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ニホンカワウソの絶滅は我々の豊かな生活のためのやむを得ない犠牲だ、なんて湿地帯破壊しまくっていたらイカナゴもアサリも採れなくなって豊かな生活を失っているわけですから、絶滅危惧種が絶滅しそうなのを放っておいてはだめです。豊かさAと豊かさBを両方追求する姿勢がこれからは大事なのです。
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こういう研究、試みはとても大事で超応援しているんですが、同時に、行政には、違法シラスウナギの撲滅(完璧な資源管理)&生息環境の再生に全力で取り組んで欲しい。完全養殖ウナギも天然ウナギも選んで食べられる、ニホンウナギは絶滅しなかったという未来を。。 twitter.com/KYT_4chNEWS/st…
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何の生き物もいない川だから人間様がコイとかニジマスとか放流して生き物あふれる状況にしましょう!とかいうのは環境教育ではないのでありまする。むしろ環境破壊活動で、これを環境保全のためなんですよ、と大人がウソをついて子供にさせることがどれだけ罪深い行為か。ということです。
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無許可でブラックバスを生きたまま運んで放流することは犯罪だから、お友達がそういうことをしようとしていたら止めるんだぞ!
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生息地を再生したら生き物がブワーッと増える、勝手に増える、希少種も増える、なんていう経験を多くの人に一度でも味わってほしいものです。これこそ最強の環境教育。生物多様性の保全とは何か、ということを体で覚えることができると思います。
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生物多様性が破壊されると供給サービスや文化的サービスが失われてしまう。。これほどまでに減るのは必ず生物学的な理由があるわけで、解明できないまでもいくつかの仮説は浮かぶわけで、できることからきちんと対策をとっていく必要があると思うのです。祈るだけでなく。。
rkb.jp/contents/20230…
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生物は絶滅さえしていなければ適切な場があれば増えます。だから遅くはないのです。あきらめずに今からでも始めればよいのです。それなのに壊してる場合ではないのです。この冬も、我々の税金を使って、たくさんの生物を生み出す貴重な湿地帯が、破壊されていきます。多くの人に考えて欲しい問題です。
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チョウザメのような大回遊を行う大型魚の保全は難しい。ちなみに日本でも環境省レッドリストで絶滅した魚類3種のうちの1種がチョウザメ。ゴールデンカムイにもチョウザメが出てきてましたね。ほんの100年ほど前までは、北海道のいくつかの川に、あんな大魚が群れをなして遡上してきていたのです。 twitter.com/WWFJapan/statu…
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生物多様性保全のために何をすれば良いのか?と聞かれることしばしばありますが、人工的なゴミを拾うことはその第一歩です。ゴミ拾い活動、ゴミを捨てないという啓発活動、いずれも生物多様性保全につながります。なお流木とか落ち葉とかは生物にとって重要な資源なので一般的にゴミではありません。 twitter.com/NeonPhos/statu…
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そういえば以前、うちの庭の湿地帯に近所の小学生Aが不法侵入して「この庭、バッタがすげーたくさんいるんだよ・・」とひそひそ言いながら友人と共にバッタを捕獲していたので、「何かいるかい?」と言いながら庭に出たら「逃げろ!」と叫んで逃げていきました。 twitter.com/nikoniko3210/s…
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ああこれ、そう、重要な指摘です。我が国は現在進行形で身近な湿地帯を壊し続けています。放鳥どこでしようとか言ってる場合ではなくて、トキが持続的に暮らしていけるような湿地帯を一つでも二つでも保全して、再生して欲しいです。とりあえず河川改修と水路改修とため池改修の方針を変えて欲しい。 twitter.com/rda2015jp/stat…
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外来魚を放流しようとしている時に、ここは在来の魚がもともといないので、みたいな言い分を聞くことがあるのですが、ヒメドロムシほか水生昆虫を研究している者としては、いや在来の水生昆虫はいますからという思いが浮上してくることしばしば。生物多様性の中には、生態系の多様性も含まれるのです。
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産業的にかなり危機的である状況を伝える記事も。これ本当に生物多様性の保全に失敗して地域が持続不可能になってしまう事例になってしまうんじゃないかと不安。少々の降水量の変化でも致命的な不作を招かないために、流域生態系の再生という視点が不可欠と思うのですが。
shokuhin.net/67966/2023/01/…
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鳥インフルエンザは水鳥が直接鶏舎に行って広がるわけではないのですよね。当たり前ですが。水辺で感染した哺乳類が鶏舎に来てニワトリに感染させるというルートが重要と考えられています。ここでまた、やたら増えている侵略的外来種のアライグマが、余計にリスクを高めているわけです。 twitter.com/combinvet_mats…
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つまり、今の破壊された環境構造のままで、ただ水を汚くすれば生物が増える、という単純な話ではない可能性は高いです。アサリはただ一種でその生態系の中で再生産しているわけではありません。生物多様性を保全・再生するという視点もないと、持続的な成果は出ないと考えています。
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論文が出ました!長らく学名未決定であったシノビドジョウをMisgurnus amamianus Nakajima & Hashiguchi, 2022として新種記載しました。奄美群島の固有種と考えられます。 twitter.com/Zootaxa/status…
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とにかく湿地帯の破壊が過ぎるんです。我が国は。アサリまでいなくなっているのに危機感がない。このままでは食べ物も文化も何もかもなくなってしまう。
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「キンギョは多くの方にとって親しみ深い魚ですが、野外に放流することなく、最後まで愛情をもって飼育してください」 kyoto-u.ac.jp/ja/research-ne…
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本当にそうだと思います。治水ダムはうまくはまれば通常の大雨での氾濫は防げます。しかしそのせいでかつて危険とされた場所に家がたつことがあります。すると規格外の大雨の際に大被害が生じるのです。したがって国交省が流域治水を提言しているのです。これは人命最優先の治水対策の成功事例です。 twitter.com/Kumagawa_River…
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カルタヘナ法違反で逮捕されてしまうリスクがあるので、飼育品種メダカを放流するのは一律やめた方が良いですね。ひょっとするとその個体、見た目は普通だけどすでに遺伝子組み換えされているかもしれません。これは危険。決して野に放さず、最後まで責任をもって飼育しましょう。
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侵略的な外来種のうち、直接的に健康被害を出すような種の厄介なところは、これまで数千年にわたって築いてきた「その地域での自然との付き合い方」を根本的に壊してしまう可能性があるからなんですよね。環境省がヒアリ対策を特にがんばっているのもその点。日常をすべてひっくり返してしまう。
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とある希少種の生息水路がまた改修されてしまった。「法令で生息地改変が禁止されてるわけではないでしょう?」「隣の水路は改修されてるのになんでうちだけ」「維持管理の手間が大変なんだから仕方ないでしょ」何も誰も間違ってはいません。打つ手はないです。ただとある希少種が絶滅するのみ。
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この数十年、水産行政はかなり失政だと思うのだけど、誰も責任をとらないのだろうか。ひどい話。「将来にわたって、良質な水産物が合理的な価格で安定的に供給されなければならない」ていう、水産基本法第二条きちんと守って欲しい。生物多様性保全や侵略的外来種対策、生息地再生に取り組むべき。