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30年超かけて膨大な数の起業家や経営幹部と接してきた本校教授曰く、少しでも成功した起業家で自らを不幸だという者は皆無だが、雇われの身の社会的成功者は、たとえ有力企業で出世を重ね年収が億をはるかに超えても「自分は幸せでない」という者が多いそうで、雇われはどうすれば幸せになれるのか。
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本校では学内で学生の家族含め誰でもファイザーかモデルナのワクチンが打てるようになっており、事前予約すら不要で、国籍や保険の有無も問われない。9月からは全学生の接種が原則義務化される。既に多くが接種済みで、学校周囲ではコロナ時代はもう終焉ムードが漂っている。日本も早くこうなれ。
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人は「皆やっているから」に流されるというが、本校のマーケティングの教授曰く、これは世で随分と不正確に一人歩きしてしまっているらしく、実際、人は「自分が身近に感じる人が」やっていないと流されない。全米が泣いても別に貴方は泣かないが、自分の親友が横で泣いたなら貴方もきっと泣く。
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入学以来、様々な教授から「君達が今ここにいるのは、生まれ、勉学可能な家庭環境、交友関係など全ての面で無数の幸運が幾重にも連なったおかげだ。幸運に感謝しろ。自分の実力??運の要素の方が遥かに大きい。自惚れるな」等と言われ続けていて、意外にも米国の地で、謙虚さを一貫して学んでいる。
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先日インド出身の教授が自分のインド時代の卒業写真を見せてくれて、思い出でも語るのかと思ったら、「ここに笑顔で楽しそうにしてる奴らが写ってるだろ?俺の親友たちだ。全員がコロナにかかった。何人かは死んだ。病院が一つも空いてないんだ。」とか言ってて、医療崩壊が起きるとこのようになる。
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@hirosehideo 本校の教授(子供が大学生)とこれについて雑談していたのですが、直近の米最難関大学はSATほぼ満点の成績全Aでもダメだそうで、異常な競争激化らしいです。
入試は課金ゲーム化しつつあり、カウンセラーがインターン等も手配し、受験生は「自分がいかに特殊な経験をしているか」を競うようです。
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ここの学部生の話だと、最近の本校などは入試合格率が4%のようで、時給5万円の受験カウンセラーに無限課金し、その指南の下アフリカで慈善活動したり論文書いたり留学したりして履歴書を盛り、成績も全Aを維持してやっと戦いの土俵に立てる程度らしく、恐らくAO入試が極まるとこんな世界が実現する。
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こちらではどの授業も質が高くて感心していたのだが、一回だけ酷い授業に当たった際、学生達が授業中に教授をその面前で激しく批判し袋叩きが始まり、学部長にも苦情が山ほど殺到し、後の教員評価でも最低評価が学校HPで公表され公開処刑となったのを見て、授業の質が高い理由がよく理解できた。
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この地に来て初めて分かったシリコンバレーの闇に階層社会というのがあって、授業でもことあるごとに触れられるのだけど、基本的に「白人かつ男性のエリート大学出身者」でないとVCや起業家の本流に入り込むのは大変ハードルが高いとされ、ここは決して誰でも平等に挑戦が許される場ではなかった。
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@osachi_usa Google、今後、社員が年14日を上回るテレワークをする場合には申請が必要となるようです。結構厳しい。
社員間の深い繋がりを大事にする会社なので、やはり皆に原則対面で業務をしてもらいたいのでしょうね。
forbes.com/sites/jackkell…
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テレワークが日本で浸透しないことを憂いてきたけど、日本どころか米国でも、リモート用高度インフラ完備のウォール街金融機関や、テレワークに親和的なテック系のグーグルまで原則出社に転じ、他テックも従前のリモート万歳方針を翻しだしたのを見るに、多分まだ人類にはテレワークは容易ではない。
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今、幸福学という授業を取っていて、一流の学者が幸福について教えてくれるのだけど、そこで面白かったのは加齢と幸せの関係。人は老いを嫌うが、加齢と共に経験を積むことで一般に幸福度は上がっていくそうで、加齢にも良いところがあった。今思い悩んでいても、きっと年をとれば徐々に克服できる。
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MBAで優秀な人材といえば米軍出身者達で、世界を転々とし異文化理解力もコミュ力も高く、死線をくぐり抜けた何にも動じない落ち着きがあり、瞬時の判断力に長け、仲間思いで、何よりも体が強く、ビジネス経験がなくとも地頭が優れすぐに物事を覚え、努力ができ、人々の尊敬も厚く、なんというか無敵。
