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体力テスト、シャトルランは地獄だし、人前で運動能力を比較されて、できない自分を突きつけられる。そして最後のアンケートで『運動は好きですか?体育は好きですか?』と質問して、結果が悪くて「運動嫌いを減らす取組が必要だ!」と体育科が焦っているけど、一番の原因は体力テストでは?と思った。
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監視カメラの設置は防犯対策としてかなり有効なのに、学校では「教育的に問題があるからできない」という発想になるからおかしい。犯罪行為まで教師で解決するのは無理で、結局は何もわからず被害者が我慢して耐えるだけ。せめて玄関には防犯カメラをつけてほしい。下駄箱のトラブルは本当に多い。
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「認識が甘かった」何度も聞く言葉。自分の子どもが「死にたい」と言っても、同じ認識でいじめに向き合うのか?必死なのはいつも被害者。被害者が動くしかないのが現実。
教諭に「死にたい」、救急搬送でも...いじめの「重大事態」認識せず 品川区の調査 2年遅れ:東京新聞
tokyo-np.co.jp/article/251127
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パワハラ、モラハラなど「叱る」ことをやめられない人は、「私はこんなに努力している。悪いのは変わらない相手だ」という思考になっている。自分が加害者だとは思っておらず、むしろ相手から困らされている被害者だとさえ感じている。だから何を言っても無駄。
という話を聞いて、それなと思った。
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正直に言って、教師の初任者の一ヶ月間に比べたら、 教師から未経験の職種に転職した一ヶ月間は天国だった。 違いは、
・新入社員として扱われる
・研修メイン
・OJTの先輩からアドバイスをもらえる
・定時に帰される
・土日が休み
教員不足、教師の離職率を下げるヒントです。
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ネグレクト被害の子を担任したときは、児童手当が子どものためでなく親の浪費に使われることが多々あった。給付型の子育て支援も大事だが、給食費無償化、教育費無償化など、直接子どもの教育費にお金を回してほしいと思う。徴収金のお知らせなど、子どもにお金の気を使わせるのも忍びなかった。
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だから加害者の別室登校は、簡単に繰り返し使える仕組みにすべき
・学校に登校可能
・教室に行くのは不可
・他の生徒と接触不可
・個別課題で学習保証
・スクールカウンセラーと面談
・期間は1、2日
出席停止よりハードルが低く、1人で過ごす時間が行動の振り返りにつながる。被害者の安全も守れる
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勘違いしている人が多いけど、いじめっ子の別室指導はいじめが悪化したときの最終手段ではない。「いじめが発覚→加害者を別室に隔離」といういじめの初期対応だ。加害者を別室に入れるところから指導が始まる。この毅然とした対応ができていないから、ダラダラいじめが続く。被害者が我慢するしかない
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小学生のとき
私「掃除終わりました」
教師「まだ3分余ってるぞ」
私「もうキレイです。終わりでいいですか?」
教師「本当か?やれることを探して、時間いっぱい掃除するんだよ!」 と怒られて以降、時間ピッタリで終わるようにダラダラ掃除してた。頑張ると損する制度は、ずっとおかしいと思ってる
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「この紙をグシャグシャにして」と言われたら、子どもは夢中になってグシャグシャにする。でも後で「紙を元通りにしてね」と言われても、元の綺麗な紙には二度と戻らない。一生懸命シワを伸ばしても消えないし、どんなに擦っても汚れは落ちない。それがいじめです。取り返しがつかない。世界共通の教え
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いじめっ子「今までいじめてごめん。(無視したり、死ねと言ったり、菌扱いしたり、靴隠したり、SNSで悪口広めたりしたけど)もうしないから許して」
いじめられっ子「……」
担任「謝ってくれたよ?許せる?」
なぜだ。謝罪して楽になるのは加害者だけ。許すかは被害者が決めること。許さなくてもいい
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「いじめた人は一瞬で忘れるかもしれないけど、いじめられている側は一生忘れない。僕は一生恨んでいます」というジャンポケ斉藤さんの言葉が、被害者の気持ちを代弁している。被害者は一生の傷を負っています。加害者の「ごめん」一言で許せるはずがない。周りの大人の毅然とした指導が必要です。
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世界の国々も日本と同様に、子どものいじめは大きな社会問題となっている。しかし日本との違いは、諸外国では「加害者側に問題がある」として加害者に転校やカウンセリングをすすめ、処分を下すこと。いじめは犯罪として、法律で裁かれることである。この考え方は、日本のいじめ指導でも基本にしたい。
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人間は誰でも合う合わないがある。子どもも同じ。初対面だけど「この人とは価値観が絶対に合わない、上手く付き合えない」と感じる相手はいて、全員と仲良くなる必要はない。無理して一緒にいるのは友達ではない。大切なのは相手の価値観を否定しない、傷つけない、衝突しない付き合い方を教えること。
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いじめっ子を出席停止にしたとき、正直学校の雰囲気がよくなった。あの子に気を使わなくていい、怯えなくていい、のびのび活動できる。安心感が伝わってくる。学校に残すべきは、いじめをしていない子どもたちです。
他にも学校の間違っているいじめ対応をまとめました↓
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さらに、加害者を別室に入れるときには、人との関わり方を指導するなど、適切な支援は欠かせない。学習も空いている職員で対応。保護者も呼んで面談します。大事なのは、いじめを止めること。加害者が同じことを繰り返さないで済むよう一緒に解決策を考えること。指導後の様子、変化も見守ります。
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教室から追い出すべき、別室に入れるべきは加害者です。過去に生徒がいじめで自殺した学校に務めたときは、いじめた生徒は反省するまで別室、繰り返す場合は出席停止にしていた。公立でも可能な処分。職員の被害者を守る覚悟が違った。後悔しても命は戻らない。初期指導が甘いといじめは悪化する。
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教師「つらいなら教室に行かなくてもいいよ。保健室や別室も用意するから言ってね」
生徒「え?私をいじめた子は、教室で楽しそうに勉強している。私は怖くて教室に入れないし、みんなと勉強できない。おかしい、なんで?」
教師「…」
理由なんて説明できない。いじめ対応の方向性が間違っている。
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ついに手元に書籍が届きました!すでに予約してくださった多くのみなさん、ありがとうございます!おかげさまでステキな本ができました。発売まであと少しお待ち下さい
いじめ、ブラック校則、ブラック部活など、理不尽な学校に苦しむ先生、子どもが減ってほしい。広まれ!
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