Hiroshi Watanabe(@Hiroshi99857672)さんの人気ツイート(古い順)

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Google等は以前「テレワークは非効率だからコロナ後は原則廃止」と発表したのだが、従業員が「なら辞めるわ」等と猛烈に反発し、これを許容する方針に転換しており、米国では経営層はテレワーク廃止を、従業員は継続を互いに強固に求めて各社内で戦争が勃発している。さて、どちらの意見が勝つのか。
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@satoshiyama526 全社的な高い視座からは、オフィスで「何悩んでるの?こう直してみなよ」「こういうアイデアはどう?」的な偶発的な会話で一瞬で解決する問題がテレワークだと中々解決せず、全体として非効率/非生産的だというのが経営層の視点のようですね。仰る通り、ハイブリッドに落ち着くと思います。
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MBA留学の感想だが、億万長者やら五輪覇者やら本物の戦争の英雄やらが一挙に同級生になり、ほんの一瞬何だか自分も凄いような錯覚に陥りそうになるが、冷静に考えると周りが凄いだけで自分には特に何もなく、むしろ「へえ、人は30年生きただけでこんなに差が付くのか」と変に達観して卒業を迎える。
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米国上位大学は世界大学ランキング等のおかげで神格化されがちだが、実際に接してきた身からすると、勿論そこの大学生には優秀な者が多いものの、日本の最難関大学にも優れた学生は多数おり、英語の点を除けばこれらの大学生の質に言うほど差は感じず、皆ただただランキングに踊らされている。
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ビジネススクールはとにかく多様性をアピールしがちだが、以前ある授業で教授が「この中でキャリアのどこかの時点でマッキンゼーにいた人は手を挙げて」と尋ねたら、クラスの半分が手を挙げたので、MBAはマッキンゼーの同窓会であり、ここでいう多様性は同社への入社年次と所属オフィスの違いだった。
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本校では出席すると某高級ホテルチェーンから全員もれなくプラチナ会員2年分が貰える授業があったのだが、当時はなんて馬鹿げた大盤振る舞いだと思ったものの、結局その後ステータス維持のために宿泊を重ねる者も多く、ばら撒き損を遙かに凌駕する収益があったはずであり、同社はやり方が実にうまい。
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「米国上位大は入学が簡単で卒業が困難」というのは近年全く間違いな印象で、入学は合格率5%未満で死ぬほど困難で宝くじ状態な反面、入学後は「大丈夫?ストレス溜まってない?授業ついていけてる??セラピー用に学内にアルパカ連れてきたよ!何でも相談してね!!」と唐突に怒濤の過保護が始まる。
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@Khao01161177 特に試験期間中は、セラピーアニマル(?)が図書館前に色々やってきて触り放題となり、たしかアルパカ、リャマ、やたらフレンドリーな大型犬などが学生のストレスを軽減してくれます。
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激務系職では、特に就職したての頃、自分はショートスリーパーじゃないかと錯覚する時があるが、ほとんどの人はショートスリーパーなどではなくただの慢性的寝不足で、効率が激しく悪化しているか、常に苛立って私生活が台無しになっているか、又は寿命を大幅に削って人生の総リターンを下げている。
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コロナ感染者はカリフォルニアだけで1日1万人弱もいるのだが、本校の当局によると、米では重傷者や死亡者の97%がワクチン未接種者らしく、秋学期は全員対面でコロナ前同様に戻るとのことで、ワクチン接種者の間ではコロナ禍は終了したような扱いがされており、日本と様相が随分違っていて興味深い。
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去年の本校卒業生はコロナ禍やロックダウンでの経済先行き不安が卒業前に直撃し、内定取消しや給与大減俸の噂を聞いていたのだけど、蓋を開けてみれば卒業後の平均初任給は前年から大躍進し史上最高の2,500万円超に達したらしく、たぶんコロナ禍は持てる者と持たざる者の格差を急加速させている。
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本校の米国人学生を見ていると、最近のここのMBAはゴールドマンサックスやマッキンゼーの人達が全てを仕事に捧げてきた生活を離れて2年間の合法的ゆとり期間を手に入れ、その間により豊かな人生を模索する場と化しており、「MBAでキャリアを一発大逆転!」のような話は基本的に存在しない。
