ラテン語さん(@latina_sama)さんの人気ツイート(古い順)

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また、「英語のsoy sauce(醤油)はsoybean(大豆)から作られるからsoy sauceと呼ばれる」のではなく、「soy(醤油)の原料だから大豆がsoybeanと呼ばれる」のです。そして英語"soy"の語源は日本語の「しょうゆ」です。 twitter.com/latina_sama/st…
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ジムの語源は「裸」です。 ジムは"gymnasium"の略で、これは古典ギリシャ語gumnásion「学校」が元ですが、この語はさらにgumnós「裸の」にさかのぼれるのです。 理由は、古代ギリシャのアスリートが裸でトレーニングしていたからです。
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「君は気難しくも、優しくもあって、楽しそうでもあれば不機嫌でもある。私は君といっしょには暮らせないけど、君がいなけりゃ生きれない。」 マールティアーリス『エピグラム』第12巻より
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イタリアのリアーノで水道管を敷設するための工事を行っていたら、地面から90㎝下で古代ローマ時代に建設されたフラミニア街道を発見したとのことです。 lagone.it/2022/08/30/a-r…
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「間違うのは誰にでもあることだが、頑なに間違いを改めないのは愚者だけがすることである (Cujusvis hominis est errare; nullius nisi insipientis in errore perseverare)」キケロー 『ピリッピカ』第12演説より
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物凄く便利なツールがあります。ある程度の長さの英語の文章を入力するとこのような図が表示され、各バブルは文中の各単語を表します。 横軸はその単語が初めて文献に現れた年、縦軸は現代での使用頻度、バブルの色は語源の言語、大きさは文章中の出現頻度を表しています。 …d-text-visualizer.oxfordlanguages.com
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ラーメンの名前にもなっている「チャルメラ」の名前の元は中華そばの屋台の人が用いた楽器「チャルメラ」ですが、その楽器名の元はポルトガル語charamelaで、charamela自体の語源はラテン語calamus「葦、葦笛」です。
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人と話した後に「あの時ああ言えばよかったなあ」と思いつくのはフランス語でesprit de l'escalier「階段の機知」と言います。元は、帰りに階段を下りる時になってやっとうまい言葉を思いつくイメージです。 ドイツ語のTreppenwitz「後知恵」も成り立ちは同じく「階段(Treppe)」+「機知(Witz)」です。
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古代ローマ時代の、役者たちの座長の墓碑銘。 「私は何度も死んだことはありますが、こんな死に方は初めてです (ALIQVOTIES MORTVVS [SVM] SET SIC NVNQVAM)」 eagle-network.eu/virtual-exhibi…
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「豚に真珠」は新約聖書『マタイによる福音書』7章6節にある「真珠を豚の前に投げてはいけません」という言葉が元です。 ちなみに真珠はラテン語で「マルガリータ (margarīta)」と言うので、「豚にmargarīta」だと一気にカクテルっぽくなります。
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大阪のヘルメスソースのラベルに描かれているのはギリシャ神話の伝令の神ヘルメースの杖で「ケーリュケイオン(ラテン語ではcaduceus)」と言い、2匹のヘビが巻き付き翼が生えています。 ヘルメースは商人の守護神でもあるので、商人の町とも言われる大阪にはピッタリな神様です。
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一橋大学は、中東の料理のレシピ集を無料で公開しています。ぜひ作ってみてください! www6.econ.hit-u.ac.jp/areastd/docume…
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疲労感を飛ばす薬として売られていたヒロポンは「疲労をポンと飛ばす」から名付けられたのではなく、「働くのが好きな」という意味の古典ギリシャ語philóponos (φιλόπονος)が元になっています。 ヒロポンのラベルにも、ちゃんと"Philopon"と書かれています。 twitter.com/ADMSKITOY/stat…
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「クロワッサン」と「クレッシェンド」は語源が同じです。 前者は三日月(フランス語croissant)の形で、後者はイタリア語で「次第に増大すること(crescendo)」です。どちらもラテン語crescere「成長する」に遡れますがなぜ三日月が成長と関係があるかというと、三日月は満ちていく最中の月だからです。
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何の役にも立たない知識ですが、"mixi"をラテン語として読むと「私は放尿した」という意味になります
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頭字語には2タイプあり、それぞれ名前があります。 まず FBI(エフビーアイ)など、それぞれの文字の名前をそのまま読むタイプの頭字語はinitialismといい、 それとは違ってFIFA(フィファ)のように、普通の単語のように読む頭字語はacronymといいます。
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イタリア語はたびたび雑誌名になっており、例えばOggi「今日」、VOCE「声」、Domani「明日」、UOMO「男性、人間」などがあります。 "nonno"はイタリア語として読めば「おじいさん」という意味になるのですが、雑誌名としてはアイヌ語の「花(nonno)」が元になっています。
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Cambridge Latin Course Book 1というラテン語の教材は、古代ローマの銀行家の家族のストーリーに沿って章が進んでいき、話も面白くておすすめです。 ただその家族はポンペイに住んでいて、この本の最終章のタイトルは「ヴェスヴィオ火山」......
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英語のGoodbye「グッバイ」は「良いbye」という意味ではなく、"God be with you"「神があなたと共におられますように」が短くなったものです。Godがgoodに変化したのは、"good night"など、goodを使う他の別れの挨拶に引っ張られたためだと考えられています。
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「パラサイトシングル」などに使われる英語parasite「居そうろう」の語源は古典ギリシャ語のpará「側に」+sîtos「穀物」なので、parasiteは日本語の「穀潰し」と似ています。 ちなみに英語のparasiteは「居そうろう」という意味が先で、そのあとに「寄生虫」も指すようになりました。
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「セピア色」の「セピア」の語源は、古典ギリシャ語の「コウイカ (σηπία, sēpía)」です。昔はコウイカの墨がインクの原料として使われたからです。
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続きです。ちなみに、"eye"は「小文字の"e"の囲まれた部分」という意味です。 twitter.com/latina_sama/st…
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中世ヨーロッパが好きなら、東京の西荻窪にある「オールドアロウ」に行ってください! 中世イングランドの酒場をイメージした内装で、中世で広く飲まれていた蜂蜜酒もここで飲めて、店内にはバイユーのタペストリーも飾ってあります。素材にもこだわったイギリス料理も絶品です。
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なにわ男子の大西流星さんは下の名前から「りゅちぇ」と呼ばれていますが、イタリア語で「ルーチェ (luce)」は「光」という意味なので偶然にも「流星」にふさわしい愛称になっています(ちなみにluceの語源はラテン語lux「光」で、luxは英語のlucid「分かりやすい、明るい」と語源が同じです)。
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南アフリカで行われた人種隔離政策「アパルトヘイト」のヘイトは、"憎悪"ではないです。 アパルトヘイト(apartheid)は南アフリカ共和国で話されているアフリカーンス語で、"apart"は「離れている」、"heid"は状態を表す名詞を作る接尾辞です。英語childhoodの"hood"と語源的関係があります。