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昨夜の『報道1930』は医療に届かない支援。医師からは「設備投資に対して支援といったモノへの補助金では日々の赤字は埋まらない」と。赤字が出た分をそのまま補填する、あるいはプッシュ型で先に渡して後精算にする方法もある。GoTo延長に予備費が使われるが、まずは医療にこそお金を届けてほしい。
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ところで感染経路は思い当たらず。会食もしていないし、携帯用のアルコールを持ち歩き、何かに触れるたびに消毒するほど気をつけていたのになあ。先週がハードで疲れから免疫力も弱まっていたのかと思ったりしますが、何より今や、ウィルスはどこにでもいるのでしょう。皆さんもお気をつけくださいね。
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昨夜の『報道1930』はかつて自民の総理候補でありながら立憲に加わった中村喜四郎議員。今の自民党政治への怒りから野党結集に動く思いを語ったが、印象深かったのは選挙無敗の理由。風向きで去って行く企業団体の支援は拒否し、有権者ととことん触れ合う。その凄みが野党議員に伝授されるだろうか。
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きょうから金曜まで『報道1930』はお休みです。うち3日は野球中継で休止なので、それならばあと2日も含めて夏休みをいただき、英気を養うことに。楽しみにしていただいていた方がいたらごめんなさい。読みたい本も山ほど、立ち止まって考えたいこともあります。来週からまた観ていただければ幸いです。
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昨夜の『報道1930』、報告では新型コロナ感染者のほぼ半分に後遺症が残り、中には20代で寝たきり状態になる女性もいる。医師の言葉を借りれば、若者も残された人生が「破壊される」可能性があるのだ。菅総理が繰り返す「ワクチンで高齢者の感染率減少」が醸し出す楽観論、感染拡大容認の空気は危険だ。
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昨夜の『報道1930』はコロナ禍のGoTo。医療が逼迫する北海道医師会は一時中断を求め、与党側はGoToが感染拡大につながった証拠がないと平行線。心配なのは政府周りの専門家の中から、政府の意向に配慮する空気が伝わってくること。専門家は命を守る最後の砦、下請けにならず自由闊達に発言してほしい。
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昨夜の『報道1930』は消費減税の是非。議論しながら痛感したのは、ストイックなまでに赤字国債を禁じていたドイツは、コロナでその封印を解く。日本はアベノミクスで平時なのに大盤振る舞いして株主など「持つ者」を潤おし、いざ有事には国民を救うのを躊躇する。規律ある平時の政治が、いかに大事か。
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五百旗頭真さん披露のエピソード。英国のサッチャー首相が、過激な風刺で彼女を批判した番組への感想を聞かれ「私も楽しんでいます」。一方で宮本亞門さんは新著で、ミュージカルで政治を揶揄したら、プロデューサーが「今後は検閲する」と。私たちは戦前の苦い過去をもう一度噛みしめたほうがいい。
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昨夜の『報道1930』、英国イングランドのコロナ規制解除、すでに1日4万人の感染者が解除でどこまで増えるか。世界の専門家たちは「危険な実験」と警告。ただ英の有力紙は五輪開催を「一か八か」というタイトルで伝えているのを見ると、彼らからしたらコロナ禍での五輪こそ無謀な実験なのだろう。
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36年前のきょう、社会部の新人記者だった私は、日航ジャンボ機の機影がレーダーから消えたという一報で社を飛び出し、そのまま1ヶ月間、東京に帰ることはなかった。その後も続けた取材、自分はこの仕事に向いてないと思い知らされた痛恨の失敗と貴重な出会い。今も私にとって記者としての原点だ。
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サンデーモーニングでも触れたが、北九州市は早くから無症状者に検査を広げたことで、今回の感染拡大を免れていると北橋市長は語る。さらにソフトバンクと組み介護職員などに安く社会的検査を始める。キーワードは無症状者とPCR検査の価格破壊。北九州モデルが成功すれば全国にも影響を与えるだろう。
