ラテン語さん(@latina_sama)さんの人気ツイート(リツイート順)

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「言葉は一度言ってしまったら飛んでいき、もう取り消せない (semel emissum volat irrevocabile verbum)」ホラーティウス『書簡詩』より
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ちなみに、ユヴェントスの最初のロゴにはラテン語で「ルールに従って試合した者でなければ、(たとえ優勝しても)冠を受け取ることはできないであろう」と書かれています。 twitter.com/latina_sama/st…
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FGOやペルソナ3に出てくる「トリスメギストス」は、伝説的な錬金術師のヘルメス・トリスメギストス(Hermes Trismegistus)の名前が元です。トリスメギストスとは「3倍偉大な」という意味です。 ヘルメス・トリスメギストスは錬金術の創始者とされているので、例えば英語でhermeticsは「錬金術」です。
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成人の日が近いということで、新成人のみなさんにおすすめの本です。 1. 『ラテン語の世界』 2. 『基本から学ぶラテン語』 3. 『しっかり学ぶ初級ラテン語』 4. 『ラテン語のはなし』 5. 『ラテン広文典』 6. A Little Latin Reader 7. New Latin Grammar 8. New Latin Composition (Bennett)
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音楽記号のフェルマータはイタリア語で「停止(fermata)」という意味ですが、フェルマータ記号はイタリア語でcoronaと呼ぶ方が一般的です。最近知ってびっくりしました。 また、イタリア語の"fermata"は「(バスなどの)停留所」という意味もあります。
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「バス」は"omnibus"「乗合自動車」を略したものです。omnibusは元はラテン語で「あらゆる人に(omnibus)」という意味で、omnibusはomnes「あらゆる人たち」の複数与格です。現在の用法の元は、フランス語のvoiture omnibus「あらゆる人のための車」という表現です。曲用語尾の方が残るのは珍しいです。
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柚子の学名"Citrus junos"(キトルス・ユノス)の"Citrus"はミカン属を表し、ラテン語で「シトロンの木」という意味なのですが、"junos"の方の語源は日本語での古い言い方「柚の酸(ゆのす)」であると考えられています。 #ゆず活
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理科で習う「フォッサマグナ」はラテン語で、「大きな溝 (fossa magna)」という意味です。命名したのはナウマンゾウに名前が残っているナウマン博士です。 また、フォッサマグナは糸魚川静岡構造線、新発田小出構造線、柏崎千葉構造線に囲まれた地帯であり、線ではありません。city.itoigawa.lg.jp/6525.htm
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「もし奴隷が日曜日に彼の主人の命令によって働くなら、その奴隷は自由になるべし。そして主人は罰金30シリングを支払うべし。」イネ法典(690年代前半)第3条より(古英語)
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東京BABYLONがTVアニメ化という、幼い頃からCLAMP作品が大好きな私にとって嬉しいニュースです。 バビロンはメソポタミア地方の古代都市の名前で、「バビロン」を指す楔形文字の並びは「神の門」という意味でした。ちなみに日本には「神門(ごうど)」という姓があります。 twitter.com/comic_natalie/…
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この季節になるとよく見る"Merry Christmas!"「メリークリスマス」のmerry「楽しい」の語源は、ゲルマン祖語*murgijaz「短い」です。 なぜ「短い」が「楽しい」になったかと言うと、楽しい時間は短く感じるからだと考えられています。
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ティラミス(tiramisu)はイタリア語で「私を元気づけて(Tirami su)」という意味で、同様の意味の英語"pick-me-up"は「元気回復のための飲食物」という意味です。 今は販売終了したPICK UPというお菓子がありましたが、ここから名づけられたのでしょうか。
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「シルエット」はフランスにて、不人気のためわずか8ヶ月で失脚した財務総監エティエンヌ・ド・シルエット(Etienne de Silhouette)の名前が元です。 この名からà la Silhouette「仕事は早いが粗雑な」という表現が生まれ、輪郭のみ明らかになってる横顔の影絵がsilhouetteと呼ばれるようになりました。
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ラテン語で「良い」はbonus、「より良い」はmelior、「最高の」はoptimusで、同じ語源を持つものではありません。また英語でもgo「行く」の過去形は"went"と、語源が違う語が当てられており、このようなものを補充法(suppletion)と言います。ちなみにwentは動詞wend「行く」の古い過去形が元です。
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ヘロドトスの「エジプトはナイルの賜物」という言葉は世界史の教科書にも載っているものですが「ナイル川がエジプトを肥沃な土地にした」という意味ではなく、ヘロドトスが『歴史』第2巻で書いたのは「エジプト(特にナイルデルタ)はナイル川の堆積作用によって作られた土地である」ということです。
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柿の学名は"Diospyros kaki"で、"Diospyros"は古典ギリシャ語で「ゼウスの小麦」という意味です。柿にゼウス感も小麦感も無いですが、学名を知るのは面白いです。
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パッションフルーツのパッションは"情熱"ではなく「キリストの受難」で、見た目がキリストの磔刑のシーンに見えることから名付けられた植物passion flower「トケイソウ」の仲間であることが由来です。 ちなみにpassionはラテン語patior「受ける」が語源で、昔は「受難、苦しみ」という意味だけでした。
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実はドイツ語由来だけど、ドイツ語が元だとあまり知られていない言葉に「エネルギッシュ(energisch)」があります。 英語では、同じ意味の言葉は"energetic"(エナジェティック)です。
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最近よく聞く「プロパガンダ (政治的意図のもとに思想を強調する宣伝)」の語源は、ローマ教皇庁のCongregatio de Propaganda Fide「福音宣教省」です。 propaganda fideは「広められるべき信仰」という意味で、-nd-は「されるべき」という意味があり、例えばlegendも元は「読まれるべき物たち」です。
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宇宙を舞台にした漫画「プラネテス」のタイトルは、古典ギリシャ語で「放浪者たち(plánētes, πλάνητες [ΠΛΑΝΗΤΕΣ])」という意味です。また、同じ語源のplanḗtēs (πλανήτης)「放浪者」は英語planet「惑星」の語源になっています。
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サイダーは英語cider「りんご酒」が元ですが、さらに遡ると古フランス語cidre、中世ラテン語sicera、古典ギリシャ語síkeraを通じてヘブライ語shekhár「酒」に行きつきます。語源が「酒」なのにノンアルコール飲料を指すようになったのは面白いです。
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りそな銀行の「りそな」はラテン語で「響きわたれ (resona)」という意味です。 これはresono「響きわたる」の命令で、resonoは英語resonance「反響、共鳴」の語源でもあります。
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「1月」を指す英語Januaryの語源は、古代ローマの神ヤーヌス(Janus)です。 なぜこの神が1月の語源かというと、ヤーヌスには2つの顔があり、片方の顔は過ぎ去った年に、もう片方は新たに始まる年に向けられるという意味合いが込められているからです。
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映画『ジョーカー』に出てくる薬局の看板のRっぽい文字は処方箋を表す記号で、中世ラテン語recipe「取れ(英語recipe「レシピ」の語源)」の略です。 医師が薬剤師に薬の調合法を指示する際、この単語から書き始めてたことに由来します。「〜(材料)を取れ。そしてこのように調合せよ」という指示でした。
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ラテン語はあなたの命を救います。 イギリスでは昔、聖職者は死罪を免れてました。容疑者が聖職者かどうかは聖書の詩篇51をラテン語で読めるかどうかで決めていて、文字が読めなくてもこれを暗唱できる人は多くいました。 これを覚えれば、昔のイギリスにタイムスリップして捕まっても命は助かります。