ラテン語さん(@latina_sama)さんの人気ツイート(リツイート順)

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「支持者」という意味で現在広く使われている英語の"fan"は、fanatic「狂信者」を略したものです。 そしてこの"fanatic"の語源はラテン語fanaticus(ファーナーティクス)「熱狂した、神殿の」で、fanaticusの元はラテン語fanum(ファーヌム)「神殿」です。
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シミュレーションかシュミレーションかで迷ってしまう方に: 正しいのはシミュレーションで、simulationはラテン語simulo「真似する」が語源です。simuloはsimilis「似ている」の派生語で、similisは英語similar「似ている」の語源です。similarが頭に浮かべばsimulationの方が正しいとわかるはずです。
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ハリーポッターで、パトローナス(守護霊)を召喚する呪文「エクスペクト・パトローナム」は、ラテン語で「私は守護者を待つ(Exspecto patronum)」という意味なのです。 ということは、パトローナスはラテン語ができるのでしょうか。
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主に関東地方にあるスーパーで、私も栃木に住んでた頃によく利用した「ベイシア(Beisia)」ってどういう意味だろうと調べたらまさかのラテン語の"bene"「良く」と旧社名"ISEYA"が合わさってできた名前でした。気づかなかった......
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ルイ14世は「朕は国家なり(L'État, c'est moi.)」と言ったと伝えられますが、当時の公的な記録にはありません。逆の趣旨で、死ぬ間際に後のルイ15世となるひ孫に「私は去ってしまうが、国家は永久に存続するだろう (Je m'en vais, mais l'État demeurera toujours.)」と言った記録は残っています。
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マスクメロン(muskmelon)の「マスク」は「仮面」ではなく、「ジャコウ(英語でmusk)」です。マスカット(muscat)の 「マス」も同じく「ジャコウ」です。 どちらも中世ラテン語muscus「ジャコウ」が元で、ジャコウのような香りがするのでこう名付けられました。
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仏語からの借用が行われた時期は13、14世紀がメインで、この時期はイングランドにおいて英語が公用語として使われる場面が増えてきた時期です。 その際元々仏語を母語としてた貴族も英語に乗り換える際に元母語から大量の語彙をたずさえつつ乗り換えたと考えられます。(ソース)user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog…
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たまに耳にする「ユリイカ」「エウレカ」「ヘウレーカ!」という言葉は古典ギリシャ語εὕρηκα(heúrēka)「私は発見した」が元で、これは動詞εὑρίσκω(heurískō)「発見する」の現在完了形一人称単数です。 アルキメデスが浮力の原理を発見した際、この言葉を叫びながら街を走り回ったと伝えられています。
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カーナビのナビはnavigationの略で、navigationの語源はラテン語navigatio「航海」です。navigatioは「船を(navis)導くこと」が原義で、ラテン語のnavis「船」は英語navy「海軍」の語源にもなっています。 「船乗り」はラテン語でnautaといい、英語のastronaut「宇宙飛行士」のnautと関係があります。
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エリンギの名前の由来は、学名のPleurotus eryngiiです。 eryngiiはラテン語で「エリンギウムの」という意味で、このキノコがエリンギウムという植物が枯れた後、その植物の根っこに生えることからこの名前がつきました。 学名が名前の元になっている植物として、エリンギは結構珍しいと思います。
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タロットの「大アルカナ」や「小アルカナ」などの「アルカナ」はラテン語の「神秘、秘密(arcana)」が元で、この元は「秘密の、神秘的な」という意味の形容詞arcanusで、さらにarca「箱」にさかのぼれます。 英語で「ノアの箱舟」という意味のNoah's arkの"ark"の語源も、このarcaです。
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また、このサイトには無いラテン語を学びたい方にはこちらの本から始めるのをお勧めします。そしてラテン語がどれほど魅力的かは、私がラテン語や古代ローマの面白さをツイートしていますのでそちらもチェックしていただければ幸いです。twitter.com/latina_sama/st…
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2000年以上前に、男性が書いたこんな詩が残っています。 「立って夜明けに挨拶を送っていたら、ロスキウス君が左方に見えてきました。神々よ、失礼を承知で申し上げますが、人間(=ロスキウス)が神よりも美しく見えました。」
