Hiroshi Watanabe(@Hiroshi99857672)さんの人気ツイート(新しい順)

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スタンフォードMBAでは「お金よりも情熱」と繰り返し教わるので、在学中は皆感化され情熱を持って起業を試みるが、途中でPEファンドから初任給平均4200万円・内定受諾の一時金平均480万円の就職条件を提示され、なんだかんだ目先のお金が情熱に勝るのか、結局卒業時の最多の進路はPEファンドである。
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今開催中のKindle本50%ポイント還元セールが大豊作だったので思わずnoteに対象の良ビジネス書をまとめてしまいました。 セール対象は『ビジョナリーカンパニーZERO』『プロダクトレッドグロース』『実践スタートアップ・ファイナンス』等新刊も多く、大盤振る舞いしすぎです。note.com/hiroshi9985767…
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米国では学歴フィルターはさも当然のように様々な場所に存在しており、しかも修士以上がほぼ必須の職も多く、最難関大の学部を出て経歴もピカピカの知人が米国で転職を希望した際に、学部卒との理由でそもそも応募すら出来なかった例もあり、日本社会の方が随分と学歴に関しては寛容だと感じる。
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ここの起業家が、「起業の成功には苦労が必須というがこれは嘘で、ここで成功した起業家を分析すると家が裕福だったり失敗でもノーダメージな経歴が多く、起業後も大波乱なく成功に至る例が多数あり、この地の起業家の苦労話は大衆受け狙いの誇張や嘘ばかりだ」などと言っていて複雑な気分になった。
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都心の一等地の新築マンションを見ていると、最近は2億円未満までの値付けならすぐに売れてしまうのだが、なんでも共働き会社員がペアローンで夫婦各自1億円程度までフルに借金して買う例が多いらしく、弁護士的には、色々なリスクをしっかりと勘案した上での決断なのか少し心配になる。
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ここではTOEICは叩かれがちだが、周囲では850点超の人の多くはその後勉強を重ね上位大学院に留学しており、基礎や英語への熱意を測る指標として優れていて、しかも大多数の日本人より英語ができる証左でもあり、過去私が採用担当だった時は重視したので、高得点者は変に斜に構えず普通に誇ればよい。
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昔、ここの近辺の企業に勤める日本の友人何人かとの飲み会で給料の話になり、こっそり教えてくれたのだけど、その金額がおそらく日本企業の同等の職の3-5倍はあるんじゃないかという高額で、これでは優秀な人材の国外流出はもはや避けようがないなと思った。
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渡米当初は素朴に「米国で子育てしたい」と話していたが、一部の米国人に「ありえない。銃で子に命の危険があるし差別も酷く医療制度も崩壊気味で教育費は家が買えるほど高い。カナダでやれ」などと言われ、きっと留学や駐在で短期的に見る米国と永住者にとっての米国は全然違うのだろうなと思った。
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残念ながら周囲で日本が話題の中心に出ることは全然ないが、観光地としての魅力は異常に高いようで、学校では日本行き旅行企画など常に大人気で人が殺到し、コロナ後行きたい旅行先No.1は日本だ、早く入国させろと皆がお世辞抜きに言うほどであり、日本は潔く観光に特化した方が輝くのかもしれない。
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ここの授業での話だと、米国で個の能力が高い「俺が俺が」的カリスマが厚遇されたのは一昔前で、リーマン後は持てはやされる対象が協調性が高いチームプレイヤーに変わり、直近は過剰にアピールしない謙虚さが良しとされつつあるらしく、かつての米国像に基づく議論は昨今もはや無理だ。
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残念なお知らせですが、「留学で英語力が劇的に伸びる」は大人の場合には大きな誤りがあり、周りの多くも私自身も1年程度の大学院留学ではたいして英語力は変わらなかったどころか、「必死で勉強した留学直前が一番英語ができた」という者すらいることを留学準備中の皆様にお伝えしておきます。
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@realBlueDevil まさにそうです。 米国人同級生的には、米国は(職種や地域によって程度の差はあるものの)随分とコネ社会なことと、各種差別とそれの反動としての過剰なアファーマティブアクションのせいで、成果とはかけ離れた登用や昇進だらけだということらしいです。
