ラテン語さん(@latina_sama)さんの人気ツイート(古い順)

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また、「英語の起源は中英語」と言えるほど中英語の現代英語への影響は突出していません。ひろゆきさんが注目していた語彙の影響を見ていきます。テキストはひろゆきさんが「英語は仏語と比べて簡単」とを示そうとしましたが実際はそんな趣旨でない動画の書き起こしです。(3/5)twitter.com/latina_sama/st…
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中英語期に仏語から大量に借用されたからと言って「中英語が現代英語の起源で、古英語時代は無視できる」と言えるほど中英語期の仏語からの借用が現代英語に与える影響が突出してないのは一目瞭然です。 なので私は「英語は中英語期に頭の悪い庶民でも話せると言語して生まれた」とは思いません。(5/5)
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この文章にある単語をツールで解析する(丸の大きさは本文中の頻度、色は語源の言語、x軸は語が初めて文献に現れた年代、y軸は現代英語での使用頻度)と、古英語由来(紫と水色)の丸が大きく、上にあります。仏語由来の語の丸は古英語由来の語よりも小さく、下にあります。…d-text-visualizer.oxfordlanguages.com (4/5)
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ラテン語charta「パピルス紙」のポテンシャルすごい。 この"charta"から、 ポルトガル語を通じて「かるた」、 英語を通して「カード」と「チャート」、 ドイツ語を通して「カルテ」、 フランス語を通じて「(ア・ラ・カルトの)カルト」が日本語に入っているのです。
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英単語を入力するだけで、それをヨーロッパの各言語に翻訳して地図上に表示してくれるサイトがめちゃくちゃ便利なので、言語が好きな人みんなに知ってほしいです! 試しに"language"「言語」でやってみた結果がこちら。theguardian.com/news/datablog/…
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最近話題の「ワクチン」の語源はラテン語のvacca(ウァッカ)「雌牛」です。 昔天然痘が流行ってた頃、牛の病気である牛痘に感染した人は天然痘にかからないことが知られるようになると、医学者ジェンナーは少年に牛痘を、後に天然痘を接種する実験を行い、少年が天然痘にかからないことを発見しました。
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カトリックであるバイデン大統領が就任式で宣誓の際に手を置いた聖書は"Douay–Rheims Bible"といい、これは元々4~5世紀にヒエロニムスがラテン語に訳した聖書(ウルガータ)を、国教会が成立したイギリスから逃れたカトリックの聖職者たちが16~17世紀に英語に訳したものです。 apnews.com/article/biden-…
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狩りをする側が踊り始めて、獲物も一緒に踊らせてその隙に捕獲するバンビーノの「ダンソン」というネタがありますが、これはフランス語で「踊ろう」という意味の"Dansons !(ダンソン)"だと考えられます。
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先週は、バイデン大統領の就任式がありました。 就任式は英語で"inauguration"と言いますが、この語源はラテン語inauguro「鳥占いで清める」です。これは古代ローマ時代、鳥占いの担当者が鳥の飛び方を見て神々が新たに就任する人を認めているかどうかを判断していたことに由来します。
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吉祥寺のよみた屋さん!学生時代にはよくお世話になりました。そして、よみた屋さんといえばこの「スローリーディング宣言」です。私はこの宣言に全面的に同意します。ぜひぜひ皆さん足を運んでみてください。 twitter.com/sumida01/statu…
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工具の「ビス(vis)」はフランス語です(英語はscrew)。 そしてこの"vis"の語源は、ラテン語のvitis「ブドウのつる」です。ブドウのつるがくるくる巻かれている様子がビスのらせんに似ているからです。
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フランス語でゴミ箱を「プベル(poubelle)」と言いますが、これは家庭等で出るゴミを公道に捨てるのではなく共用のゴミ容器を設置して回収してもらうことを義務付けてパリの公衆衛生の向上に努めた知事ウジェーヌ・プベルが語源です。 「えんとつ町のプペル」の「プペル」も、プベル氏の名前が元です。
