ラテン語さん(@latina_sama)さんの人気ツイート(古い順)

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「アニマーテ」と読めば、ラテン語で「生命を与えなさい(animāte)」という意味になります。
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仙台のお土産でおすすめなのは、ラテン語で書かれている支倉常長に与えられたローマ市公民権証書のクリアファイルです。
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おとめ座で一番明るい「スピカ(Spica)」はラテン語で「(麦の)穂」という意味で、おとめが持ってる麦の穂のところにあるためこの名がつきました。 spicaの語源は「尖った点(印欧祖語*spei-)」だと考えられており、これは英語のspike「スパイク」の語源です。スポーツと星にはこんなつながりがあります。
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2月28日はビスケットの日です。 水戸藩士の柴田方庵が、長崎留学中にオランダ人から学んだビスケットの作り方を手紙にして1855年2月28日に水戸藩に送ったことと、ビスケットの語源がラテン語で「二(2)度焼(8)かれた (bis coctus)」だからという理由でこの日がビスケットの日になりました。
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こちらのAIが生成したラテン語、見ると(カタカナ表記も含めて)誤りが数々見られるので、AIだけに頼るのは危ういと思われます。正しい文法の呪文を書きたいときは、ラテン語に通じている専門の人間に依頼することをおすすめします。 twitter.com/fladdict/statu…
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一般教養という意味で「リベラルアーツ」という言葉が使われることがよくあります。 リベラルアーツの語源はラテン語のliberales artes「(奴隷でない)自由身分の人にふさわしい学問」で、中世では特に文法学、論理学、修辞学、幾何学、算術、天文学、音楽が「リベラルアーツ」だと考えられていました。
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NHK「世界史ドリームマッチ」において、カエサルは戦場で「兵たち一人一人の名前呼んで激励」したというナレーションがありましたが、ここのラテン語は「百人隊長たち一人一人を名前で呼び、その他の兵士を激励し」なので一兵卒をも名前を呼んで激励したかは不明です。番組は盛りすぎたかと思います。
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ムラサキシキブの学名Callicarpa japonicaの"Callicarpa"の部分は、古典ギリシャ語の「美しい実をつける(kallíkarpos)」が元です。こういう主観が入る学名が好きです。
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日本で一番よく知られてるポルトガル語はsaudade(サウダージ)だと思います。 この語は「失われたもの、過ぎ去ったこと、遠く離れてしまったもの、もう会えない人などを思う寂しい気持ち」という意味です。
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「saudadeより「パン(pão)」の方が知られてるのではないか」という反応を数々頂いております。しかし、食文化を研究されている近代食文化研究会さんのツリーによれば、一般に言われる「パン」はポルトガル語でなくフランス語のpain「パン」が元と考える方が自然とのことです。twitter.com/ksk18681912/st…
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英語のsilly「バカな」の語源は、古英語sǣliġ「幸福な」です。sǣliġは、ドイツ語selig「幸せな」の仲間でもあります。 幸福を指す単語がこのような意味に変化するのは、日本語の「おめでたい人」にも似ています。
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「"自分は恋なんかしてない"と非常に多くの人に言ってるやつは、実は恋をしているのだ (Qui nimium multis “non amo” dicit, amat)」 オウィディウス『恋の治療薬』より
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日本橋三越の入口です。縦におりた三本線は「トリグリフ」といい、その間の○が描かれているところは「メトープ」といいます。 トリグリフやメトープは古代ヨーロッパの建築に見られるものでパルテノン神殿などにもありますが、こんなとこで見られるとは知りませんでした。
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英単語を入力するだけで、それをヨーロッパの各言語に翻訳して地図上に表示してくれるサイトが便利すぎるのでみんなに知ってほしいです! 試しに"cat"「猫」でやってみました。 theguardian.com/news/datablog/…
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お茶の水に来たら、ここのレリーフを見てみてください。東京医科歯科大学の建物に古典ギリシャ語の原文で彫ってある、ヒッポクラテースの誓いです。
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日本橋三越で特に好きなのは、エレベータの扉のこの装飾です。真ん中のこれはパルメット(palmette)と呼ばれるもので、入り口のトリグリフとメトープと同じく古代ギリシャで用いられていたデザインです。 twitter.com/latina_sama/st…
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「スイカに塩をかけると甘くなる」とよく言われますが、ラテン語のsal「塩」や英語のsalt「塩」の語源である印欧祖語*séh₂-l-sは、ロシア語のсладкий (sládkij) 「甘い」やリトアニア語のsaldus「甘い」の語源にもなっています。かなり興味深い語源です。
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大阪のヘルメスソースのラベルに描かれているのはギリシャ神話の伝令の神ヘルメースの杖で「ケーリュケイオン(ラテン語ではcaduceus)」と言い、2匹のヘビが巻き付き翼が生えています。 ヘルメースは商人の守護神でもあるので、商人の町とも言われる大阪にはピッタリな神様です。
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「クラリネットをこわしちゃった」の「オ・パッキャマラード」は「行進せよ、同志!(Au pas camarade)」という意味で、camarade「同志」というフランス語は同じ意味の英語comradeの元です。 camaradeの語源はスペイン語の「同室者(camarada)」で、ここからラテン語camera「部屋」にもさかのぼれます。 twitter.com/ambafrancejp_j…
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「12歳の少年の美の盛りは喜ばしきもの。13歳ならより望ましい。14は更に甘美なる愛の華。それよりも魅力的なのは15になりたての子。16は神々の歳。17歳の子を求めるのは私などではなく、ユピテル神さまがなさることだ!」古代ギリシャの詩のラテン語訳より
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英語のflower「花」とflour「小麦粉」は語源が同じです(ラテン語のflos「花」)。実はflowerもflourも、長い間綴りがはっきりとは区別されてませんでした。 flour「小麦粉」の元の意味は「挽いた粉のうち最良のもの」で、上に書いたラテン語のflos「花」に「最良の部分」という意味もあったのです。
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「アイドル(idol)」の語源はラテン語の「偶像(idolum)」なので、アイドル本人よりもアクスタの方が「アイドル」の語源に近いのです。
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「チェコ」を指す英語"Czech"(チェック)は、ややこしいのですがポーランド語の"Czech"「チェコ人」が元になっています。 チェコ語で「チェコ」は、Česko(チェスコ)と言います。
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「コスモス(宇宙)」と「コスメ」は元が同じです。 古典ギリシャ語のkósmosは「秩序」や「美しさ(←秩序だっていること)」や「宇宙(秩序ある体系としての宇宙)」を意味する単語で、「コスメ」の語源である古典ギリシャ語kosmētikós「美しく装うことに関する」はkósmosから派生した単語です。
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錬金術において卑金属を金に変えると信じられた霊薬を指す「エリクサー(elixir)」の元は、同じ意味のアラビア語al-iksīrが元です。このアラビア語が中世ラテン語に入り、それが英語のelixirなどの元になっています。 "al-iksīr"のal-は定冠詞で、「アルコール(alcohol)」の語頭もこのal-です。