ラテン語さん(@latina_sama)さんの人気ツイート(新しい順)

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活版印刷が発明される以前、本は中世ヨーロッパで特に大変貴重な物でした。このため本には泥棒よけのための呪いが書かれることもありました。 写真はラテン語で「この本を持ち去る者は、死ぬべし。鍋で焼かれるべし」と書かれています。 bl.uk/manuscripts/Vi…
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役に立つラテン語会話集で見つけた「お前の戦車なんかぶっ壊れればいいんだ」、積極的に使っていこう
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トラヤヌスの記念柱です。約2000年前に彫られたとは思えないほど、精巧な作りをしています。
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#新大学生に勧めたい10冊 1. ラテン語の世界 2. ラテン語のはなし 3. 基本から学ぶラテン語 4. しっかり学ぶ初級ラテン語 5. FAMILIA ROMANA 6. Fabulae Faciles (注釈Geoffrey Steadman) 7. 対訳『ガリア戦記』第Ⅰ巻 8. 羅和辞典(アプリ) 9. A Little Latin Reader 10. Gildersleeve's Latin Grammar
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「エスカレートする」の元の英語"escalate"はescalator「エスカレーター」を元にして出来た単語です。 "escalate"から"escalator"が生まれたわけではないのです。 また、"escalate"は初め「エスカレーターで移動する」という意味で、「段階的に大きくなる」という意味は後から生まれたものです。
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意外かもしれませんが、「カルチャー」と「カルト」は同じ語源です。 どちらもラテン語colo「耕す、住む、崇拝する」にさかのぼれます。カルチャー(culture)はcoloから派生したラテン語cultura「耕すこと」が元、カルト(cult)はcoloから派生したラテン語cultus「耕作、居住、崇拝」が元です。
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英語などで「地図帳」を"atlas"と言いますが、これは「メルカトル図法」で有名な地理学者メルカトルが、制作した地図帳にギリシャ神話の天空を支える神である「アトラス」という名前を付け、その表紙にもアトラスが描かれていたことが元です。
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今日のラテン語 Vos macti virtute estote!「よくやった!!!」
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銀座教会などキリスト教関係でよく魚のシンボルが使われるのは、ギリシャ語の「イエス・キリスト、神の子、救い主(Ἰησοῦς Χρῑστός Θεοῦ Υἱός Σωτήρ)」の頭文字をつなげると「魚 (ΙΧΘΥΣ)」という語になるからです。
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サイダーは英語cider「りんご酒、シードル」が元ですが、さらに遡ると古フランス語cidre、中世ラテン語sicera、古典ギリシャ語síkeraを通じてヘブライ語shekhár「酒」に行きつきます。語源が「酒」なのにノンアルコール飲料を指すようになったのは面白いです。
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FGOにも登場する、トロイア戦争でのトロイア側の戦士ヘクトールは中世ヨーロッパでは騎士道の手本とされましたが、英語の"hector"は「いじめる」という意味になっています。 なぜかというとヘクトールの名前を元にした、17世紀にロンドンの街を荒らし回った"the Hectors"という集団がいたからです。
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「精神に教訓を備え付けよ。学ぶことを止めるな。学習の無い人生は死も同然である (Instrue praeceptis animum, ne discere cessa; nam sine doctrina vita est quasi mortis imago)」 カトーの二行詩より
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今でも結構多くの方がローマがカルタゴを侵略した後に塩を撒いたと書いているのを見ますが、実は古代に書かれた文献にそのような記述は無く、近代の人たちによる作り話だと考えられています。 twitter.com/NanJ_Sekaishi/…
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アラビア書道を知っていますか?これは昨年まで東京国立博物館で展示されていたものです。その場にいたときは、その精緻さに圧倒されるばかりでした。
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「ミニチュア」の「ミニ」は、ミニサイズという意味ではありません。 ミニチュアの語源は朱色の顔料である「鉛丹(ラテン語でminium)」で描かれた写本の挿絵等を指す言葉です。 これらは小さいものが多かったためにminute「微細な」と混同され、“縮小したようなもの”を意味するようになりました。
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フレンチトーストはフランス語で「失われたパン(pain perdu)」と言います。これは元々古くなって処分されてしまいそうなパンを美味しくするための料理だったからです。 また、同じヨーロッパの西フラマン語では「得られたパン(gewonnen brood)」とも言われます(画像は@chunmahjongcafe で撮りました)。
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3月15日はカエサルが暗殺された日です。この日は古代ローマの暦での月の中旬の基準日イードゥースに当るので「3月のイードゥース(Idus Martiae)」と呼ばれます。シェイクスピアの戯曲『ジュリアス・シーザー』の中のBeware the ides of March.「3月15日を警戒せよ」も英語圏では知られたフレーズです。
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「クロワッサン」と「クレッシェンド」は語源が同じです。 前者は三日月(フランス語croissant)の形で、後者はイタリア語で「次第に増大すること(crescendo)」です。どちらもラテン語crescere「成長する」に遡れますがなぜ三日月が成長と関係があるかというと、三日月は満ちていく最中の月だからです。
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トレンドに「セプテントリオン」が入っていました。これ自体は詳しくないのですが、語源はラテン語のseptentrionesだと思われます。 septentrionesは「北」という意味で、元の意味は、(septagon「七角形」などと関連付けて予想できた方もいると思いますが)「北斗七星」です。
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錬金術において卑金属を金に変えると信じられた霊薬を指す「エリクサー(elixir)」の元は、同じ意味のアラビア語al-iksīrが元です。このアラビア語が中世ラテン語に入り、それが英語のelixirなどの元になっています。 "al-iksīr"のal-は定冠詞で、「アルコール(alcohol)」の語頭もこのal-です。
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「コスモス(宇宙)」と「コスメ」は元が同じです。 古典ギリシャ語のkósmosは「秩序」や「美しさ(←秩序だっていること)」や「宇宙(秩序ある体系としての宇宙)」を意味する単語で、「コスメ」の語源である古典ギリシャ語kosmētikós「美しく装うことに関する」はkósmosから派生した単語です。
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「チェコ」を指す英語"Czech"(チェック)は、ややこしいのですがポーランド語の"Czech"「チェコ人」が元になっています。 チェコ語で「チェコ」は、Česko(チェスコ)と言います。
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「アイドル(idol)」の語源はラテン語の「偶像(idolum)」なので、アイドル本人よりもアクスタの方が「アイドル」の語源に近いのです。
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英語のflower「花」とflour「小麦粉」は語源が同じです(ラテン語のflos「花」)。実はflowerもflourも、長い間綴りがはっきりとは区別されてませんでした。 flour「小麦粉」の元の意味は「挽いた粉のうち最良のもの」で、上に書いたラテン語のflos「花」に「最良の部分」という意味もあったのです。
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「12歳の少年の美の盛りは喜ばしきもの。13歳ならより望ましい。14は更に甘美なる愛の華。それよりも魅力的なのは15になりたての子。16は神々の歳。17歳の子を求めるのは私などではなく、ユピテル神さまがなさることだ!」古代ギリシャの詩のラテン語訳より