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個人的に好きなのは読まれない文字が読まれる時です。例えば英語column「コラム」のnは読まれませんがcolumnist「コラムニスト」だと読まれます。 他にはフランス語pot「深鍋、甕」やprêt「準備できた」は単独ではtが読まれませんがpot-au-feu「ポトフ」prêt-à-porter「プレタポルテ」だと読まれます。
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暑いのでサクレレモンを食べました。これを作ってるフタバ食品(@FUTABA_SACRE)は、私の地元の栃木県の会社なのです!サクレレモンはこんな暑い日に絶対おすすめです。 "sacré"はフランス語で「神聖な」という意味で、語源になっているラテン語sacerは英語sacred「神聖な」の語源でもあります。
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この季節になるとよく見る"Merry Christmas!"「メリークリスマス」のmerry「楽しい」の語源は、ゲルマン祖語*murgijaz「短い」です。 なぜ「短い」が「楽しい」になったかと言うと、楽しいイベントは時間を短く感じさせるからだと考えられています。
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英語の仮定法のwere ("If I were a bird"等) は、be動詞の2人称単数と1, 2, 3人称複数の過去形のwereではありません。 仮定法の"were"は大昔の英語の接続法過去の名残で、接続法過去ではどの人称でもwǣreでした(複数はwǣren)。今もこれが残って仮定法過去ではどの人称でも"were"が使われるのです。
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2000年前に書かれた、別れた相手へのラテン詩です。 「でも、あとで後悔するのはそっちの方だよ。誰からも求められなくなってさ。人でなし。呪われろ!残りの人生はどんなだろうね?だれにアプローチされるんだろうね?誰にルックスを気に入ってもらえるだろうね?誰に恋するんだろうね?」
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ビスケットの語源は、ラテン語で「2度焼かれた (bis coctus)」です。 ちなみにパンナコッタ (イタリア語でpanna cotta、文字通りには「火が通ったクリーム」) の"cotta"の部分もラテン語のcoctusが元なので、ビスケットの「ケット」とパンナコッタの「コッタ」は元が同じなのです。
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マスクメロン(muskmelon)の「マスク」は「仮面(mask)」ではなく、「ジャコウ(musk)」です。またマスカット(muscat)の 「マス」の部分も同じく「ジャコウ」です。 どちらも中世ラテン語muscus「ジャコウ」が元で、ジャコウのような香りがすることからこのように名付けられました。
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ゴシック体で書かれたラテン語ですね。 mimi numinum nivium minimi munium nimium uini muniminum imminui vivi minimum volunt「雪の神々のかなり小さい笑劇役者たちは、彼らが生きている間ワインの保護という過剰な義務が軽減されるのを全く望んでいない」と書かれてます。 twitter.com/englishhistpod…
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「フェチ」の元をたどると、ポルトガル語のfeitiço「呪物」に行きます。大昔、ポルトガルの航海者たちが行った先での未開民族によって崇拝されている物を指して用いた言葉です。 ポルトガル語feitiço自体の語源は、ラテン語facticius「作られた」です。
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そういえば『ノートルダムの鐘』でカジモドという名は「出来損ない」という意味と言われてましたが正しくはQuasimodoという日(白衣の主日)に拾われたからです。 この日の名前の元はQuasi modo geniti infantes「つい先ほど生まれたばかりの赤子のように」という、この日のミサの入祭唱の始めの句です。 twitter.com/eigatrivia/sta…
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「人間は自分が欲するものを喜んで信じ込んで、そして『他の人も自分と同じ感覚を持ってほしい』と期待する生き物であるから... (nam quae volumus, ea credimus libenter, et quae sentimus ipsi reliquos sentire speramus)」 ユリウス・カエサル『内乱記』より
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地元(宇都宮)に松が峰教会という教会があるのですが、大谷石でできていて建築が綺麗で一度は訪れていただきたいです! 2枚目の真ん中にあるXとPが合わさったシンボルはギリシャ語のΧΡΙΣΤΟΣ (Khrīstós)「キリスト」の最初の2文字を組み合わせたもので、イエス・キリストを表しています。