ニアアンダーセブン ロボ・サピエンス前史 百万畳ラビリンス メランコリア
そして海外版の夢野久作はなぜかマンガ調が多いのだw
ドラクエ映画と一緒に、いにしえの名著「モンスター物語」「アイテム物語」も思い出したいのだ 環境に適応する度種を増やすスライムの進化録、ベビーサタンの出世物語、黄金の爪封印の秘密… 往年のファンタジーが持つハードな雰囲気と、飄々とした抜け感が混在した、唯一無二のドラクエ時空なのだ〜
江戸〜明治の鉄製可動フィギュア【自在置物】、超クールなのだ…… 老後に集めたい……
「『グラップラー刃牙』はBLではないかと1日30時間300日考えた乙女の記録ッッ」 ……少し気になるのだw
雨の夜、本の中に引き篭もるなら『ワルプルギスの夜』を開くのだ 錬金術の秘密が暗喩されている様な奇妙に張り詰めた神秘小説群。眠るたび姿を変える夢遊病者を描く表題作、狂熱の心霊世界「白いドミニコ僧」の2中編が軸 浮かび上がるテーマは円環。ゆらめく洋燈に脳が痺れるような読書体験なのだ〜
架空都市小説を集めたブックガイドを作りたいのだが、忙しい毎日に溺れて素直になれぬ中で一生着手できないので、書いた分からnoteで小出しにしたいのだ 月4冊紹介(目標)で有料100円🙏 1冊分無料公開&最終的に同人誌化予定 モチベ維持に生温く見守ってくれたら嬉しいのだ〜 note.com/kisyo_arai/n/n…
「オイスター・ボーイの憂鬱な死」はナイトメア・ビフォア・クリスマスのティム・バートンによる大人向け絵本なのだ ロボットボーイ、ヴードゥーガールら怖かわいい子どもたちが奇妙な性質故に死んでしまう、トホホと哀しみの小話集 素敵な函入り装丁は贈り物にも👍ゴーリー好きも要チェックなのだ〜
矢口史靖監督の「スウィングガールズ」の絵コンテが超かわいいことは後世に伝えていきたいのだ……(掃除してたら出てきましたw)
「くじら屋敷のたそがれ」佳かったのだ 懊悩する者が向かう奇妙な島と屋敷。水上二足歩行者を目指す妻、尻尾のない猫、たま子、むかしとかげ、死者の時間を計る時計… 男/女、人/猫、今/昔が融解した奇妙な詩的物語は、さいはての感覚と祈りの余韻だけを残す幻のよう。ことばで創られた箱庭なのだ〜
「人魚の石」良かったのだ 故郷の寺に帰った青年と、池で眠っていた人魚・うお太郎。山に埋まる奇妙な石を巡る少し不思議なファンタジー と思ったら術中! 薄く漂うじっとりした不安、人と妖を隔てる薄皮一枚の異物感が膨らんで、気つけば怪奇譚の濃霧ど真ん中。心に厄介な影を落とす読後感なのだ〜
今日は異形コレクションの発売日! 甦る異能・飛鳥部勝則の! 這い寄る混沌・小中千昭の! 綺想の女王・皆川博子の! そしてホラーシーンを牽引する作家陣の、最恐書き下ろし新作が読めるのだ……! (末長く続いてほしいので勝手に宣伝w)
外宇宙の意思で無料配信が始まったTBSドラマ版インスマス、寂れグロテスクな港町の恐怖に日本情緒が効いてて、案外面白かったのだ……! これ、小中千昭監督の短編集「深淵を歩くもの」に小説版入ってるのだが、ド絶版なので復刊してほしいのだ……ほんと傑作…… tver.jp/feature/f00717…
今年読んだ本ベストは『ゼウスガーデン衰亡史』なのだ(刊行は87年) 下高井戸の弱小遊園地が巨大帝国都市に発展する様を描く、驚異の遊園地+架空都市+偽史小説!鮫入りプール独立、元老院設立、自殺アトラクション…奇天烈すぎる年代記は奇人だらけの銀英伝状態 SFまで到達して破滅する最期も最高!