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「千語で英会話はマスター」的な教材が大嫌いで全く信じていなかったのだが、ここではビジネスで成功した米国人はごく簡単な語彙のみで話すし、高度な語彙を使うと中学英語に矯正させられる授業もあるくらいなので、無闇に語彙力を広げるより千語程度の応用力を極めるのがむしろ良いのかもしれない。
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授業で出た話だが、子持ちの親が子供と過ごしている時、その瞬間の感情は「疲れた」等と結構ネガティブなのに、後に振り返ってもらうと「あの時は幸せだった」と答えるそうで、瞬間的な苦楽はその後の中長期的な幸福度とは大きく異なるらしく、刹那的な都度の快楽よりも長く続く幸福感を追求したい。
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プレゼンの授業ではスライド作成も随分特訓するのだが、その道のプロの教授がこれまたプロのマッキンゼー等出身のMBA生達の前で強調していたのは、「聴衆次第でスライド内の適切な情報量はほぼゼロから大量詰め込み型まで分かれるので、まずはとにかく誰が聴衆かの見極めに細心の注意を払え」だった。
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ここの授業で特に良かったのは、心理学の教授の「過去は変えられる」との話で、人の記憶の中の過去は客観的事実ではなく現在の自分の心境に合うよう都合良く改変されているらしく、今の気の持ちようを変えると過去も別の切り取られ方をされて全く別モノに変わるので、過去に悩むなら現在を変えよう。
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金融弁護士だった身からすると、金融は「法律よく分からないけどまぁOKだろ」的精神が最も通じない場だと痛感しているので、有名垢を含め公然とSNSで違法な投資助言や個人間融資等を行っている現状は「貴方今に当局に刺されるよ」と冷ややかに見ているし、心当たりがある方はすぐ手を引いた方が良い。
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米国のこの周辺は横断歩道前に人がいると必ず車が停止し運転手が「先にどうぞ」とにこやかに促してくれるのだが、日本ではこの経験が全然ないなと思って調べてみたら、日本で歩行者のいる横断歩道前の車の停止率はたった21%らしく、なぜこんなに公然と道交法違反が常態化しているのか唖然とする。
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スタンフォードロー時代の友人が米国の大手法律事務所で働いているが、とにかく大量に採用するため若手人材のブレが著しいらしく、友人のチームにいた新人は年収2,000万円を貰いながらも「エクセルのパスワードの付け方が分からない」と時間単価10万円のパートナーに質問していた。
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ここの人気授業では「仕事では根回しが重要」「アフター5で交流を深めるのが大切」「婉曲的な表現を駆使し、相手を傷つけないようにしよう」などと教わり、米国の学生達はフンフンなるほどと聞き入っているが、一歩引いて冷静に考えると、これらは日本の伝統的企業で嫌というほど学べることだった。
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少しお年を召した方に「海外の大学院に留学している」という話をすると、ああ希望するだけで会社のお金で誰でも簡単にいけるやつね、周りはみんなハーバードやら行ってたわ、などと仰ることがあって、グローバル化が叫ばれる今日よりも昔のほうが日本人はよっぽど外に開けていたのかもしれない。
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この学校で出会った卓越した人達を見ていると、キャリアを重ねる度に「仕事→大学院→仕事→大学院」のような形で定期的に大学院に再入学したり院の単科講座を集中受講したりして学び直しをしており、「大卒→仕事→仕事→仕事...」と大卒後仕事一直線の日本型の働き方と全く異なっていて興味深い。
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昔興味本位で転職エージェントと結構話していたのだが、ある国内企業系エージェントに、MBA取得は転職で特段価値はなく評価もされないと断言されてしまい、その直前に話した外資系エージェントの発言と180度違っていて唖然とすると共に、なぜ卒業生達が一人も日本企業を選ばないのか理由が分かった。
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以前米国人の同級生が、「近年の米国は人々が学校や仕事のストレスで潰れていき自殺率はうなぎ上りで、出世に響くから休暇も簡単には取れず休暇中も仕事で、シニア世代と若者の断絶が進み、経済は豊かになっても心は貧しくなる一方だ」等と嘆いていて、どこの極東の島国の話をしているのかと思った。
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昔教授宅で夕食を頂いた時に「何で米国は鉄道が発達しないんですかね?」と素朴に聞いたら、一呼吸おいて「しないんじゃない。させないんだ。鉄道は貧しい人が使う。便利な鉄道網があると郊外の裕福な街にも貧しい人がこれるようになる。これを嫌がる人がいるんだ」等と言っていて、米国は闇が深い。