芦辺 拓(@ashibetaku)さんの人気ツイート(古い順)

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大林宣彦監督追悼。そのデビューがいかに華やかなものだったかを示す「HOUSE ハウス」のコミカライズ二種。三浦みつる先生とわたなべまさこ先生の扉、そして両先生による同一シーン。
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「下町ロケット」の再放送を見た細君が、「ほんの少し昔の作品なのに、数字の改竄を許さないのは技術者の誇りとか不正は司直の手に委ねられるとかのドラマの前提が崩れ去ってしまったねぇ」と嘆息。なるほど「自分が不審な死をとげたら告発状が新聞社に行くぞ」という脅しも、今は役に立ちそうにない。
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キンドルで0円販売中の『手塚治虫のマンガの描き方』、カッパ版が出てすぐ買いましたよ。そして漫画というのはどんなに自由に描いてもよく、手をのばしてモノを取るときはビローンと腕を長くすればいいというのに勇気づけられたのに、ほかの本見たら人体デッサンがどうとか書いてあってガッカリですよ
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昨夜ちょっと紹介した『手塚治虫のマンガの描き方』は、正直この2図を見せるだけで僕が小説の創作講座やる意味がないじゃんというぐらい委曲を尽くしている。一枚目の「悪い例」にドキッとする人も多いのでは。二枚目、エンディングを「出口」にたとえているのが面白い。amazon.co.jp/dp/B01BEU7BQA/…
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「小説や漫画の創作は学校で教えられるか」という論議があって、毎度否定派が勝つんだけど、何せ日本では音楽や美術の学校はあっても演劇アカデミー一つない。こういう「××は学校で教わるものではない」という考えに固執してると「教えられるトコトンまでは学校で教えるよ」という国に引き離されるだけ
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これは良いまとめ。不滅のエンタメって本当にヒョコッと誕生するのだなと。ひたすら面白いことの尊さ、「いい奴ら」の活躍を見る楽しさ。後の創り手への影響はたぶん絶大→金曜ロードショーで『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を初めて観た人の感想 - Togetter togetter.com/li/1541691 @togetter_jp
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どうも気に食わないもののたとえに「小説なら『一万人の軍勢がズラリと居並んでいた』と書けばいいが、漫画はそれだけの人数を描かねばならないし映画はもっと大変だ」というのがある。まるで手抜きと言わんばかり。そもそも「一万人の軍勢がズラリと居並んでいた」で描写をすませる作家なんかいるかい
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「井の中の蛙大海を知らず、されど空の青さを知る」という格言?の後半はそもそも捏造だし、これぐらい日本の凋落を感じさせる言葉はないのでたまらなく嫌なのだが、検索してみたら「深い」だの「感動した」「付け加えた人えらい」というのばかり出てきたので、何かどうでもよくなりました>RT
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もし日本アニメやその他が従うべき「世界標準」があるとしたら物語構造だ。前にも書いたが、香港製の武俠映画を見たとき困ったのは、誰が主役で誰が敵役、主人公の目的は何で、何と戦っているのかすら中国人ならざる僕らは置いてけぼりなことだった。ハリウッド映画が世界を制覇した理由が、わかった。
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同人誌印刷所がなくなるのはどういうことかというと、あなたやあなたの大事な人の文章を本にしたいと思ったとき、街の印刷屋で「うちゃあチラシや名刺みたいな率のいい仕事以外はしたかないんだがねぇ」と小馬鹿にされ500部以下では受けてくれず、誤植だらけの仮綴じ本に300万は取られるということです
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紙はツルッツルかザラザラの安物で、フォントも選べなきゃ校正一つにも嫌な顔をする。あんまり造本がお粗末なんでハードカバーにはできませんかと訊くと、「できますよ、3000円」という。安いと思ったら一冊製本するごとにそんだけかかる。こういう中から先駆者たちは同人印刷所を育ててきたんですよ。
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「民間人特に子供が米軍機の機銃掃射で狙われる」という、僕らが一番よく聞かされた戦争体験まで否定され始めたとは。「戦争のときも何も変わらなかったし食べ物にも困らなかった」という「田舎のおばあちゃん」の体験を国民全体に一般化しようとしたツイートに驚いてる場合じゃなくなったな。