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以前授業でディスカッションの場があったんだけど、そのテーマが「成果主義が一般的でない米国社会で成果主義を普及させるには」で、米国人同級生は「それは米国では無理だよね...」などと皆頭を抱えており、「米国は成果主義の国」という固定観念を日本で植え付けられた私は一人で大混乱していた。
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スタンフォード大学は来年の受験でもSAT等の試験スコア提出を要求しないらしく、周りの学生に意見を聞いても「入学試験は勉強や準備にお金がかかり金持ち優遇で差別的だ」などと入学試験に批判的な人が多く、入学試験の点数がほぼ全てを決する日本の大学入試とは真逆の方向に進んでいて興味深い。
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昔ある有名な起業家が「スタートアップ周りでは自分で事業を回したことがない弁護士やら金融関係者が『メンター』などと名乗ってビジネスのアドバイスをくれるが、一部の人を除き、その内容はほぼこっちでとっくに検討され尽くしたことなので多くは時間の無駄です」と言っていて、私は心が痛かった。
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米国は知れば知るほど興味深いのですが、私が10代の頃に読んで米国留学を志すきっかけの一つとなったこちらのエッセーは、日本人視点から見た米国がありのままに描かれており、とても面白く読み応えがあるので皆さんに是非読んでほしいです。古くても内容は全く色あせません。amzn.to/3EVsbrM
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授業に来た大企業CEOが、不運にも若く重病になった際、「今CEOをクビになれば医療保険が切れて破産だ」と悩んだ話をし、ある学生も自分のスタートアップでがん患者を保険が切れると知りつつ泣く泣く解雇した話をし始め、米国は病人には過酷で、この地で人々が健康の維持に躍起になる理由が分かった。
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スタンフォード大学の去年の投資リターンが先日発表されたのだが、昨年1年間のROIは40%超、金額にして1年で約1兆4千億円のリターンというぶっ飛んだ数字で、これは日本のほぼ全ての大企業の純利益を圧倒的に超越する金額であり、年収1,650万円以下の全世帯を学費無料にできる理由がよく分かった。
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エンジニアリングやCSの学生のMBA生嫌いは根深いものがあり、だいたいMBA生が「起業しよう」などとアプローチしても「金儲けの方法論ばかり語る頭空っぽな奴らは嫌だ。俺らを利用するな」的に扱われ、渋々MBA生3人などで起業してメンバー誰もプロダクトを作る力がなくその会社は早々に終焉を迎える。
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米国上位大学は親が卒業生だと子は大っぴらに受験で優遇されるのだが、ここの教授の話では、最近ついにその廃止の動きが始まっており、他方で親が大卒でない者を激しく優遇するため、大多数にとっては合格率が数%のただただ入学困難な大学に、非大卒親世帯には簡単にという歪な方向に進みつつある。
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Yahoo創業者のジェリー・ヤン氏と少人数ディナーの機会があったのだが、3千億円の資産を有する圧倒的な成功者が私のようなただの学生の話も終始傾聴し、謙虚かつ気さくに接してくれ、「実るほど頭を垂れる...」を体現するような方だったし、思えばこちらで出会った成功者は皆こういう方ばかりだった。
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ここのMBAの卒業後の新卒平均年収は2,600万円などらしいが、これには裏があると薄々感じだしていて、そもそもこうした高年収者は入学前の年収が元々2,000万円を優に超えていたりするので、MBAが年収を大幅アップさせているというより単に元々年収が高い人がMBAに来ている。
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今年はスタンフォード大学の学部の合格率が3%台と史上最低だったらしく、皆が幼少期から早くも大学合格を目標に据えて英才教育を受け続け課外活動に必死に取り組むが、なお無限に上には上がいるため全然受からず、近年の米国の受験戦争の激化は日本での競争と比べものにならないレベルに達している。
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なお交渉術の分野はやはりハーバードが圧倒的に進んでいる印象で、ここの交渉の授業で出る文献は大概ハーバードの文献です。この本を執筆されたHBSのマルホトラ教授などが頻繁に引用されます。 この本は読み物としても面白いですし、交渉術の入門書としてとてもお勧めです。 amzn.to/3DXRFo7
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昔交渉の授業で教授から留学生に向けられた「米国は交渉が文化基盤だ。ダメ元で責任者を探し相手を怒らせない態度でネゴれ。君らの国で無理な場合もここは交渉余地がある」との言葉を忠実に実践したら、学費免除を倍増できたり飛行機に遅れたのに搭乗できたりしており、交渉社会ぶりを実感している。