今年クリスマスに本を贈るなら『旅する小舟』で決まりなのだ 折り紙の舟が征く不思議な航海を描いた台詞なき絵本。クラゲ、ウミウシ、クジラ、ロボット…奇妙造形ファン垂涎の謎めく水棲世界は、細部まで物語の断片が潜む愉悦の読書体験 既に各所で話題沸騰!1本のペンが創造する世界の極致なのだ〜
現代文芸のコアを抉る電子書籍レーベル・惑星と口笛ブックスからは「人喰い☆頭の体操」を推したいのだ 笑点の映像だけがコンプされてる謎の屋敷で、異形の怪物に喰われ続ける男たちの物語 ちょっともう理解する気は失せるぶっ壊れた文体とイメージの荒波に、楽しくげっそりできる怪作短編なのだ〜w
猛暑は伝説のゲームブック「展覧会の絵」で凌ぐのだ ムソルグスキーの同曲を題に、記憶喪失の吟遊詩人が10枚の絵画世界を旅するクラシカルな幻想譚 異国情緒漂う淡い挿絵と、独特なシステムで巡る白昼夢の冒険の果ては、ほうと溜息が出るほど抒情的 ゲームブックに束の間見えた文学の可能性なのだ〜
人様の個人的な手帳を閲覧できる手帳類図書室……めっちゃ気になるのだ…… 手帳類図書室で“300人の人生”を堂々と拝見 - nitti(ニッチ) nitti.jp/2019/01/04/tec… @より
紹介の参考にしようとついったーで軽く調べてたら、ほとんどの人が超巨乳妖怪サッパン・スクーン(乳揺れの擬音!)に触れてて吹いたのだw
外出を封じられ、SNSも灰色の重苦しさが漂う苦しい時世ですが、 こういう状況こそ、一冊の本や、好きなものの話をするときのバイブスが、小さな救いになるのではないかと信じています。 アレな本ばかりで恐縮ですが、引き続きたくさんの作品と話題を提供できたらと思います。 なのだ(^^)
『モーヴ色のあめふる』で8月を涼しく過ごすのだ 「人がすぐ死ぬこの世をうたいながら、ただよっていきたい」と語る響き通りの、青く幻想的な短歌集。小説レベルの奥行きで詠まれる月、惑星、四季、祈りの美しさたるや! 感性が鈍った時や汚い言葉で荒んだ時、こころを調律できるバイブルなのだ〜
#私が2021に読んだ中で激推しの本 アライさんが今年刊行された本でベストに挙げたいのは『観念結晶大系』! 言葉にはこれほど美しい幻想を創ることが出来て、幻想にはこれほど人の心を満たすことが出来るのかと涙がこぼれる傑作 鉱物好きは特に必読、幻想文学苦手な方にも挑戦してみてほしいのだ~ twitter.com/SF70687131/sta…
虫太郎もうひとつの代表作「人外魔境」もバイブルなのだ 瘴気放つ密林「悪魔の尿溜」、死者の魂が集う「遊魂境」…ルビ吹き荒れるペダントリな作風はそのままに、幻魔怪奇で野趣溢れる異形の冒険譚 今や忘れられたジャンルだが、十蘭「地底獣国」や香山滋など、秘境探検小説はやべえ怪作揃いなのだ〜
もういくつ寝ると〜 ゴーストハント再文庫化……!! kadobun.jp/special/ghosth…
うええ……お、面白すぎるのだ……この国に、まだこれほどの作品群が眠っていたなんて……
夏のホラーは「闇の司」で決まりなのだ 映画撮影中に起きた殺人事件を追ううち、秘された敷地、謎の屋敷で目覚める私…テーマは鬼。呪術的銘文と混濁した記憶の果てに辿り着く、幻想的残酷美の風景の見事さたるや! 幻想文学の旗手にして現代の澁澤龍彦、高原英理(本作は変名)ならではの銘品なのだ〜
ほのぼのした絵柄でコミックエッセイにすればなんでもセーフみたいな風潮しんどいのだ……(´・_・`)
円城塔版ゴジラ入荷したのだ〜(^^) 冒頭からめんどくさくて最高……! ゴジラS.P、アニメも混じりっ気なしの円城塔100%で、理解が追いつかないのに超面白い大傑作!ネトフリの民はおすすめ!!
「宇宙の孤児」はもっと評価されていいと思うのだ 星海を彷徨う巨大都市型宇宙船!文明が退化して中世レベルに遡った内部!迫る食人種!双頭のミュータント! 細部まで光る設定に、翻訳も上々。謎めいた世界の真実に向かって少年が駆け抜ける、とびっきりのジュヴナイル。どうして紙本絶版なのだ〜😢
"薔薇と悪魔の詩人"と謳われ乱歩の影武者を務めた渡辺啓助も、必読の新青年作家なのだ 「義眼のマドンナ」など、悪魔的感情や猟奇を描きつつも洒脱でどこか聖性すら宿る物語群は、醒めたくない悪夢のような業の深い美しさ レアだがちくまの名作選がおすすめ。弟・渡辺温と読み比べるのも一興なのだ〜
「耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳」がヤバいのだ ソ連を思わせる全体主義国家が舞台の学園コメディは、暴走した一人称と、漫画2ch時代小説世界文学など狂ったチョイスのパロディで瓦解寸前 一方、通底する監視社会の重圧と、骨太な政治・文学的テーマは余りにも「小説」 多面的すぎる怪作なのだ〜!
呪術廻戦買ったのだ〜(^^)
「奇偶」は"第五の奇書"に推す声も多い問題作なのだ 物語の過半は、数学、哲学、心理学、宗教学などから"偶然"なるものの本質に迫る果てなき談義。 同じ目が出続ける骰子、作家の周りで起こる奇妙な偶然の数々は、易経を軸とする新興宗教と密室殺人に収束するのだ 世界がぐらつく感覚を味わうのだ〜
「プリンセス・ブライド」は森見登美彦も絶賛の奇書なのだ 「これはわたしが世界一気に入っている本だ。いっぺんも読んだことはないが」─かつて父が読んでくれた本が実は微妙な歴史書で、再び面白く再構成するという厄介仕様 2色刷りで「わたしだ」とシャシャる著者と、冗談の暴風雨が最高なのだ〜w
【低気圧の夜にそっと送る、アライさん的メンタルがダメなときおすすめしたい本3選】 ①マインドフルネスストレス低減法 ②幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない ③自信がもてない人のための心理学
面白いフィネガンズウェイク⁈各界震撼の特級奇書『腿太郎伝説(人呼んで、腿伝)』が最狂なのだ! うねうね触手が沸きそうな文体と面白ワードのマシンガン乱射!エロや昭和やナンセンスを呑み込み異様なドライヴ感で進む悪夢の果ては これぞまだ誰も読んだことのない小説──深堀骨が、帰ってきたのだ
山尾悠子新作の豆本「翼と宝冠」amazon予約できるのだ!?個展に買いに行けないから死のうと思ってたけど思い止まったのだw 本編「小鳥たち」も山尾作品入門に最適な掌篇集。あまりにも美しいことばが綾織る、可愛らしく閉じた幻想の強度たるや!一生ものの名品なのだ〜 amazon.co.jp/dp/4902916428/
仙台が誇るいぶし銀な版元・荒蝦夷からは「彩雨亭鬼談」を採りたいのだ 職人芸の如き筆致で語られる忘れられた怪談の数々は、東北人の心根にも似たじんわりとした温かみ。伝説、狐、蛇、転生、刀…古き良き日本の闇が、みちのくの綺堂によって幻出するのだ 荒蝦夷はどれも渋い本ばかりで最高なのだ〜