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昨夜の『報道1930』はインド。西ベンガル州のデータだが、インド変異株があのイギリス型を押しのけて置き換わっている。現地の医師も「ワクチンを1回打った人も次々と感染している」と語る。日本の水際の14日間「自主」待機は守らない人が続出、「14日間待機」の徹底なくして変異株の侵入は防げない。
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最近、周りで4回目のワクチンを打ったばかりで感染という知人が増えているけれど、考えてみれば、ぼくも4回目のワクチンを打って3週間、抗体もマックスに近いほど出来ていたはずなのでは、と思ってしまう。免疫逃避のオミクロン恐るべし。せめて重症化予防にはなると信じるしかないな、いや信じよう。
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隔離部屋にいるぼくにメールで届いた写真。ソラはなぜぼくが散歩に連れて行ってくれないんだろう、何か異変が起きていると感じているのだろう。犬はものすごく空気を読むから、ちょっとした変化を敏感に感じとる。ごめん、隔離期間が終わったら長い散歩に行くからね。しばらく待っててね。#保護犬
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昨夜の『報道1930』は政治。今月半ばに解散「総裁選先送り」が駆け巡ったが、菅総理は否定、だが安倍前総理や小泉氏が止めた結果だという。もし総裁選逃れのように強引に解散したら党内、世論がどう反応するか、それすら見えなくなっているとしたら、一国を率いるリーダーとして危ういのではないか。
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きっかけは念のため毎週やっているPCR検査。翌日「陽性」とわかり、都の窓口に相談したら、病院での確定検査が必要だという。感染者送迎タクシーはどこも一杯、解熱剤で熱を下げて歩いた。ところが発熱外来では陽性が出た検査を確定にし再検査は必要ないと。自治体も最初からそうすればいいのになあ。
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昨夜の『報道1930』はコロナ治療薬。レムデシベルは1回分の投与で24万円、一方のイベルメクチンは3000円ほどだと言う。米の医師は「安い薬は儲からないと製薬会社が投資を渋り、治験が進まない」と嘆く。命よりも儲けが薬の現実か。予防効果もある日本発のイベルメクチンを求める声にどう答えるのか。
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「報道1930」がきのうで放送開始1000回を迎えました。観ていただいた皆さんのおかげです。これからも1本1本心を込めて作っていきますので、ぜひまた観てください。毎日放送を出す大変さを「千本ノック、でもがんばろう」とスタッフによく言っていたら、きのう放送終了後、こんなくす玉が。#保護犬
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短いニュースの伝え方は難しい。先日、大谷選手がMVPを逃した昼ニュースを見ていたら、最後までMVPに選ばれたジャッジ選手の名前すら出なかった。尺がなくて落したのかもしれないけど、あまりの敬意のなさというか、国籍に関係なくきちんとジャッジ選手を讃える、それが礼儀ではないかな。
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昨夜の『報道1930』、新橋の焼き鳥店主は「五輪のために制限されてきたのが悔しいが、今は五輪のことを考える余裕もない」。西村大臣の金融機関から働きかけ発言などに静かに怒りを示しながらも、「要請を守っているから安心して来られるという常連さんの言葉で、今回も守りながらやろうと決めた」と。
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昨夜の『報道1930』、五輪ファミリーや海外メディアなど、選手以外はきちんと検査を受けているのか。組織委の内部マニュアルでは、受けない人の「全員」ではなく「抽出」して受けるよう警告すると。内閣官房は実際の運用には使わないと釈明、それならなぜ野党ヒアリングで隠す必要があったのだろう。
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昨夜の『報道1930』は企業支援。コロナで2億円の借金、しかも毎月3千万円赤字の日本城タクシー・坂本社長。追い打ちをかけるように社会保険料の猶予が終わり毎月1千万円を納付&延滞利子も。さらに融資の返済も求められ資金が底をつくと。もしそうならあまりに容赦ない。再猶予の措置はできないのか.
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総理会見のやり方を変えないと、国民の聞きたいことは何ひとつ聞けないまま、ただの演説会になってしまう。少なくとも問いに答えない時はさらに問えるようにしないと、あるいは答えを遮ってでも記者は聞きたいことを聞かないと、喋りたいことだけに終始してしまう。まずは記者が戦わないと。