ラテン語さん(@latina_sama)さんの人気ツイート(リツイート順)

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この鯖のオリーブオイル漬けの缶は「サバ」とフランス語の「元気?(Ça va ? サヴァ)」をかけてるんですが、それだけじゃなくて"C"の下のセディーユがイラストのサバのヒレっぽくなってて芸が細かいです。
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「フランクに話す」は「自由に話す」という意味ですが、これはラテン語Francus「フランク族の者」が後に「自由人」を意味するようになったことが始まりです。 かつて存在したフランク王国では、フランク族の者は奴隷でなく自由身分を有していたから「フランク」が「自由」も意味するようになりました。
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3月14日は円周率の日です。 円周率πの記号がなぜ「π」かというと、ギリシャ語περίμετρος(perimetros, 円周)の頭文字だからです。 このギリシャ語perimetrosは、英語perimeter「周りの長さ」の語源でもあります。
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「saudadeより「パン(pão)」の方が知られてるのではないか」という反応を数々頂いております。しかし、食文化を研究されている近代食文化研究会さんのツリーによれば、一般に言われる「パン」はポルトガル語でなくフランス語のpain「パン」が元と考える方が自然とのことです。twitter.com/ksk18681912/st…
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スタジオジブリの「ジブリ」はイタリア語で「南から来る熱い強風(ghibli)」という意味で、第2次大戦中に使用されたイタリアの軍用偵察機の名前でもあり、飛行機マニアでもある宮崎監督が命名しました。 日本のアニメ界に熱風を起こそうという思いを込めたそうです。
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「戦争というものは全て、始めるのは簡単だが終わらせるのは極めて難しい。戦争の開始と終了が同じ人の権限にあるわけではない。 戦争を始めるのは誰でも、臆病者でも出来るが終わらせるのは勝っている側が止めたいと思う時だけである」サッルスティウス『ユグルタ戦争』より
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「クロワッサン」と「クレッシェンド」は語源が同じです。 前者は三日月(フランス語croissant)の形で、後者はイタリア語で「次第に増大すること(crescendo)」です。どちらもラテン語crescere「成長する」に遡れますがなぜ三日月が成長と関係があるかというと、三日月は満ちていく最中の月だからです。
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「クロワッサン」と「クレッシェンド」は語源が同じです。 前者は三日月(フランス語croissant)の形で、後者はイタリア語で「次第に増大すること(crescendo)」です。どちらもラテン語crescere「成長する」に遡れますがなぜ三日月が成長と関係があるかというと、三日月は満ちていく最中の月だからです。
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不思議の国のアリスに出てくるマッドハッターの由来は英語のmad as a hatter「帽子屋のようにイカれている」という表現で、一説には「昔は帽子を作る過程で水銀が使われ、それが元で帽子屋は神経系に害を患うことがあったから」と言われています。 帽子にある10/6は10シリング6ペンスという値札です。
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「モブキャラ」の「モブ」の部分は英語"mob"「大衆、暴徒」が元ですが、この語源はラテン語mobile vulgus「気まぐれな大衆」の"mobile"です。 なぜかvulgus「大衆」の方ではなく、mobile「気まぐれな」という形容詞の方が残りました。
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"Halloween"(ハロウィーン)の"een"の部分は"even"「夜」の略で、クリスマスイブの"eve"「前夜」の仲間です。 11月1日が「諸聖人の日(All Hallows' Day)」というカトリック教会の祝日で、10月31日はこの前夜なので"Halloween"と呼ばれています。
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ルターが95か条の論題を教会の扉に貼り付けたのは1517年の10月31日でした。ラテン語で書かれており、神学の討論会への招待という形だったのですが、何者かがドイツ語に訳し活版印刷で複製され、一般の人々に急速に広まったのです。 あるツイートがツイ主の意図に反して拡散→大炎上みたいな流れです。
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サイゼリヤが好きすぎて、こんな記事書きました。外国語にどっぷり浸かってる私が読んだサイゼリヤのメニュー表からボコボコ湧いてきたトリビアを100も書いてます。ぜひ読んでみてください!rinascimento.co.jp/saizeriya-100t…
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英語などで「地図帳」を"atlas"と言いますが、これは「メルカトル図法」で有名な地理学者メルカトルが、制作した地図帳にギリシャ神話の天空を支える神である「アトラス」という名前を付け、その表紙にもアトラスが描かれていたことに由来します。
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京都の四条通にあるお店(イノブン)の外壁にラテン語が刻まれていました。VITAE SAL AMICITIAは「友情は人生の塩である」という意味です。
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有名な名言は、オリジナルの文では韻を踏んでいることがあります。 例えばニーチェの「神は死んだ」はドイツ語で"Gott ist tot"、 「翻訳者は裏切り者だ」はイタリア語で"Traduttori traditori"、 「天才は1%の閃きと99%の汗かき(=努力)」は英語で"Genius is 1% inspiration, 99% perspiration"です。
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12世紀の写本です。この時代にすでにアスキーアートのようなものがあったとは驚きです。 mss-cat.trin.cam.ac.uk/Manuscript/O.3…
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「ミニチュア」の「ミニ」は、ミニサイズという意味ではありません。 ミニチュアの語源は朱色の顔料である「鉛丹(ラテン語でminium)」で描かれた写本の挿絵等を指す言葉です。 これらは小さいものが多かったためにminute「微細な」と混同され、“縮小したようなもの”を意味するようになりました。
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物凄く便利なツールがあります。英語の文章(サンプルはキング牧師のスピーチ)を入力するとこのような図が表示され、各々のバブルは文中の各単語を表します。 横軸はその単語が初めて文献に現れた年、縦軸は現代英語での使用頻度です。バブルの色は語源の言語を表しています。 …d-text-visualizer.oxfordlanguages.com
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「ミニチュア」の「ミニ」はミニサイズという意味ではありません。 ミニチュアの語源は朱色の顔料である鉛丹(ラテン語でminium)で描かれた写本の挿絵等を指す言葉です。 これらは小さいものが多かったためにminute「微細な」と混同され、“縮小したようなもの”を意味するようになりました。
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「ぴえん」に飽きた人は、古典ギリシャ語で悲しいときに言う「あいあい(αἰαῖ, aíaî)」を使ってみては。
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「プラダを着た悪魔」という映画で、パーティーの場で上司に付き添う部下が、そこで会う人の名前や役職や近況を上司に耳打ちするシーンがありました。 古代ローマでも、主人に付き添って出会う人の名前や役職などを主人に耳打ちした「ノーメンクラートル(nomenclator)」という奴隷が存在していました。
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ギリシャ神話のパンドラの箱の話で、パンドラが開けたのは元々箱ではありませんでした。 古代ギリシャの記述ではその容器はpíthos(πίθος)「壺」だったのですが、それをエラスムスがラテン語に訳す際にラテン語pyxis「箱」という単語を使い、これがきっかけで"パンドラの箱"という表現が広まりました。
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「雪だるま」はなんで「だるま」なのかなって思ってたんですが、江戸時代では本当に雪でだるまを作っていたそうです。dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid…
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アメリカのトヨタはPriusの複数形を何にすべきかの投票を開催したことがあり、最も多くの票を集めた"Prii"に決まりました。 車名の元になったラテン語の形容詞prius「より前方の」の複数形は本来はprioraなのですが、"Prii"はまるで単数形が-usで終わる第2変化名詞の複数の形になっています。