芦辺 拓(@ashibetaku)さんの人気ツイート(いいね順)

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全面的に賛成なんですが、時代小説編集者の今風イラストへの拒否反応はものすごいです。彼らは高齢読者に嫌われることを極度に恐れていて、でも何が何でも説得してゆくつもりです。あと書店での時代小説文庫の隔離ぶりを見ると、ここにキャラ絵表紙を置いても、若者の目に留まりにくい心配があります twitter.com/chikuzen_1982/…
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「知識がない方が個性が生まれる」説で思い出すのは、ミステリという狭いジャンルですらも「トリックは尽きた。これからは人間を描く時代」とか「殺人のないミステリというのはどうだ!」と“大発見”を語る人をくり返し見るはめになったこと。あなた知らないでしょうけど、それもう何十何度目かですから
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ジャンルの成立→読者の集結→商業的採算の確立→求められる内容の固定化→読者の保守化→新奇な内容の排除→フレッシュな才能の参入困難に→読者の高齢化→ジャンルの衰亡、となってゆくという毎度毎度のお話になってゆくわけです。
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もし日本アニメやその他が従うべき「世界標準」があるとしたら物語構造だ。前にも書いたが、香港製の武俠映画を見たとき困ったのは、誰が主役で誰が敵役、主人公の目的は何で、何と戦っているのかすら中国人ならざる僕らは置いてけぼりなことだった。ハリウッド映画が世界を制覇した理由が、わかった。
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これは「校閲のさかしら」の容疑濃厚ですね。僕は文章の中の不自然な文字使いが手がかりとなる個所で、「正しい」表記に直されて台無しにされたことがあります。こういうときの校閲は鉛筆でチェックを入れるのではなく、議論を避けるためこっそり直します。教育系出版の流れをくむ社は特に要注意です。 twitter.com/kawai_shichite…
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僕らの親世代や先輩作家は「小説ばっかり読んで!」と、そんなの読書に入らないと叱られた。では、何を勧められたかというと、ここに挙げられたような「修養書」です。どれ一冊として後に残らず、思い出されることもなかった。これらもそうなるでしょう。ほんとに懲りない人たちというのはいるものです twitter.com/yamachan_5LC/s…
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この引用の最も悪質なのは、戦争体験を語る藤子・F・不二雄先生の作品を改変して「反権力」「軍事アレルギー」を嗤っている点。せめて下手でも真似でもいいから自分の手で描けよ。模写やトレスは悪くてコラはいいという考え方がさっぱり理解できないし、共感のしようもない。 twitter.com/d1_earth/statu…
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いや、だって一応は作家としてキャリアのある僕が、「ガンダムは見てない」と言っただけで、満座の中で罵倒され、笑いもんにされたんですぜ(あの三人の名は一生忘れない)。若いもんが必須教養とおびえるのも当然でしょうよ。 twitter.com/kasai_sinya/st…
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>RTs 「大人の鑑賞に耐えうる特撮作品」問題、「大人の鑑賞に堪える」は本当に凄まじい呪いで、日本の「推理小説」は非現実の一言で名探偵もトリックも館も捨てたし、創刊時のSFマガジンはスペースオペラを排除しプレSF時代を支えたアマチュアをパージし手塚漫画ですら掲載は大変だったという。
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あのですね……プッシュホンが始まった1969年には個人用電卓はなく、小松左京先生は万博以降安くなったものの、四則計算しかできない12桁のを『日本沈没』執筆時に13万円で買ったと回想しておられます。50年以上前の価格ですよ? これさえなかった時代の話ですから十分サービスとして成り立ったのです twitter.com/uorya_0hashi/s…
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「自分は若いころは革新政党や進歩的文化人、市民運動を支持してきたが、その愚かさに気づき保守になった」と語るが、そんな珍しくもなければ正しいとも言えない行動をことさら誇るためには、「当時の日本は共産主義まみれ。なのにそこから脱却した自分は偉い」と歴史修正する必要があったのではないか
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「書籍化やデビューのためには流行のテンプレに従え」という意見を目にするたび、ああ、あの写真を撮っておけばよかったと後悔します。赤川次郎先生エピゴーネンのユーモアミステリーと西村京太郎先生デッドコピーのトラベルミステリーがどこまでも並んでいた書店の書棚と、それらがきれいに消えた跡を
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辻真先先生が「若者の活字離れ」を断固否定し「若い世代を無視しつづけたのは活字の方じゃないか」(「朝日ソノラマの思い出」より)と喝破したのと同じ愚がくり返されているのだな→大人が知らない間に「若者のライトノベル離れ」が起きていた…! @gendai_biz gendai.ismedia.jp/articles/-/770… #現代ビジネス
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「セッ〇ス描写はダメならミステリーの殺人描写とかどうなるんだ!」とか叫ぶ人がいるが、答えは簡単。次はそれも取り締まり対象になります。そしてジャンル内部から「何も殺人を扱わなくてもミステリーって書けるよね?」という声があがる。だから、「日常の謎」派は獅子身中の虫として、あらかじめry
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だから昔のようにバンバン世相批評とか入れていけばいい。そのうちそれが常識になります。 そもそもは「社会問題をマジメに考えるのはダサい、不正に目をつぶり、利権に群がれるオレかっこいい」という時代が続いたせいで、やはり80年代文化はクソ。
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#好きな国産女性ヒーロー作品 何べんでも言うぞ。西條八十『あらしの白ばと』こそ至高の少女冒険活劇だ。各方面の尽力でテキストはそろった。入力データもある。あと少し(?)で商業出版にもこぎつけたんだ。とにかくこんな面白い小説はない。乱射乱撃、戦車に飛行機、殺人に拷問、そして百合も!
