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昨夜の『報道1930』は、新大統領認定の日にトランプ氏が呼びかける「ワイルドなデモ」。まさか議会占拠になるとは。トランプ支持者の多くは選挙の不正を本気で信じている。彼らの票欲しさにトランプ氏に逆らえなかった多くの共和党議員が今後どう振る舞うのかが、民主主義を守れるかの大きな鍵となる。
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昨夜の『報道1930』、米国はこの1ヶ月だけでワクチン接収1億回。57万人の死者を忘れてはいけないが、ワクチン製造、接種では有事での米の底力を感じる。接種が進み、副反応から接種をためらう33%にどう打ってもらうかの段階に。ドーナツやマリファナをあげるから接種して、という作戦には驚く。
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昨夜の『報道1930』、あれだけの幅の立花隆氏をどう描くのか難しかった。宇宙から地球を見たら人間はどう変わる、脳死をめぐっては人の死とは、サル学の出発点は人間は何者か。どの仕事にも通底するのは「ヒトはどこから来て、どこに行くのか」。今の時代、根源的な問をこそ忘れてしまってはいまいか。
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昨夜の『報道1930』、緊急事態宣言延長で酒禁止の要請も続くが、それではつぶれてしまうと、酒提供を再開する飲食店が相次いでいる。老舗の酒卸会社の社長は、このままではモラルハザードが起きる、酒=悪が間違っていると怒りの中継。山梨は変異株で飲食店の感染対策をさらに強化して酒も出している。
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昨日の「サンデーモーニング」でも話したが、辺野古移設をめぐる鳩山政権の「最低でも県外」で政権を失った出来事は、その後のアメリカと向き合いに影響を与えたと感じる。つまり火傷しそうなものには触らない。移設問題も日米地位協定も核兵器禁止条約も、米を刺激しそうなものには決して触らない。
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NY州のクオモ知事、111日連続の毎日の会見を終了。いつの間にかぼくたちは政治家に期待しなくなっているけれど、あくまで事実に基づき、多様性を重んじながら自分の言葉で本気で語りかける彼を見るたび、その考えを改める。コロナははっきりと教えてくれた。一票を投じることは命を託すことだと。 twitter.com/NYGovCuomo/sta…
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地震学者の島崎邦彦さんの言葉を忘れない。島崎さんは地震本部で福島などへの大津波の可能性を再三、警告したが、報告書には「地震の予測は十分信頼できない」と読める一文が、なぜか加えられていた。島崎さんは若手学者は行政に入るなと言う。「世間知らずの研究者を丸め込むのは官僚にとって簡単だ」
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ただプロンプターを使わなかった安倍総理の最後の会見は、これまでで最も心情が伝わってきた。きちんと答えたかは別にして、質問にも自分の言葉で答えようとしていた。最初からこうしていればと強く思う。振り付ける周りの問題もあったのだろう。こうして8年を振り返ると様々なことが残念でならない。
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まさかの78歳😱 twitter.com/MickJagger/sta…
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昨夜の『報道1930』、日本の2030年再エネ割合目標は、英独が去年達成の数値、いかに遅れているか。既得権益の呪縛の中、環境だけでなく成長産業の競争力も失っている。だが浜松市は再エネ63%、市長はリーダーシップが全てだと語る。来週は英国でCOP26、情けないが外圧を利用して変わるしかないのか。
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3・11の原発事故を取材した経験を忘れない。原子力の専門家たちが、原発の「経済性」まで考えるようになり、原子力村に取り込まれていった。結果、大津波が来る危険性が指摘されながら対策が遅れた。事故でどれだけの人が故郷を失ったか。専門家が意見を純粋に述べる環境の大切さを痛感した。
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有識者会議というのは政府が求める結論を出してくれるメンバーを選ぶもの。そこが出す結論、直近でいえば「反撃能力は不可欠」をそのまま報じるとほとんど政府広報となってしまう。だが短い昼ニュースなどでは解説を加える時間もない。リポートにして記者の見方を加えるなど伝え方の工夫が必要だろう。
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昨夜の『報道1930』はミャンマー。2ヶ月にわたる抵抗は国軍も誤算、しかし自らの正義を疑わない彼らは今後も市民に銃を向け、この10年で民主主義を知った若者の無抵抗運動も続く、長期戦の様相。静観する中国、これを機にさらに接近するロシア。市民の命を救うため国際社会、日本に何ができるのか。
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「人は学ぶことで真の自由を得られる。そして人は自由でなければ学べない」
亡くなったピーター・フォンダの言葉、まさにその通りだと思う。
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昨夜の『報道1930』、出演した自衛隊制服組の前トップ・河野克俊氏は、危機管理でやってはいけないことは3つ、①目標の不明確さ ②戦力の逐次投入 ③根拠なき楽観主義だと語った。河野氏は戦後、日本は平時の体制はつくったが、想定しない有事に備える訓練を怠ってしまったと。
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補正予算は緊急時のためのもの、しかしその7割は本予算で入れるべきものを潜り込ませ29兆円まで膨らんだと専門家は指摘。社会保障などに取り組む前に財政は危機的状況。ひどい税金の使われ方は、この国の最も深刻な病だと思う。おとといの「報道1930」がアップされました。youtube.com/watch?v=4PkIVE…
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政権維持のため、安倍総理の側近である官邸官僚たちが「ミニ霞ヶ関」を作り政策を主導した。一部の人間で決めてきたことの限界がコロナで可視化、広く英知を結集する政治をやっていれば対応は変わっていただろう。政治主導と盛んに言うが、結局は別の官僚主導が生まれただけだったのではないか。
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昨夜の『報道1930』、ゼロコロナ政策のシンガポールがコロナとの共生に戦略転換。ワクチン接種率84%だが、高齢者の接種率が低いことなどから死者、感染者が過去最多、医療崩壊の危機に陥る。しかし共生を続けるため早くも3回目の接種、さらに全世帯への無料検査を進める。日本が学ぶべき教訓は何か。
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最近よく眠る。ふと思い出すと、第一波の頃も平日はバタンキュー、さらに休日には昼間もつい寝てしまっていた。仕事の忙しさより、感染の拡大で知らず知らず心身共にダメージを受けているのかもしれない。ぼくですらこうなのだ、医療従事者の緊張はすさまじいはず。しっかり睡眠を取れているだろうか。
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政権維持のためのもうひとつの仕掛けは25%政治だ。つまり有権者の半分が投票に行き、その過半数をとれば小選挙区制では勝てる。その結果、保守層や株などを持つ富裕層への政策やアピールを重視した。「こんな人たちには負けるわけにはいかない」に象徴される分断の修復も今後の大事な課題だろう。