301
起業の授業で得た教訓。
「スタートアップの死因の70%は、プロダクトマーケットフィット達成前に『それが達成されたと思い込んで』拡大を急いだこと」
早すぎる時点で不相応な資金調達に成功し、過剰に設備/人材投資。
死に際になって、実は特に需要がない製品をひたすら作りこんでいたことに気づく
302
不安マネジメントの授業での学び。
「心配事は、ひたすら紙に書き出せ」
不安の原因は頭の中では漠然とし、未整理の状態。
この状態が不安感を不必要なほど増幅させている。
書き出すことで不安が可視化されて一気に整理される。
そして気づく。案外「大したことないこと」で心配していたことに。
303
@ZeBELL5256 私が見ていたのは米国の高級ブティックホテル(非チェーン)のHPです。
webマーケティングの教科書的には、さすがにOSという一つの変数のみで値段が露骨に変わるのは悪手すぎますし、最新のデータサイエンスを駆使した最近の大手予約サイトではそこまで露骨なことはあまり起きないような気がします。
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@RnmNumibqyQKc6i ホテルWeb表示価格については、検索者のPCのOS以外にも、
言語設定/性別/年齢/居住地/過去の検索履歴/宿泊履歴/高価品の購入履歴
等も踏まえて総合判断されているかと思います。
なお、レピュテーションリスクがあるので、ここまで露骨な価格差を設定するホテルはさすがに少ないかと思われます。
305
最近、妻と私のPCで、同じホテル同室のWeb表示価格が2万円も違ってて驚いたのだが、Webマーケの授業で以下を聞いたら何となく理由がわかった。
「Macユーザーは他PCユーザーより、
1泊あたり約3千円多く宿泊代を支出し、
40%高い確率で4つ星以上のホテルを選び、
上ランクの部屋を選ぶ傾向が強い」
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最近授業で面白かった話は、
「スピーチの天才とされる、
ジョブズも、当初TVで『今にも吐きそう、トイレの場所教えて』と懇願し、
ビル・クリントンも、昔は話がつまらなすぎて聴衆皆居眠りし、
キング牧師も、大学のスピーチの授業はC評価。
『話す力』は才能でなく、後天的に身に付けるもの」
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授業で教授が
「組織内の不正は『とにかく金儲け』的な組織より、
『社会をより良くしよう』的な壮大なMissionを掲げてる組織の方が頻発する。
壮大なVisionは内部の不正を覆い隠す。
特に不正を警戒すべきは
Vision-drivenのStartup
NGO
教育機関
宗教法人」
と言ってたのは妙な納得感があった
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最近の授業で興味深かった話は、
「プロサッカーのキーパーはPKで一歩も動かないと33%もの高確率でシュートを防げる。なのに実際キーパーが一歩も動かなかったのは全体の6%だけ。
人は『行動すること』を過剰に意識するが、『あえて行動しないこと』も重要な一戦略ということを忘れてはならない」
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低迷期SonyをV字回復に導いた元CEO平井氏のLA講演に参加。
衝撃的だったのは、テクノロジー企業を率いた同氏の
「Video call、SNS等コミュニケーションツールが発達した現代でも、マネジメントの文脈では、結局、
『対面での会話』
に勝るものはない。テクノロジーに依存するな。」
との言葉。
311
組織論の授業で出た、
「人は、自分が持つ情報を相手も持っていると勝手に思い込むようにできており、人の説明の多くは根本的に情報共有不足」
という点は常に意識したい。
「何で俺の説明が分からないの?アホなの?」と思う場合の多くは、相手がアホなのではない。
単に、自分の説明が不十分。
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最近授業で学んだのは「福利厚生水準、一度上げると撤回困難」
90年代、某外銀が社員に朝食の無料提供を開始
00年代、不景気でそれは廃止
社員達(※年収数十万ドル)は、廃止をまだ鮮明に覚え、恨み続けている。
そこらの体力ないStartupが表層的にGAFAを真似て「何でも無料」にすると、後が大変。
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MBA受験生の方から時々、ハーバードとスタンフォードの校風の違いを尋ねられるのだが、そんなときは両校への受験出願時に自らの思いの丈を渾身の自作ラップミュージックビデオに乗せて両校に送りつけた友人の話をしようと思う。