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この人は筆の滑りのたぐいで、そんなに深刻な誤解ではないと思うけど、インテリの日本スゲーはもっとタチが悪く「〇〇時代の日本にはヨーロッパにはまだないXXがあった!」というのをやらかすが、「中国は?」と訊いたら瞬時に崩壊する。本気で「世界には日本と欧米しか存在しない」と思ってるらしい twitter.com/Count_Down_000…
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もうだいぶ前かららしいが「さいとう・たかを劇画文化財団」さんのページで『さいとう・たかをの劇画専科 初等科コース』が全文公開されていた。初等科と言いつつ初心者が見たら絶望必至の内容だが、凄まじい方法論の集大成である。みんな、読もう!saito-pro.co.jp/gekigafound_sp…
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ソウルの事件から明石歩道橋事故を思い出す人がやはり多いし、「金髪(茶髪)の若者が暴れた」という証言が実は嘘だったのが酷かった。しかもその理由が「髪を染めた若者のせいにすれば信じると思った」であり、そのことが処罰の対象にならなかったのがショックだった。嘘がが罪でない国だと思い知った
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「目から鱗が落ちる」は聖書の言葉なので時代小説に使ってはならないという指摘が流れてきたが、僕も先人に学んで物語世界にふさわしい言葉選びをしたいと思います。画像は野村胡堂『身代り紋三』より。
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かつて日本映画が得意とし、でも「暴力とセックス」と引き換えに放棄した「移ろう歴史の片隅、愛おしい人々の小さな物語」。それが健在なことに「漫画」というものの健全さを感じる。 続く道 花の跡 - ななせ悠 | 少年ジャンプ+ shonenjumpplus.com/episode/485600…
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これ、白人は「美しく描かれたキャラクターことに主人公を、自動的に自分たち白色人種を描いたものだと決めつける」というだけのことでは。とにかくこの図はいまだに流通しているので、描いた奴を詰めないとな。 twitter.com/tigersharkNY/s…
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作家だろうと何だろうと、体制擁護するのが当たり前の時代なのかもしれないけど、ローランド・ヒル卿や前島密が苦労してつくりあげたシステムが「もともとおかしかった」と言われちゃ、彼らも立つ瀬がないでしょう。というか「現状を受け入れ、強者に従え」と作品の中でも訴えるつもりなのか。
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昔、架空戦記の編集に幾つか提案したことがあるが、 ①架空戦記を時間SFとして書くのは→ダメ ②大日本帝国をヴィランとして描いては→ダメ ③第二次大戦・幕末戦国・三国志など以外の題材を→ダメ 売れ筋ジャンルの常だが、岩盤支持層の嫌うものはダメだと新しいものを拒否し続け、ある日崩壊する twitter.com/naka773/status…
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日本の政治家が流布したらしい「イギリスの教科書ではアヘン戦争は教えない」という大嘘があるが、それどころか歴史の選択授業では奴隷貿易について生徒が嘔吐したり泣き出したりするような凄惨な実態が教えられるという。してみるとイギリスも自虐史観の国ということになってしまいますが、どうですか twitter.com/jubilee8367/st…