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究極の連帯責任は古代ローマにありました。具体的には、ある奴隷がその家の主人を殺害したらその家で働く奴隷全員を死罪に処すという法律がありました。
実際にルーキウス・ペダーニウス・セクンドゥスが一人の奴隷に殺害された時には、その家で働く400人の奴隷全員が処刑されたと伝えられています。
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こちらは"Architektur im Dritten Reich 1933 - 1945"『第三帝国の建築』という、1967年に出版された本のイタリア語訳です。
表紙に書いてあるTerzo Reich「(イタリア語+ドイツ語で)第三帝国」というフレーズでナチスのプロパガンダ本、賛美本だと誤解される方がいらっしゃいますが、実際は違います。 twitter.com/takigare3/stat…
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以前「Adobeの社名の由来はスペイン語adobe「日干しレンガ」かな?」と思って少し調べたら社名の由来は川の名前で、「なんだ、川の名前か」と思ったのですが、そのAdobe creekという川の名前の由来がスペイン語"adobe"でした。 twitter.com/dailyportalz/s…
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『吾輩は猫である』に出てくる罵倒の言葉「オタンチン・パレオロガス」は、東ローマ帝国最後の皇帝「コンスタンティノス11世パレオロゴス」の英語名"Constantine XI Palaiologos"が元になっていると考えられます。 twitter.com/souseki_anthol…
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ホルモン焼きなどのホルモンの語源は関西弁の放るもん(捨てるもの)というのは俗説でホルモン分泌を促進して精力をつけるからという説が有力ですが、英語のoffal「肉の内蔵」の元の意味は「落ちる(off + fall)」でドイツ語のAbfall「捨てるもの」と同じ語源で、こちらの方が「放るもん」感があります。
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お菓子メーカーのブルボンがなぜあの名前になったかというと、昭和20年代にインスタントコーヒーを製造した際に豆の生産地のフランス領ブルボン島から「ブルボンコーヒー」と名付けたことが元です。現在はレユニオン島といい、紋章にラテン語で「どこへ運ばれても私は咲いてみせる」と書かれています。 twitter.com/latina_sama/st…
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では「ジャガーノート (juggernaut)」は何かというと、英語で「抵抗不可能な破壊力を持ったもの」という意味で、元はインドのヴィシュヌ神の化身の一つであるクリシュナと同一視される神「ジャガンナート」です。この神の像を載せた巨大な山車に、わざと轢かれる信者が大勢いたと伝えられています。 twitter.com/latina_sama/st…
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キャバクラはキャバレークラブの略で、フランス語のcabaret「キャバレー」の元はフランスのピカルディ地方の古い方言のcambrete「小部屋」(cambre「部屋」+指小辞)で、cambreの元はラテン語camera「部屋」です。
カメラはラテン語camera obscura「暗室」が元なので、キャバレーとカメラは同語源です。
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ファックスの語源は結構面白くて、これは「ファクシミリ(英語: facsimile)」の略なのですが元はラテン語で「同様の物を作れ (Fac simile.)」という命令なのです。 twitter.com/miz_kuma/statu…
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また、イタリア語のa cappellaは「教会風の」という意味ですが、これが「アカペラ」の元です。「アカペラ」と「チャペル」、そして雨がっぱの「カッパ」は同じ語源です。 twitter.com/latina_sama/st…
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4000リツイートを超えてますが、この言葉は出典不明です。同様の事を先々月に注意喚起したのですが再び出典が示されずアインシュタインの言葉として広まっているようです。
また「複利は人類最大の発明である」もアインシュタインの言葉と言われますが、これも出典不明です。 twitter.com/latina_sama/st… twitter.com/dream5to5/stat…
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鉄アレイの「アレイ」は日本語です。
元々は唖鈴(口のきけない鈴)と書かれていて、英語のdumbbell(ダンベル)を訳したものです。
"dumbbell"の語源は、教会の大きな鐘を鳴らすような動作で重石をつけた紐を引っ張って体を鍛える道具です。実際に音は出ないから「口のきけない(dumb)鐘(bell)」なのです。
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仮面ライダーアギト(ラテン語で「動かす(agito)」)のロゴにあるアルファベット表記は全部ラテン文字のAGITOではなく、最初はギリシャ文字のアルファ、最後はオメガになっていてΑGITΩという綴りです。
新約聖書のヨハネの黙示録にある「私はアルファでありオメガ、最初であり最後の者」を連想させます。
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古代ローマでは、紫の染料はかなり貴重でした。原料のシリアツブリボラという貝1つから取れる量はほんの僅かで服一着を染めるために多くの貝が必要だからです。
紫の染料を使った服は皇帝など位の高い人が着用し、ラテン語のpurpura「紫色の染料」という語は「高位」や「皇帝」も指すことがあります。
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「アテネ・フランセ」というフランス語学校がありますが、なんで「アテネ」?と思う人は多いはずです。
フランス語のアテネ(athénée)は「学院」という意味で、これはハドリアヌス帝が創設したギリシャの修辞学や文学の研究施設アテーナエウムが元です(語源はギリシャ語「アテナ神殿(Athḗnaion)」)。
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古代ローマ時代のタイルです。焼き固める前に、子供と鹿が足跡をつけてしまったようです。 twitter.com/DrNWillburger/…
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「元気があれば、何でもできる」
Si valemus, omnia facere possumus. (シー・ウァレームス・オムニア・ファケレ・ポッスムス)
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アリーナの語源は「剣闘士競技の試合場」(ラテン語でarēna)です。arēnaの元の意味は"砂"で、試合場に砂が撒かれてたことに由来します。負傷した剣闘士の血が地面に落ちても吸収する砂があれば地面を掃除しやすかったのです。
コンサートでアリーナ席に当たったら、剣闘士のことを思い出してください。
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アイドリッシュセブンのグループ"ŹOOĻ"のŹはポーランド語など、Ļの文字はラトビア語などに使われている文字です。
Źについているのは鋭アクセント、Ļについているのはセディーユと言います。 twitter.com/iD7Mng_Ogami/s…
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なんとマニアックな落書き。モンティ・パイソンの『ライフ・オブ・ブライアン』という映画で、ブライアンが「ローマ人ども、うちに帰れ」と書こうとしてRomanes eunt domusと誤ったラテン語を書き、ローマ兵に見つかったものの内容でなく文法の間違いでこっぴどく怒られるシーンが元になっています。 twitter.com/GanterPablo/st…