【booth通販開始のお知らせ】 『奇書が読みたいアライさんの変な本ガイド』 (フルカラー116頁/1500円) 奇書イさんが3年間に渡って紹介したやばい本428冊を集成した決定版ブックガイドが通販開始! 委託瞬殺でご迷惑おかけしました、読書の闇を蠢く君に届け! kisyo-arai.booth.pm/items/4303023 #booth_pm
「言壺」面白過ぎて泡吹いたのだ! たった1行で世界を変容させる文章、匂いで書かれた小説、超階層都市の住人と太古の紙の本、言葉を培養するポッド… ことば、小説、本についての深甚なる思弁が血管のように流れるソリッドな短編群は、配管剥き出しのメカのよう。創作者必読、言語SFの極北なのだ〜
コア層に話題騒然の「インディゴ」凄かったのだ! 謎多き奇病・インディゴ症候群の子供達に何が起きていたのか── 解雇された教師とその足跡を追う元生徒の記録 膨大な虚実のコラージュと、ナイーヴな思考。奇妙な齟齬と仄かしに膨れ上がる不安…凝ったCHIPSも楽しい、ポストモダン到達点なのだ〜!
4年近く本の紹介ツイートさせていただいて痛感してるのだが、小説の宣伝したい方、プロアマ問わず本文のスクショもあった方が絶対いいと思うのだ…… 文体や断片的なシーンの抜粋が、宣伝材料の少ない小説媒体で、映画のトレーラーみたいな役割をちょっとは果たすかと~
「葬儀のあとの寝室」は気持ち悪さ200%のじっとり奇書なのだ 作者のガチ血痕が塗られた表紙と奇妙な絵が施された本に収まる歪んだ愛欲の物語。○○を珈琲に入れ合う夫婦、時計に括られ時刻が巡るたび体の部位を切り落とされる女性、人体改造、写真ぺろぺろ… アライさんはけっこうムリだったのだ〜w
花見酒には早いが倉橋由美子晩年の傑作『酔郷譚』で幻に酔うのだ 人外の気配漂うバーテンダー・九鬼さんが供する魔酒に誘われ巡るは、幻の桜、死者の集う月舟、回廊の果ての鬼、石中の美女 とろり琥珀色に煌めく稀代の美文で描かれる酩酊幻想と昼行燈めいたキャラ。平易&短いので幻想文学入門にも〜
「迷宮1000」読んだのだ! 千階建の巨大建造物で目を覚ました記憶喪失の探偵は、謎めいた館の支配者ミューラーを追う… 1920年代作ながら、乾いたハードファンタジーの空気はWIZを、魅力的なSF設定はBLAME!を、悪徳と欲望渦巻く街はボトムズを思わせるクールな逸品。1001から始まる頁数も粋なのだ〜
ここで「アマニタ・パンセリナ」の紹介なのだ LSD大麻覚醒剤咳止めシロップ…幻覚世界を飄々と渡り歩く中島らものドラッグ体験記。軽妙な筆致のイカれたエピソードは、吾妻ひでお「逃亡日記」同様、人間の最果てが放つ鈍い輝き 「自分に愛想が尽きても人は生きていける」と語る哲学も効いてるのだ〜
ふと角川ミニ文庫のことを思い出したのだ……200円くらいの豆本みたいなやつ……流れ星のように短期間で生まれて消えていったのだ…… 今ちょっと欲しいかもなのだw
「周ロック・ホームズ 雨の軽井沢殺人事件」読んだのだ! バーナード嬢曰くで一躍有名になった、周富徳が名探偵の珍ミステリ。人造湖を擁する軽井沢の別荘で起こる惨劇。トンポーローで毒殺!?に始まる連続殺人事件は……まあ普通ww 往年の火サス味あふれる台詞回しの登場人物達が味わい深いのだ〜
アライさんも定期的に小説を読む気が起こらなくなる周期があって(評論は読める)、 そういうときは様子のおかしい図鑑とか画文集眺めてるとそのうち何かが回復するのだ……(画像はおすすめ作品)