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MBAでは、組織論もマーケも金融も戦略論も経済学もどんな授業でも、「既にこんなに費用や労力をかけたしなぁ」という思考に囚われるのがいかに危険かを全方位から分野横断的に死ぬほど叩き込まれるのだが、昨今の五輪強硬論はまさにこの典型例として将来世界中の授業で引っ張りだこになりかねない。
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授業で出たのだが、パタゴニアは凄い会社だった。
勤務中サーフィンとか好きにでき、勤務時間帯の拘束なく、出張は社費で子供とベビーシッター同伴可、社費の保育所も学童も送迎もあり、昔からテレワーク可で、一週毎に週休三日。
でも時価総額推計1千億円超。
こういう会社が世に増えてほしい。
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授業に来る成功した起業家達は大学や院在学中に起業した例が多いのだが、こちらでは「試しに起業してみよう」系授業が多数あり、起業で単位が出て卒業に近づくし、専門家の助言やお金も貰え、失敗しても学生として普通に就活でき、大学や院はノーリスク起業場と化している。これ日本でもぜひお願い。
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本校の学生の就活を見るに、昔は花形だった投資銀行はリーマンショック等を契機にすっかり不人気になり積極的な志望者はほぼいなくなってしまった。コンサルも積極志望者は少数。
職業の流行なんて場所や時代でガラッと変わるのだから、就活ランキングなどに振り回されず好きなことをやりたい。
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独身時は知らなかったが、子供が発熱すると解熱後も丸一日保育園登園禁止で、でも元気だから一緒に遊ぶ必要があり、しかも発熱は超頻繁で、病児保育も高額だったり使い勝手が悪く、最後は皆に風邪が移り一家全滅するが、この大変さは社会で意外に理解されず、きっとこれは共働き時代の少子化の遠因。
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スタンフォードの学部なんて、まず受からない。少なくとも私は生まれ変わって人生やり直しても絶対受からない。素直におめでとう。
こうした未来の日本にとっての貴重な若い人材が、日本で「出る杭を打たれ」、嫌気がさして二度と国に戻らない事例が周りに幾多もある。国家的損失。本当に悔しい。 twitter.com/My_Liberty_/st…
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新年度でやる気に満ちた方々へのお勧めがスタンフォード大のコーディング授業CS106A、106Bと107で、同大生向けの本物の講座が「タダ」で受けられる。
この3つで下手な高額プログラミングスクールより学べるし、「本物の英語で」コーディングを勉強できて一石二鳥。最高。
see.stanford.edu/Course
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本校で一番有名な経営の授業での教授の言葉。
「上位3%の営業は平均的営業の250%も売り上げ、
トッププログラマーは平均より12倍もコードを書き、
ローパフォーマーは機会損失等も考慮すると給料の15倍もの損失を生む。
企業では採用は何よりも大切で、採用こそがどんな投資よりもリターンが高い」
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授業で触れた実験で、全く同じゲームに「ウォール街ゲーム」「共同社会ゲーム」と名付けて別の人々にプレーさせたら、前者は7割が自己中に振る舞い、後者は7割が協力プレーをしたそうで、プロジェクト名等はそれ単独で人の行動に大きな影響を与えうるらしく、やはり「まん防」はきっと良くなかった。
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なんとiPhone版のEdgeブラウザにも人間のナレーターレベルの自然さの自動英語読み上げ機能が搭載されていた。
動画を撮ったのでぜひ聴いてみてほしい。
これがタダとは信じられない。英語学習はもはや無料か格安でなんとでもなる時代だ。
(読み上げている文はCNN記事: edition.cnn.com/2021/04/02/hea…)
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仕事や留学授業で大量の英文を読む場面で大活躍なのだが、最近、ブラウザ「Edge」に超優秀な英語読み上げ機能が付き、ウェブでもPDFでも英文自動読み上げが人間レベルに。これで家事中も移動中も読める。リスニング力も向上。再生速度可変で速くすれば超速読も可。近年最高の無料英語ツール。お勧め。
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日本だと潰しが効く等の理由で就活生にはコンサルが人気だが、この地ではコンサルブームは遙か昔で今はプロダクトマネジャーが花形。「ミニCEO」等と呼ばれマーケット分析や顧客要望を製品に落とし込む。起業家や経営者を狙う者に人気で、羨望の眼差しで見られる。日本でも後追いで多分ブームが来る。