1378
おとめ座で一番明るい「スピカ(Spica)」はラテン語で「(麦の)穂」という意味で、おとめが持ってる麦の穂のところにあるためこの名がつきました。
spicaの語源は「尖った点(印欧祖語*spei-)」だと考えられており、これは英語のspike「スパイク」の語源です。スポーツと星にはこんなつながりがあります。
1379
1380
こちらのAIが生成したラテン語、見ると(カタカナ表記も含めて)誤りが数々見られるので、AIだけに頼るのは危ういと思われます。正しい文法の呪文を書きたいときは、ラテン語に通じている専門の人間に依頼することをおすすめします。 twitter.com/fladdict/statu…
1381
一般教養という意味で「リベラルアーツ」という言葉が使われることがよくあります。
リベラルアーツの語源はラテン語のliberales artes「(奴隷でない)自由身分の人にふさわしい学問」で、中世では特に文法学、論理学、修辞学、幾何学、算術、天文学、音楽が「リベラルアーツ」だと考えられていました。
1382
1383
1384
日本で一番よく知られてるポルトガル語はsaudade(サウダージ)だと思います。
この語は「失われたもの、過ぎ去ったこと、遠く離れてしまったもの、もう会えない人などを思う寂しい気持ち」という意味です。
1385
「saudadeより「パン(pão)」の方が知られてるのではないか」という反応を数々頂いております。しかし、食文化を研究されている近代食文化研究会さんのツリーによれば、一般に言われる「パン」はポルトガル語でなくフランス語のpain「パン」が元と考える方が自然とのことです。twitter.com/ksk18681912/st…
1386
英語のsilly「バカな」の語源は、古英語sǣliġ「幸福な」です。sǣliġは、ドイツ語selig「幸せな」の仲間でもあります。
幸福を指す単語がこのような意味に変化するのは、日本語の「おめでたい人」にも似ています。
1387
1388
1389
英単語を入力するだけで、それをヨーロッパの各言語に翻訳して地図上に表示してくれるサイトが便利すぎるのでみんなに知ってほしいです!
試しに"cat"「猫」でやってみました。 theguardian.com/news/datablog/…
1391
日本橋三越で特に好きなのは、エレベータの扉のこの装飾です。真ん中のこれはパルメット(palmette)と呼ばれるもので、入り口のトリグリフとメトープと同じく古代ギリシャで用いられていたデザインです。 twitter.com/latina_sama/st…
1392
「スイカに塩をかけると甘くなる」とよく言われますが、ラテン語のsal「塩」や英語のsalt「塩」の語源である印欧祖語*séh₂-l-sは、ロシア語のсладкий (sládkij) 「甘い」やリトアニア語のsaldus「甘い」の語源にもなっています。かなり興味深い語源です。
1393
1394
「クラリネットをこわしちゃった」の「オ・パッキャマラード」は「行進せよ、同志!(Au pas camarade)」という意味で、camarade「同志」というフランス語は同じ意味の英語comradeの元です。
camaradeの語源はスペイン語の「同室者(camarada)」で、ここからラテン語camera「部屋」にもさかのぼれます。 twitter.com/ambafrancejp_j…
1395
1396
英語のflower「花」とflour「小麦粉」は語源が同じです(ラテン語のflos「花」)。実はflowerもflourも、長い間綴りがはっきりとは区別されてませんでした。
flour「小麦粉」の元の意味は「挽いた粉のうち最良のもの」で、上に書いたラテン語のflos「花」に「最良の部分」という意味もあったのです。
1398
「チェコ」を指す英語"Czech"(チェック)は、ややこしいのですがポーランド語の"Czech"「チェコ人」が元になっています。
チェコ語で「チェコ」は、Česko(チェスコ)と言います。
1399
1400