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「食え。飲め。遊べ。死後に快楽は無いぞ(Ede, bibe, lude; post mortem nulla voluptas)」
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「支持者」という意味で現在広く使われている英語の"fan"は、fanatic「狂信者」を略したものです。 そしてこのfanaticの語源はラテン語fanaticus(ファーナーティクス)「熱狂した、神殿の」で、fanaticusの元はラテン語fanum(ファーヌム)「神殿」です。
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たまに耳にする「ユリイカ」「エウレカ」「ヘウレーカ!」という言葉は古典ギリシャ語εὕρηκα(heúrēka)「私は発見した」が元で、これは動詞εὑρίσκω(heurískō)「発見する」の現在完了形一人称単数です。 アルキメデスが浮力の原理を発見した際、この言葉を叫びながら街を走り回ったと伝えられています。
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"Oxford"「オックスフォード」という地名の語源は、「牛(ox)が歩いて渡った浅瀬(ford)」です。 ちなみにトルコにある「ボスポラス海峡」のBosphorusの名前も古典ギリシャ語のboós「牛」とpóros「浅瀬」が合わさってできたもので、Oxfordと同じ語源であるという説があります。
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最近、「全て」の意味で「すべからく」と言われるのをよく耳にしますが、本来の意味ではありません。「すべからく」は本来「〜すべき」と共に使われ、「当然~すべきだ」という意味です。 「全て」を五文字で表したいのであれば、「おしなべて」と言うべきです。
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残酷な天使のテーゼに「ほとばしる熱いパトスで」という歌詞がありますが、これは古典ギリシャ語で「感情(páthos, パトス)」という意味です。 この語が語源になっている英単語はsympathy「同情」、telepathy「テレパシー」、empathy「感情移入」、antipathy「反感」、apathy「無感動」などがあります。 twitter.com/latina_sama/st…
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このツイートに「『すべからく』を『全て』の意味で使うのは本来の用法じゃないって今知った」っていう反応と、「今まで『すべからく』を『全て』っていう意味で使われたのを聞いたことがない」という全く逆の反応があって、面白いと思いました。
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英語の"nice"ほど何回も意味が変わった言葉は珍しいです。 まず語源はラテン語nescius「知らない」で、英語では最初「愚かな」という意味でした。 そこから「臆病な、内気な」「気難しい」「好みにうるさい」などと意味が変わり、「繊細な」という良いニュアンスが生まれて「素敵な」になりました。
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学園ヘタリアのプロイセンのネクタイには"Hic sunt leones"と、小さくラテン語で書かれています。 昔の地図制作者は、その土地の状況を詳しく知らないときにHIC SUNT DRACONES「ここにドラゴンがいる」やHIC ABUNDANT LEONES(画像)「ここにライオンがたくさんいる」と書いていたという背景があります。
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このニュースのタイトルでは「スー・チー」と別かれていますが、人名の「アウンサンスーチー(အောင်ဆန်းစုကြည်)」はビルマ語ではひとかたまりなので、分けられるものではありません。 twitter.com/nhk_news/statu…
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明日2月2日は節分です(ここ最近では節分は2月3日だったので、かなり珍しいです)。 ちなみに古代ローマ時代にはレムーリア祭という死霊をなだめるお祭りがあり、その際には家長が夜中に家の中で豆をまき、まき終わったらラテン語で"Manes exite paterni."「父祖の霊よ、家から出よ!」と言いました。
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ちなみに、ココイチのメニュー表でも「ルー」と呼ばず、「ソース」と書いてあります。 twitter.com/latina_sama/st…
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もう2月です。英語ではFebruaryと言いますが、語源はラテン語のfebrum「お清め」です。古代ローマ時代、この月の中ごろにお清めの儀式"Februa"があり、これが元でそのイベントがある月がFebruariusと呼ばれて、それが英語のFebruaryの元になっています。