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人生で一番お金の使い方を間違えた瞬間は、就職当初、
「弁護士は24時間座りっぱなしだから椅子には全力でこだわれ」
との先輩の助言を真に受けて、なけなしの貯金を注ぎ込み20万円以上する高級椅子を買い、意気揚々と事務所に持ち込んだら、事務所のデフォルトの椅子がそれだったときですかね
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マーケの授業にて。
「世にはホットコーヒー派とアイス派がいるが、全体平均を取ってしまうと、人が好きなのは『ぬるいコーヒー』。
『平均的顧客』をターゲットにすると、見事『誰も求めないもの』の出来上がり。
顧客に選んで貰いたいなら、大集団の平均を取らず、顧客層を具体的に細分化せよ」
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悲しいことに昨今MBAの授業で日本企業が肯定的な文脈で紹介されることはほぼ無くなってしまった。
しかしトヨタは別格。なんと25年前のケースが色あせることなくそのまま登場。
トヨタが昭和に確立した手法が、数十年後の今もなお多種多様な業界で応用され、称賛され続ける。こんな会社は他にない。
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授業に来たトップティアVCの言葉。
「今後はもう、『Covid-proof』(コロナ耐性)があるビジネスにしか投資しない。
少しでも身体的接触がコアに絡む事業は、価値を大きく割り引いて考える。
コロナ前なら素晴らしかったアイデアでも、こうした事業はもう、社会に合わない。
時代は変わったのだ。」
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授業で出た研究。
「『600人中200人助かる』と『33%の確率で全員助かり67%誰も助からない』だと大半の人が前者を選ぶが、
表現を変え、
『600人中400人死ぬ』と『33%の確率で誰も死なず67%全員死ぬ』だと大半が後者を選ぶ」
質問が同じでも、表現方法を工夫するだけで、回答は「真逆」になる。
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行動経済学の授業。
「通販CMの最後のフレーズを
『オペレータがお待ちしています。すぐ電話を』
から
『電話が混んでいたら、かけ直しを』
に変えただけで、電話が激増」
後者では、人は「皆が電話に殺到する姿」を連想し「皆かけるなら私も」となる。
人は「皆やるから」で簡単に動かされる。
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MBAに来て、途中以降、PythonやR言語を使用しない日がほぼない。
なので将来のビジネスパーソンにハードスキル面を助言するとしたら、
1.学生は数学から逃げず頑張る
2.統計学を学んでおく
3.プログラミングは日々コツコツ学習
4.機械学習の最低限を押さえる
全部、後々効いてくる。特に1番目。
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スタンフォードで幾多の起業家を生み出す起業の授業がある。
特徴は、
「世に存在する『問題』をひたすら深掘りすること『だけ』に学期全て使う」
人は、問題を見つけると、すぐ解決策(ビジネスアイデア)の検討に飛びつきがち。
でも、真に解決すべき問題は、表層的な問題の裏の奥底に潜んでいる。
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本校に来て良かったのは、自分の中の「ステレオタイプな米国」像が粉々に砕け散ったこと。
・他人を気にしない
→(BLM運動等)強い同調圧力あり。意見表明は慎重に
・実力主義
→超絶学歴社会
・根回し厳禁
→重要事項ほど当然根回し(本校有名教授の発言)
・謝罪はダメ
→真摯な謝罪、超重要(同上)
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@kiraku2everyday そうです。
より正確には、「米国」は一括りにするには大きすぎるしコミュニティも多様すぎるので、本ツイートの上段のような「米国」もどこかには存在しますが、それは「米国」のほんの一部に過ぎないと感じます。
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@HamasakiYukio @kale_aojiru ロシア人の同級生たちが、
「アメリカは自由の国と思ってやってきたら、みんな人の目を気にして全然自由に行動しないじゃないか。
ロシアの方が民間レベルではよっぽど自由だ。ごく一部のことさえ気をつければ、何をしても何を言っても良い」
と言っていたのが、色々とカルチャーショックでした。
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プレゼンの授業にて。
「ジョブズは誰もが認めるプレゼンの天才だが、彼は、
プレゼンの数週間も前から入念な準備を行い、
最低でも丸々2日ほどを準備だけに充て、
スライドから何から全てを逐一詳細に確認していた。
彼から何か学ぶなら、表層的なテクニックでなく、彼の『努力と準備』を学べ。」
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授業で
