導が当たり前になってほしい。他にもブラックな学校のモヤモヤと、その解決策をまとめました↓↓
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何度も言うが、いじめが起こる前、4月に先手を打つことが重要です。春の保護者会で、学校のいじめ対応をマニュアル化し、保護者へ事前に周知する。別室登校や出席停止の基準を先に説明して、合意を作っておくこと。加害者親は処分に反発しにくくなり、他の保護者は賛同してくれる。動き出すのは今。
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一昨年度、いじめを理由に出席停止処分となった児童生徒は1人。いじめが理由で不登校になった児童生徒は516人。学級に残すべき人間が逆だ。優先して守られるべきは被害者の学習する権利。いじめっ子を残せば、他の子は大人に頼っても無駄だと悟る。おびえて生活することになる。選択を間違えるな。
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いじめ被害者の安全確保には、加害者の別室登校がおすすめ
・学校に登校可能
・教室に行くのは不可
・別名「クールダウン部屋」で一人過ごす
・他の生徒と接触不可
・個別課題で学習保証
・スクールカウンセラーと面談
・期間は1日〜2日
出席停止よりハードルが低い。いじめは即別室を当たり前にする
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ケンカの仲裁なら、謝罪の会、仲直りの会を開いて、お互いの気持ちを話し合って、もとの関係に戻ることは十分考えられる。同じ感覚でいじめ指導をするからダメ。当事者の関係性が全く違う。元々仲良くもない2人で、しかも被害者は攻撃されているのに、許すとか仲直りするとか発想が出てこないです。
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「みんなが仲良しクラス」を目指す担任が心配なのは、いじめの被害者と加害者も仲直りさせること。お互い話せば分かり合えると思っていて、謝罪の会、仲直りの会などが設定される。望んでいない被害者はただの地獄だし、高確率でいじめが悪化する。いじめっ子が改心して仲良くなるのはドラマの話です。
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大人は「一人で趣味を楽しんでいる子」を見ると「たまには友達と遊んでほしい」と心配するけど、大丈夫。大人になれば「一人で没頭できる趣味がある」ことはストレス発散になるし、同じ趣味を持つ人と深い交流ができるし、人生の生きがいになるし、趣味がない人と比べてQOLが爆上がりだから勝ち組。
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休み時間に一人で本を読んでいる子が、好きで一人でいるのか、寂しいけど一人でいるのかを見分ける方法なんてない。よく教師が使う「見取り」は信用してはいけない。相手の考えは見ても理解できないから、よくコミュニケーションをとって「聞き取る」。相手の考え方を知ることが、適切な支援の第一歩。
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「みんな一緒」を教師が強く訴えるほど、「周りに合わせるのが苦手な子」が教室から排除される。「みんなに合わせられない変わった子」として浮いていく。行き過ぎた集団意識は危険だ。他にもブラックな教育現場のモヤモヤと、その解決策をまとめました。予約受付中です。
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教師が「一人ぼっちを作らない」と目標を作ると、「一人でいるのが悪いこと」という雰囲気がクラスに充満する危険がある。一人にならないようにグループが固定化したり、一人の子がいじめの対象になったりするので注意が必要。教師の「休み時間はみんなと遊ぼう」圧もしんどい。一人が好きな子もいる。
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昼休みに一人ぼっちな子が誰もいないクラスを作るよりも、一人でいるのが好きな子が、一人でいたいときに、教室で一人でいてもなんとも思わない、思われないクラスを作るほうがずっと大切で価値のあることだと思うんだけど、広まれ。
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授業と休み時間は分けて考える必要がある。授業中は「価値観の違う人の意見も尊重する」「たとえ苦手な人とグループになっても協力して活動ができる」といった力が必要。でも休み時間まで価値観の合わない人と関わる必要がない。「みんな仲良く」と無理に人間関係を押し付けるからトラブルが起こる。
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尊敬する先輩が「みんな仲良しクラスは目指さない。人間、合う合わないがあって当たり前。子どもだって知っている。全員と仲良くなれないし、無理して一緒にいるのは友だちではない。目指すべきは、誰も傷つけないクラス。適切な人との距離感を教える。これなら実現できる」 と言ってて共感しかない。
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①子どもは自分に都合のいいことしか親に言わない
②保護者は自分の子どもの言うことを信じたい
生徒指導後の保護者連絡が大事な理由はこれ。当たり前だけど、教師はこの2つを頭に入れて先手を打っておかないとトラブルが大きくなる。保護者にも①は分かってほしいところ。
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「校則がないと生徒指導が大変になる」と言われるが、校則で抑えられるレベルの子なんて可愛いもので、校則が無くても大丈夫です。本当に現場を悩ませているのは校則なんて関係なく好き勝手に暴れる子。校則では暴力も、器物破損も、いじめも裁けない。守らせるべきは法律。必要なのは警察、弁護士だ。
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いじめの加害者は子どもにとって「何をするか分からないチンピラ」みたいな存在で、声をかけるリスクが大きい。子どもは加害者が怖い。教師が「なんでいじめを止めないだ!」と怒っても、「何言ってるの?無理でしょ」と引いてしまう。頼れる大人として、情報収集に協力してもらえる信頼関係作りが大事
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いじめの傍観者に「いじめを見たら止めろ。助けろ」と言っても無理で、加害者と戦うのは大人の役割だ。嫌な役回りを子どもに押し付けてはいけない。傍観者とは「いじめを見たら報告してもらえる関係」を築く。報告者の安全を約束して、担任に情報を集めることで、いじめを見逃さない仕組みができる。