ラテン語さん(@latina_sama)さんの人気ツイート(リツイート順)

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「あなたがた、私の作品が官能的だからって私がみだらな人だと思ってるなんて!慎み深くあるべきなのは作者自身であって、作品が清廉潔白である必要は全くない。」古代ローマの詩人カトゥッルス
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ジーニアス英和辞典の「ジーニアス」は「天才」ではなく、「守護神」という意味です。 以前は「受験生の守護神」というキャッチフレーズで売られていました。
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1970年代でも、イタリアには文字が書けない人が5%もいました。これは1973年にシチリア島のとある女性が遠く離れた夫に宛てた手紙です。妻は誰かに手紙の代筆を頼むことはせず、夫婦で決めた絵文字で手紙を書いていました。
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サイゼリヤが好きすぎて、Webメディアでこんな記事を書きました。 外国語にどっぷり浸かってる私がサイゼリヤのメニュー表からボコボコ湧いてきたトリビアを書いてます。ぜひ読んでみてください。rinascimento.co.jp/saizeriya-100t…
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東京ディズニーランドのホーンテッドマンションにある、猫のお墓です。 死亡日時が9つもあるのは、英語のことわざ"A cat has nine lives."「猫には9回の命がある(→なかなか死なない)」を元にしているからです。#東京ディズニーランド38周年
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ゲーム「魔法使いの約束」の中央の国のオズの呪文「ヴォクスノク」は、ラテン語vox「声」とnox「夜」を合わせたものだと考えられます。 ちなみにvoxは「ヴォーカル」、noxは「ノクターン(夜想曲)」と語源的つながりがあります。
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ギリシャ神話のパンドラの箱の話ですが、パンドラが開けたのは元々箱ではありませんでした。 古代ギリシャの記述ではその容器は「壺(píthos [πίθος])」だったのですが、それをエラスムスがラテン語で表す際に「箱(pyxis)」という単語を使い、これがきっかけで"パンドラの箱"という表現が広まりました。
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「フェチ」の元をたどると、ポルトガル語のfeitiço「呪物」に行きます。大昔、ポルトガルの航海者たちが行った先での未開民族によって崇拝されている物を指して用いた言葉です。 ポルトガル語feitiço自体の語源は、ラテン語facticius「作られた」です。
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風の谷のナウシカの英語版タイトルは"Nausicaä of the Valley of the Wind"となっており、「ナウシカ」の元はギリシャ神話に登場する「ナウシカアー」だとわかります。 ホメーロスが書いた詩『オデュッセイア』では、ナウシカアーは海上で嵐に遭いスケリア島に漂着したオデュッセウスを助けました。
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英語のwater「水」やotter「カワウソ」とロシア語のводка(vódka)「ウォッカ」は同じ語源で、どれも印欧祖語*udōr「水」にさかのぼれます。こういう語源を知るのが本当に面白いです。
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学園ヘタリアのプロイセンのネクタイには"Hic sunt leones"と、小さくラテン語で書かれています。 昔の地図制作者は、その土地の状況を詳しく知らないときにHIC SUNT DRACONES「ここにドラゴンがいる」やHIC ABUNDANT LEONES(画像)「ここにライオンがたくさんいる」と書いていたという背景があります。
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ギリシャ語もおすすめです。学習すれば、約2000年前のこんな詩が読めます。 「昨日私は体育教師の家で食事をした。彼は最も幸せな男だ。教え子の少年達が彼の膝や肩に乗り、食事を運び、酒もつぐ。なんと素晴らしい!そこで私は冗談のつもりで、彼にこう言った。『夜の体育の授業もやってるのかい?』」
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スコットランドにおけるイギリスの国章の下に書いてある"NEMO ME IMPUNE LACESSIT"はラテン語で、意味は「私を挑発する者は、誰一人として無罪で済まない」です。かっこいい
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ディズニー映画などで有名になった「ヴィラン(悪役, villain)」という言葉の語源は、中世ラテン語villanus「村人」です。 語源から次第にイメージが悪くなり、「村人、田舎者」→「身分の低い田舎者」→「悪党、悪役」となりました。
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「マルマルモリモリ」という歌がありましたが、ラテン語でmalum malum mōrī mōrī(マルムマルムモーリーモーリー)であれば、「愚者の悪事、愚者の悪事」という意味になります。 ちなみにmālum mālum mōrī mōrī(マールムマールムモーリーモーリー)では、「愚者のリンゴ、愚者のリンゴ」になります。
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買ってきたおだしのパッケージに旧約聖書のイザヤ書からの引用「わたしの目にあなたは価高く、貴く、わたしはあなたを愛し、」がありました。ラテン語では"Quoniam pretiosus factus es in oculis meis et gloriosus, ego diligo te"です。びっくりしました。
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一般教養という意味で「リベラルアーツ」という言葉が使われることがよくあります。 リベラルアーツの語源はラテン語のliberales artes「(奴隷でない)自由身分の人にふさわしい学問」で、中世では特に文法学、論理学、修辞学、幾何学、算術、天文学、音楽が「リベラルアーツ」だと考えられていました。
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「酒は飲みたい時に飲みたい人が飲むのがいちばん。無理やり飲ませるのは、お酒にも飲む人にもよくない。」2000年前のギリシャの詩のラテン語訳より
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引用元の文学作品の文脈とはかけ離れた引用がはびこる今日この頃ですが、この『ラテン語名句小辞典』は丁寧に元の文学作品での文脈が解説されていて、おすすめの一冊です。読み方がカタカナで書かれてるのもうれしいポイントです。
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羽田空港第2ターミナルにあるラテン語。「訪れる者に平安あれ。去りゆく者に安全あれ」という意味です。 これは、ドイツのローテンブルクという町にあるシュピタール門に刻まれた文が元になっています。
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ドイツ語のGiftが「毒」という意味なのは、古典ギリシャ語の影響です。 まずGiftは元々「与えること」という意味でした。古典ギリシャ語のdósisが「与えること、贈り物」の他に「薬の用量」という意味があり (ラテン語dosis"用量"の語源)、この影響で「毒」という意味も生じました。
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「ビフテキ」は「ビーフステーキ」を直接略したものではありません。 英語"beefsteak"がフランス語に入って"bifteck"になって、この"bifteck"が日本語に入って「ビフテキ」になりました。
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9世紀の写本にある、うさぎ座の解説です。まるでアスキーアート。
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お店にて、買った商品を袋詰めするところに「作荷台」と書かれていました。「サッカー台」という表記しか知らなかったので調べたら「サッカー台」の方がより古くから見られ、漢字表記は当て字のようだということが分かりました。 ちなみにここでのサッカーは「袋詰めする人(sacker)」という意味です。
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影響力のある人一人が間違った知識を広めた際に、日本にいるその分野の学者が束になってもその一人の影響力には敵わないというケースが結構あって(しかも私の場合は訂正しようとしたら「デマを流している」と喧伝されました)、これはほんと厄介な問題です。 t.co/cDOMfgGdfh