「研究では、『ストレスは有害』と信じる人は、高ストレス環境下で死亡率が大上昇する。他方『有害でない』と信じる人の死亡率は、なんと低ストレス環境の人より低い。
『ストレス』自体には害はない。
良し悪しを決めるのは、『その捉え方』」
と聞いて以来、あらゆる場面で気持ちが楽。
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MBAの米国人達は超社交的集団だが、授業での「コロナのロックダウン明けに一番嫌な事は?」との質問への匿名回答には
パーティーを断る理由がなくなる
人と会わなければいけない
外出
等が並んだ。
世の中どこでも、一見社交的に見える集団には、無理して社交的「ぶっている」者が多数紛れている
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純ジャパの方にお勧めの英語ハックなのですが、暫く英語を話さないと英語得意な方でもガクッと会話力が落ちますよね。
そんな時
「短い記事程度の量の英文を15分ほど繰り返し音読する」
と、会話力が手早く一時的に回復します。黙読でなく音読するのがカギ。私は重要会議直前などいつもやります。
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MBAで学んで実務で最も役立っていることは超単純で、
「チームマネジメントでは、
・新参者含め誰もが自由に発言できる空気を作る
・特定人ばかり喋らせず、各自に時間的に平等な発言機会を与える」
研究では、これらを満たすチームが最も高成績。
誰でも実践できるし即効果が出る。非常にお勧め。
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授業にて感銘を受けた教授の発言。
「起業はプロセス。
『当初から優れたアイデア』など皆無。
今燦然と輝く巨大企業も、当初は皆『ショボいこと』から始まった。
だから、他人に『ショボいことやってるな』と酷評されても、安易に投げ出すな。
それはまさに、必要なプロセスの最中だから。」
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マーケの授業にて。
「多数の人に『それなりに良い』と思われるものではなく、まずは『ごく少数』の人でいいから『最高に良い、これがないと困る』と思われるものを提供しろ。
実際は、『それなりに良い』ものには、誰もお金を払わない。
『それなりに良い』は『どうでも良い』と同義。」
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今日からしばらく、このツイートにスレッド形式で、スタンフォードMBAの授業や課外活動にて出会った「面白いアイデアに挑戦している海外スタートアップ」を1日2個くらい簡単に紹介していこうと思います。
皆様のアイデア出しやビジネスモデル考案の参考になれば幸いです。
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ハーバードとMITが「Web授業のみの非米国学生は国外退去」との命令に対して米国土安全保障省等に訴えを提起した件。
たった今、本校の学長から告知があり、スタンフォードも訴訟に参加表明(amicus curiaeとして)。
イェールも。
トランプ政権v.s.全米エリート大学連合の全面戦争化しそう。
凄い。
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@Hideo_Ohashi トランプ氏の出身校のUPennもハーバード・MITの訴訟に参戦するようです。
コーネルも、プリンストンも、南カリフォルニア大も、ノースウェスタンも、続々と参戦しています。
thedp.com/article/2020/0…
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「Stanford e-Japan」とかいう最強の講座の存在を初めて知った。
スタンフォード主催の「完全英語」「無料」の高校生用講座。
日本時間に合わせたライブWeb授業。
修了時Certificate授与。
高成績者は現地へ招待。
8月15日迄に要出願。
周りの高校生に是非お伝え下さい。
spice.fsi.stanford.edu/fellowship/sta…
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プレゼンの授業で役立ったのは「スライドの3秒ルール」。
「人の脳は、一度に『読む』『聞く』の片方しか処理できない。
貴方のスライドは、各頁で貴方が話し出すまでの『約3秒』の間に聴衆が理解できる内容・文字量か?
できないなら、聴衆は、話などそっちのけでスライドだけ読むことになる。」
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授業で出た、効果的なストレス対処法。
「マルチタスクを一時的にやめる」
研究では、人の脳は同時に1つしかできない。「マルチタスク」は、無理に頭を高速で切り替えているだけ。度が過ぎると一気にパンクする。
ストレスで潰れそうになったら、まずは目の前の1つのこと「だけ」に集中してみる。
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最近最大の発見は千代田区のWeb図書館。
コロナ禍でも自宅から簡単に電子書籍が借りれる。
当然タダ。返却も自動。
絵本や小説だけでなくTOEIC本とかすら取り揃え。
蔵書数一万冊弱で、ビジネス書も増えてて『ティール組織』『LIFE SHIFT』とか人気書も普通にある。
これ、日本中でどんどんやれ。