彼はハーバードは速攻で落ちてスタンフォードは速攻で合格した
314
データ系の授業で学んだのは
「入手できる情報量が増えるにつれ、人の意思決定の質は上昇。
ところが『一定量』を越えると、決定の質は逆に悪化。
この『一定量』は我々の想像よりはるかに極小」
他者に情報を活用してほしいなら、情報量は意識的にごく少量に厳選する。
140字のツイートのごとく。
315
コーチングの授業で強調されたのは「アドバイスはするな」
他人からのアドバイスのほとんどは、実は役に立っていない。
相談者が自分で解決策に気づくしかない。
その為には、指導者/メンターは
傾聴
明確化・パラフレーズ
疑問点に対する質問
似たような経験のシェア(notアドバイス)
に徹する。
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授業で今日学んだのは、「内省」のもたらす劇的な効果。
HBSの研究によると
「1日15分だけ明確に時間を作り『自分がその日に学んだこと』をしっかり振り返ると、それだけで業務パフォーマンスが10日後に23%も向上」
誰でも簡単に通勤/ジム/風呂等の隙間時間にタダ&短時間ででき、費用対効果最高。
317
「アメリカでは謝罪してはダメ」って日本でよく聞いていたから、
米大企業のCxOを歴任し今も世界的米企業の取締役に名を連ねる百戦錬磨の米教授が授業で
「自分に誤りがあったら言い訳せず素直に非を認めて『I'm sorry』と正面から言え。まず謝れ」
と指導していたのは逆カルチャーショックだった
318
採用系の授業で教授が
「最適人材の採用の手法は、面接時に『本音を話させる』ことに尽きる。
候補者は本音より『面接官が期待する内容』を答える。
それを防ぐため、面接中は安心感作出に徹する。人は安心すると本音ぶっちゃける」
と言ってたのだけど、だとすれば圧迫面接の存在意義が問われる
319
交渉術の授業で面白かったのは、自分の依頼を通す「Low Ball」という技法。
「朝7時から勉強手伝って!」との依頼、普通は「朝7時って...」と断られる。
ところが、内容が全く同じ依頼でも、
「勉強手伝って!」
↓
「いいよ」
↓
「朝7時ね!」
という流れで頼むと、依頼が通る可能性は激増。
320
手書きノートテイクとPCノートテイク、後者の方が圧倒的に大量の情報メモれるし、後者が断然良いよね。手書きとか時代錯誤。
....とか思ってたら、2014年のUCLA等の研究は、
「手書きとPCのノートテイキングでは、手書きの方がPCの2倍以上、人は話し手の会話内容を記憶できる」
ことを明らかにした
321
「女性は自らの外見の良さと組織での出世との間に関連はほぼ無い。一方で男性は外見と出世との間に結構な関連がある」
という何ともセンシティブな研究結果が授業で披露されたのだけど、この時ばかりはいつもならマシンガンのごとく質問しまくる学生たちも沈黙し、話題はすぐに次に移った。
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MIT等の2010年の研究によると「高パフォーマンスを発揮するチーム」は以下の要素を有していた。
・各自バランスよく発言等の貢献機会付与
・各自が他人の感情洞察能力に長けている
・(男女比平等とかじゃなく)純粋に女性の絶対数が多い
各自の平均IQとチームパフォーマンスには大して関連はなかった
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Diversityの授業で
「『高Diversityのチームは意見が全然まとまらず低成果、同質的チームは阿吽の呼吸のおかげで高成果』というのは全く嘘。後者は反対意見が黙示に抑圧され建設的議論がなされず成果が顕著に悪化する」
という研究結果を聞いて、日本社会の色んな問題の本質を垣間見た気がした。
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有名大学に受かったとか、誰もが羨む企業に就職したとか、難関試験に合格したとか、そういう「ゴール」に達した時点で満足し燃え尽きる人は無数にいる。
こうして周りが早々に勝手に自ら成長を止めるので、節目節目で「燃え尽きない」ようにするだけで特に優秀でなくともそこそこ社会でやっていける
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昔から数学等をクイックで復習する時に使ってるのが「Khan Academy」。
全て無料で数学/金融/経済学/programming/GMAT等の授業が英語で受けられ、質も十分。
授業クリアすると自分がレベルアップしていくなど飽きさせない工夫も凄い。
子供から大人まで幅広く超お勧め。
khanacademy.org