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「異世界ファンタジーで日本語特有の表現が出てくるのはおかしい問題」、僕らもつい文句というよりツッコミを入れたくなるが、小説は痩せ細らせるようなことはやめた方がいいと、「事実」を振りかざしたマウンティングに悩まされてきたミステリ者としては思う。ほんとにすぐわいて出るんですよ。
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「万事休す」と美少女キャラが口走り、昔の子供は漫画やアニメでこういう慣用句を学んだものだなあと感慨に耽るのは岡野剛先生の「マジンガーZ対けっこう仮面」ですが、もともとの画像の引用元がうまく見つかりませんでした、画像を使わせていただきありがとうございました。なお、フルサイズはこちら
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ライトノベルと純文学だか一般文芸だかの比較論が持ち上がっていたようだが、中高生の学校への行き帰りの気鬱を払う以上の意義は読書になく、その役目さえ果たせれば高尚だろうが低俗だろうが優れた文学なんである。
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>RTs 「大人の鑑賞に耐えうる特撮作品」問題、「大人の鑑賞に堪える」は本当に凄まじい呪いで、日本の「推理小説」は非現実の一言で名探偵もトリックも館も捨てたし、創刊時のSFマガジンはスペースオペラを排除しプレSF時代を支えたアマチュアをパージし手塚漫画ですら掲載は大変だったという。
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「キャラが面白い」という理由で問題のある人物や集団をもてはやした結果、オウム真理教事件で何が起きたかについて、テレビは何も学ばなかったと見える。そもそも、そんなに面白いのか。維新が、大阪府知事が、市長が。
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#日本沈没 これを見て「日本を誹謗中傷する映画」と言ったりストーリーそっちのけで周辺アジア諸国への憎しみを語る人が後を絶たないというのが、ここ半世紀弱の「日本沈没」そのものだよなあ。
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山本弘さんの件ですが、東京創元社の編集氏に自宅・仕事場の所在を伝え、それをもとに在阪の知人の方が警察に連絡するとともに駆けつけてくださって、ご無事が確認できた模様です。本当によかったです。
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もう僕が生まれ育ち、親たちから話を聞き、小説やドラマで知った「大阪」と、維新と吉本に支配された「大阪」とは、単に時間的に隔たっているばかりではなく、人間的にも空間的にも全く別個の存在と考えた方が気が楽かもしれない。僕はそうします。
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これは断言しておきますが、新政権発足後の三日後、いや翌日には「安倍政権の方がましだった」という記事が出ます。評価の変化はあれ、当時はあれほど断罪された田中角栄退陣のすぐあと「三木内閣より田中内閣の方がましだった!」という週刊大衆の吊り広告を見て唖然とした高校生として証言します。
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「作家が書きたいものと書けるものは違う。前者は既存作のエピゴーネンに過ぎない」なるお言葉が流れてきて、まことにごもっともながら、これもまた創作の手を竦ませる呪いになりかねないので言っときますと、憧れの作品を再現しようとしても絶対そうはなりません。どう転んでもあなたの作品になります
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鬼滅の刃は僕もよく知らないのだが、主人公の妹がくわえてる竹を「巻物」と誤解した人が多いと聞いて逆にホッとした。つまり妖術使いが巻物くわえてドロンドロン、が継承されてるということでしょ? 今、日本人の中から「言葉」と「物語」が凄い勢いで消えて行っているが、何とか踏みとどまってほしい
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「夫婦別姓にすると、お父さんとお母さんの名字が違うので子供が学校でいじめられる」「同性婚でもともと子供がいたり養子を迎えると、その子供が学校でいじめられる」、あと「学校は社会の理不尽さを学ぶところだから掛け算の順番はあることにしておけ」とか日本人にとって学校っていったい何なんだろ
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すでにいろんな方が指摘されてますが、カリオストロの城のルーツはこの映画「大盗賊」でしょうな。好色宰相と姫君、戦いに備え大食するヒーロー&色っぽい女相棒、空からの城への侵入、そしてこの結婚式。