奇書が読みたいアライさん(@SF70687131)さんの人気ツイート(リツイート順)

「ビビを見た!」は最強のサイケ児童書なのだ 盲目のぼくが不思議な声を聞いた日、7時間だけ視界が与えられ、代わりに町中の人が光を失う。非常事態下の街と列車、翅を持つ緑色の少女、巨人… 昏く張り詰めた不条理な物語。パンチライン炸裂のことばと、強烈な色彩の絵。トラウマ必至の劇薬なのだ〜
アンチ旅行ガイド「世界でいちばん虚無な場所」面白かったのだ! 「表現不能島」「孤独町」「悲惨」パンチライン炸裂の地名で紹介される忌まわしき由来の数々。捻りの効いた高い筆力で炙り出す暗黒世界地図は、上質な小説とドキュメントのいいとこ取り! 青木ヶ原も「自殺森」と紹介されてるのだ〜w
「江川蘭子」は江戸川乱歩、横溝正史、甲賀三郎、大下宇陀児、夢野久作、森下雨村による夢のリレー小説なのだ 冒頭から血みどろのエログロ豪速球を投げる乱歩、愚痴から始まり超展開する甲賀など読みどころ満載だが、やっぱりあの狂った語り口で独り異次元にいる夢野久作の浮きっぷりが最高なのだ〜w
もうすぐ出る、ネコチャンになってサイバーパンク都市をうろつく『STRAY』ってゲーム、めっちゃやりたいのだ……
「アライさん」は『けものフレンズ』というアニメに登場する、なのだ口調が特徴のアライグマ。一時期Twitterで、このキャラのなりきりアカウントを作って遊ぶ流行があったのです って説明しないとそろそろ通じなくなってきてて、変な口調で変な本を紹介する痛い人になってるのだw長くやりすぎたww
今気になってるのは、あらすじの様子が徐々におかしくなっていく嫁姑マンガ。
「プリンタニア・ニッポン」侮れないSFコミックだったのだ! 生体プリンタから現れた謎生物すあまと青年の日常ものだが、丁寧に読むとガッチガチのAI監視社会!住民相互評価システムやbig brotherのパロディ等にもやつくのだw 「ディストピアでふつうに暮らす」面白み。次のブームを生みそうなのだ〜
48年ぶりに蘇った「宇宙・肉体・悪魔」が凄いのだ 初出は1921年、僅か100頁のテクストながら、スペースコロニー、群体頭脳(シビュラシステム的な…)、シンギュラリティ等を幻視する異端の未来論。クラークに影響を与え、あらゆるSFの源となった幻の名著なのだ みすず書房らしい渋い装丁も粋なのだ〜
AI自動生成が旬の今こそ『自生の夢』を読むのだ 文字や映像を汚染する怪物<忌字禍>に対抗するのは、言葉で73人を自殺させた殺人鬼 70頁強の短編ながら脳が焼き切れるスケールとスリル、幻想的ビジョン、元ネタが詰まった究極のAI/言語SF!本を読んでいるのか、本に読まれているのか…人を呑む怪作!
フランス版の水木しげる妖怪図鑑「A l'intérieur des yokaï」がエレガントなのだ! 見よこのポップでモダンなアートワーク! 原本は「ベアリング式目玉」「ぬらり脳」など、パワーワード盛りだくさんの解剖図が楽しい伝説の児童書「妖怪おもしろ大図解」 パリジェンヌもメロメロのオシャレ本なのだ~
ねえムー民!『地球の歩き方 ムー』が入荷したのだ(^^) なんて手加減のない誌面……!! (明日店頭に並ぶところのほうが多いかも)
「惑星クローゼット」は密かに薦めたい傑作百合SFホラーなのだ 愛海が眠るたびに夢で訪れる謎の惑星と少女。おかしくなる同級生、綻ぶ現実世界、怪物… 石黒正数にも通じるオフビートな絵柄にミスマッチなホラー描写が怖い!前半の謎が謎を呼ぶ不気味さから、全4巻で見事な展開。前作も良いのだ〜!
岩波が1984年に刊行したプトレマイオス「宇宙誌」は、たぶん日本で一番定価が高い本なのだ お値段なんと193万円!15世紀モンテフェルドロ家が所有し、後にバチカンに収められた豪奢な書物を精巧にレプリカ。古代ローマの英知と中世の気品が詰まってるのだ 今なら古書価70万円代でお買い得なのだ〜w
SF論争が話題なので「スターシップと俳句」読むのだ 終末世界や鯨との異種間コンタクトを描いたSFだが、やたら死にたがる日本人観が超クール 金閣寺で自殺!歌舞伎見て自殺!ハラキリで自殺!ジェットコースターで自殺!このまま滅んでしまうのか日本?! SF警察の目を逃れて闇取引したい珍品なのだ〜w
「せっかくのゴールデンウィーク、正気でも捨てようかな☆」って方に三大奇書がおすすめ!むかし作った紹介文再掲しとくのでぜひ~ ドグラマグラ読破の秘技・チャカポコスキップは一部方面からけっこう怒られたので自己責任でw
生物学3大奇書の一角「平行植物」もお薦めなのだ 他2冊より難解な印象だが、幻想文学としての完成度は随一! 空想図鑑としての面白みは勿論、異次元植物を巡る学会史や神話が淡々と記されるテキストは、どこか麻薬的陶酔感を纏い、知識に淫する白昼夢の気怠い愉悦 スイミーの作者乱心の名作なのだ〜w
話題沸騰中の「有害無罪玩具」はド級の思考実験SF漫画なのだ 未来で禁止された奇妙なおもちゃ巡り、時間停止した世界の彷徨、理性なき人魚が見届ける人類と宇宙の終焉… 並行世界や時間へのディープな思弁を込めつつも、清廉な刹那さを纏う持ち味は唯一無二!実験的な表現技法の数々にも注目なのだ〜
サンリオSF文庫の名作「鳥の歌いまは絶え」が、東京創元社から4月に復刊するらしいのだ!!!ずっと読みたかったのだ〜
奇書もいいけど奇所もいいのだ!となると「九龍城探訪」が挙がるのだ 違法増築を重ねに重ね、法の届かぬ暗黒迷宮と化した香港最大のスラム、九龍城。本書はこの狂った建物の写真もふんだんに、住む人々の暮らしをフィーチャーした伝説の写真集 内部に形成された独自の社会に迫る文章も超面白いのだ〜
殺す ひっ バン、バン!はい死んだ #本好きが選ぶ最強タイトル
ことばで心が疲れたとき、きれいな短歌をじっくり読むのおすすめなのだ……
30歳で自殺した函館の画家・深井克美の画集「オリオン」探してるのだ…… ベクシンスキにも通じるような生物的歪みの幻視。苦痛を塗り込めつつも昏く輝く圧倒的な奇景の数々が、心をざわつかせるのだ 未完の遺作は、北海道ロックバンドの至宝bloodthirsty butchersのジャケットにも使われてるのだ〜
ドグラマグラ関係でバズると「あのくらいで奇書とか(微苦笑)」と言う方が一定数いらっしゃるので、お守り代わりにソローキン貼っとくのだw どうかしてる本読みたい方、おすすめ! twitter.com/SF70687131/sta…
刺さる帯……!
「四季の草花」は世界最小の本なのだ その尺僅か0.75ミリ!凸版印刷が技術の粋を注いで作り上げた、ごま一粒より小さな全22頁の草花図鑑 読めないからルーペと一回り大きな副読本付きw 文京区の印刷博物館に納められており、以前は3万円強で販売も。技術大国日本がそっと世界に誇るべき宝石なのだ〜