ラテン語さん(@latina_sama)さんの人気ツイート(古い順)

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このように、道具や人工物を指す単語が元は自然の物という例は他にもstraw「藁→ストロー」やcrane「鶴→クレーン」などは知られていると思いますが、さらにshower「にわか雨→シャワー」やpool「池→プール」、pen「羽ペン→ペン」などがあります。 twitter.com/latina_sama/st…
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8世紀に作られた「ケルズの書」は、そこに描かれている動物も愛らしいです。デザインとしても結構凝ったものがあり、ラテン語が読めなくても楽しめると思います。高解像度版はここで見られるのでぜひ。 digitalcollections.tcd.ie/concern/parent…
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イタリア語のCi sono quattro gatti.は文字通りには「4匹の猫がいる」ですが、これは「ほとんど人がいない(来てない)」ということを指すフレーズです。スペイン語のHay cuatro gatos.も同じ意味です。
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リコーダー(recorder)というのは英単語だけ見ると、なんでこれが楽器を意味するのかが分からないと思います。 recorderは確かに動詞recordからの派生語なのですが、ここのrecordは「歌う、さえずる」という古い意味なのです。
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イタリアのローマにあるCentrale Montemartiniという博物館は、以前発電所だった施設を使っています。そこに並ぶ古代彫刻の数々。 twitter.com/wantedinrome/s…
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英語のgun「拳銃」の語源は、スカンジナビアの女性名"Gunnhildr"が短くなったものだと考えられています。昔の人は投石機に女性の名前をつけることがあったためです。実際に14世紀、ウインザー城にあった大型の投石機が"Domina Gunilda"と呼ばれていたという記録があります。
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ガラパゴス諸島のガラパゴスとは、古いスペイン語で「ゾウガメ(galápago)」という意味です(現在のスペイン語ではgalápagoは「カメ」)。この地に降り立ったヨーロッパ人がこの地で見たゾウガメが印象的だったことから名づけました。 なので「ガラパゴスゾウガメ」という名前は意味が重複しています。
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「ラテン語を始めたいからおすすめの本を教えて」という質問をよくいただきます。 まずは『基本から学ぶラテン語(ナツメ社)』から始めて、次に『しっかり学ぶ初級ラテン語(ベレ出版)』で基礎固めを仕上げるのが私のおすすめの学習方法です。ぜひ、ラテン語の扉を開いてみてください!
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ティラミス(tiramisu)はイタリア語で「私を元気づけて(Tirami su)」という意味で、同様の意味の英語"pick-me-up"は「元気回復のための飲食物」という意味です。 今は販売終了したPICK UPというお菓子がありましたが、ここから名づけられたのでしょうか。
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「エゴサ」は以前は自分自身についての検索だけを指しましたが、最近では内容に関わらず、単に検索することをエゴサと呼ぶことも増えています。 しかし「エゴ」の語源はラテン語の「私が(ego)」なので、egoサーチは「私が検索する」という意味になり、エゴサの新しい意味の方が実は語源に近いのです。
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英語の"nice"ほど何回も意味が変わった言葉は珍しいです。 まず語源はラテン語nescius「知らない」で、英語では最初「愚かな」という意味でした。 そこから「臆病な、内気な」「気難しい」「好みにうるさい」などと意味が変わり、「繊細な」という良いニュアンスが生まれて「素敵な」になりました。
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電子メールの返信につく"Re:"はreply「返信」の略ではなく、ラテン語"in rē"「〜に関して」の略なのです。 datatracker.ietf.org/doc/html/rfc53…
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ジーニアス英和大辞典やロベール仏和大辞典では"etc."や"et cetera"を人に使うのは失礼な感じがある、あるいは人に使うのは避けられると書いていますが元のラテン語が分かると納得します。 "et cetera"は英語にすると"and other things"なので、人を物扱いしていると感じられる恐れがあるからです。 twitter.com/latina_sama/st…
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"Halloween"(ハロウィーン)の"een"の部分は"even"「前夜、夜」の略で、クリスマスイブの"eve"の仲間です。 11月1日が「諸聖人の日(All Hallows' Day)」というカトリック教会の祝日で、この前夜祭なので"Halloween"と呼ばれています。 twitter.com/TDR_PR/status/…
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古典ギリシャ語などは意味をネイティブスピーカーに確認することができないので、稀にしか見られない単語の意味がはっきりしないことがあります。その場合は辞書もこんな感じになります。
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このフランス語参考書、かなり好きです。
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1970年代、イタリアはまだ文字が書けない人が5%もいました。これは1973年にシチリア島のとある女性が遠く離れた夫に宛てた手紙です。妻は誰かに手紙の代筆を頼むようなことはせず、夫婦の間で決めた絵文字で手紙を書いています。 dteslit.wordpress.com/2017/03/30/how…
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東京の吉祥寺に行くときは、このドイツパンのお店に寄ります。どのパンも本格的なので本当におすすめです!! また、看板にも描かれている「プレッツェル」の語源はラテン語brachium「前腕」で、プレッツェルの形が腕を組んでいるように見えることが元です。
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ミシュランのマスコット「ビバンダム(英語圏ではミシュランマン)」の名前の由来は、初期の広告に書かれたラテン語"Nunc est bibendum"「今こそ飲むべし」です(ホラーティウス『歌集』第1巻より)。 これはミシュランのタイヤが道路上の障害物を踏んだ衝撃を"飲み込む"(吸収する)ことを表しています。
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この鯖のオリーブオイル漬けの缶は「サバ」とフランス語の「元気?(Ça va ? サヴァ)」をかけていますが、それだけではなく"C"の下のセディーユ(語源は「小さい"Z"」)がこのラベルではサバのヒレっぽくなっていて、細かいこだわりが感じられます。
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ラテン語のPLUS ULTRAは「もっと先へ」という意味で、スペインの国旗にも書かれています。現代のアニメにもラテン語が使われてて嬉しいです。
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有名な名言は、オリジナルの文では韻を踏んでいることがあります。 例えばニーチェの「神は死んだ」はドイツ語で"Gott ist tot"、 「翻訳者は裏切り者だ」はイタリア語で"Traduttori traditori"、 「天才は1%の閃きと99%の汗かき(=努力)」は英語で"Genius is 1% inspiration, 99% perspiration"です。
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りそな銀行の「りそな」はラテン語で「響きわたれ (resona)」という意味です。 これはresono「響きわたる」の命令で、resonoは英語resonance「反響、共鳴」の語源でもあります。
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サイダーは英語cider「りんご酒」が元ですが、さらに遡ると古フランス語cidre、中世ラテン語sicera、古典ギリシャ語síkeraを通じてヘブライ語shekhár「酒」に行きつきます。語源が「酒」なのにノンアルコール飲料を指すようになったのは面白いです。
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また、原文の持つ音の響きと訳文の響きを似せるのもなかなか難しいですが、ポケモンの「ひでんマシン」の英語版"Hidden Machine"は見事な訳としか言いようがありません。 twitter.com/latina_sama/st…