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まずメディアが権力を批判しなくなったことに気づきましたが、自分には関係ないだろうと気にもかけませんでした。教育が変わり始めたときも大丈夫だろうと楽観的でした。市民が現状を批判しただけで袋叩きにあうようになってもそんなものかと気に留めませんでした(続)。
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アメリカの大学ではクリティカル・シンキング(批判的考察)を徹底的に教える。物事を考える際、まず自分の立場を思考から外す。様々な事実を客観的に吟味。その上で論理的な結論を導く。批判の目的は勝ち負けでも論破でもなく、議論を通し新しい解決法を生むこと。多くの子供達にぜひ学んでもらいたい。
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社会は理不尽なものだから。学校は理不尽さに慣れる練習をするところだよ。繰り返しそう言われると「理不尽さ」というのは理由もなく存在し、受け入れる以外にないというふうに聞こえてしまうかもしれません。しかし違うんですね。理不尽さの中身は搾取であり、ハラスメントであり、虐待でもある。(続)
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繰り返すが、富裕層優遇政治に飽き飽きした若者が自ら選挙に立候補したいと思い立ち調べたら、立候補するだけで世界最高レベルに高いお金がかかると知った時一体何を想うだろうか…。
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こちらの学校で、過去に起きた残酷な人種差別の歴史などのマジョリティにとって「不都合な過去」を子供達に教えるなという動きが保守と呼ばれる層を中心に活発になっています。その理由の一つがなんと醜い過去を伝えれば子供達が国を”嫌いになる”からというものなんです(続)。
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こんな未来は絶対に来ないと私達はいま言い切れるだろうか…。
デモを取り締まるロシア武装警察官らに、平和的抗議に参加する権利を国民に保証する憲法の条文を読んで聞かせる高校生。彼女はこのあと身柄を拘束された…。
2019年8月7日
bbc.com/news/world-eur…
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気づかない国民がいるからといって国民を馬鹿にした政治を続けていい理由なんかにはならない。
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学生の頃は日本が素晴らしいと聞くたびに嬉しかった。尊敬されたのは経済だけでなく精神的なものもあった。ある日、黒塗りの文書をメディアで見て言葉を失った。文書の改ざん、廃棄、隠蔽のニュースが止まらなくなった。心の支えが崩れるようで辛かった。その時はまだ何が起こったのか分からなかった…
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祖父が亡くなる前、もうすぐ日本は政治家が来れば旗を振ってお迎えしないといけないようになるぞと怯えるように言った時、そんなわけがないやん、と子供ながらに思ったが、今の風潮を見ていればそうとも言い切れないのが分かる。戦争に行った祖父には私の知らない何かが見えていたのかもしれない…。
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国民から要請を受けて迷わず消費税を段階的に下げただったら分かるが、財界から要請を受けて法人税を段階的に下げ、代わりに消費税を上げさらに国民が物価上昇にあえいでも消費税を下げるつもりはなし宣言。ここまで優先順位をあからさまにしても選挙には勝てるというよほどの驕りがあるんだろうな…。
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市民の生活をおろそかにしてまで追求しなければいけない「国益」とは、一体だれのための利益なんでしょうか…
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あえて言うまでもないが、「亡くなるまで働かせる社会」というのは「亡くなるまで働きたい人は自由に働ける社会」というのとはニュアンスがまるで違うぞ。亡くなるまで働かざるを得ない社会。高齢になっても働かないという選択肢がなくなる状況のことを言うんだぞ。勿論富裕層を除いての話だけれども。
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子供達の身体の一部である髪を強制的に染めさせる身体的虐待を「頭髪指導」と言い換えて続行してもいいと考えてしまうその価値観、もう本当に終わらせないといけない…。
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本当に言うまでもありませんが、「ちょっとくらいの犠牲は仕方ないよ」というセリフは、実際に犠牲になり、もがき苦しむ側の人間の口からは滅多に上がりません……
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もともと男性社会だったアイスランドがジェンダーギャップ指数11年連続一位になり、世界初の女性大統領まで生んだきっかけを取り上げたこちらの記事をもう一度紹介したいと思います…
「国中の女性が一斉に、家事や育児、仕事を離れ、町へ繰り出した。」
google.com/amp/s/m.huffin…
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話題の「核共有」について触れたBBCの記事にとんでもないことがサラッと書かれている…。
「もし核戦争があったらこれらの非核兵器国がアメリカに代わって、自前の飛行機でターゲットにそれらの(核)兵器を”届ける”ことができる。
これがアベ氏が日本に提案していることなんです。」
BBC
3/26/2022
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たとえ、自由や権利が奪われたとしても、また取り戻せばいいじゃないかと思うかもしれません。しかし、奪われてからでは遅すぎるんですね。自由や権利を奪おうとする人間というのは、しばしば、自由や権利を返してくれと声をあげる自由さえも奪ってしまうでしょうから…
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ほんとうに、「恫喝」や「強迫」というのは、リーダーシップではなく、リーダーシップの圧倒的欠如の現れ、なんですね…
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嘘だろうとつい見入ってしまう。まさかこんな未来になるとは思いもしなかった人が国内外に大勢いるはず。まるで時間が止まったまま。非常に困惑してしまう…。
「かながわ女性の活躍応援団」が批判浴びながらまだ“全員男性”で運営続ける真意」
女性自身
jisin.jp/domestic/20922…
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今日ご飯を食べられるかもわからない市民よりも、富裕層にお金を渡してしまう政治のあり方に怒っているんですね。要するに、人の命が当たり前のように軽視されていることに怒っているんですね(続)。
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性的暴行を受けた被害者はそれを証明する大きな責任を負わされる。日本への旅行者に向けた英国政府の警告だ。信じてもらうために徹底して証拠を集めなければならない。しかしこれは本当に被害者の仕事だろうか。これまで一体何人の女性が一生消えない人権の侵害をなかったことにされてきたのだろうか。
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いま教育に十分投資している国とそうでない国との差は次の数十年でまたはっきりと現れるでしょうね。教育への投資は社会全体の未来への投資です…
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自由はある日突然いっぺんに奪われてしまうこともあるが、ゆっくりと時間をかけて奪われる場合も当然ある。いっぺんに奪われないので非常に気づきにくい。まさかそんなことが、とつい思ってしまう。間隔をあけて少しずつ奪われ、最後に声をあげる自由そのものが奪われた瞬間、「それ」は完成する…。
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繰り返すようですが、誰かの人権が侵されていると分かっている時の沈黙は決して「中立」などではありません。それをよく考えた上で、人間として自分はどうするのかを自分の意思で考えなければいけません…
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祖父たちが人生の最後の最後まで、あれだけ恐怖と残酷な記憶に苦悩する原因となったあの戦争が終わってから百年もたたないうちに、また自国の市民を戦地に送り、他国の市民と殺し合いをさせることを決定したなんて、ほんとうにまだ信じられません……そんな「未来」がもうほんのすぐそこまで来ている…