ラテン語さん(@latina_sama)さんの人気ツイート(新しい順)

751
古代ローマ式のガラスのボウルが、オランダのナイメーヘンで無傷の状態で発掘されました。目を見張るような美しさです。destentor.nl/nijmegen/arche…
752
飯田橋にあるフランス関係の書籍を主に扱う欧明社さんが、今年の2月末で閉店されます。私もよくお世話になりました。現在洋書のバーゲンセールを行っています。omeisha.com/?pid=166114139
753
中世ヨーロッパの植物図鑑から。「よく見られる植物であるが、私はその名前を知らない (Satis invenitur sed ignoro nomen eius)」
754
また、こちらの蜂蜜酒は現在神保町の書泉グランデ1階で開催されている「ヒストリ屋-中世ヨーロッパ大騎士博-」でも販売されています!他にも様々な蜂蜜酒や中世ヨーロッパのグッズがありましたので、興味のある方はぜひ! twitter.com/latina_sama/st…
755
この特別企画「イスラーム王朝とムスリムの世界」では、このようにアラビア書道の展示もあります。ぜひ実際に足を運んでみてください! twitter.com/latina_sama/st…
756
古典ギリシャ語には「愛の海を航海する(ἐρωτοπλοέω[erōtoproéō])」という単語があります。ロマンチック!
757
「シルエット」はフランスにて、不人気のためわずか8ヶ月で失脚した財務総監エティエンヌ・ド・シルエット(Etienne de Silhouette)の名前が元です。 この名からà la Silhouette「仕事は早いが粗雑な」という表現が生まれ、輪郭のみ明らかになってる横顔の影絵がsilhouetteと呼ばれるようになりました。
758
テーブル・イズ・ウェイティングという東京ディズニーシーのショーのデザートの場面でシャルル・トレネの『優しきフランス(Douce France)』がかかるのですが、douceには他に「甘い」という意味もありデザートの場面にぴったりなのです。 フランス語が分かる人にしか分からない言葉遊びが隠れています。
759
「私は生きていた。今は生きていない。あなたは今生きているが、いずれ死ぬだろう」 "FVI NON SVM ESTIS NON ERITIS (フイー・ノーン・スム・エスティス・ノーン・エリティス)"
760
FGOにも登場する、トロイア戦争でのトロイア側の戦士「ヘクトール」は中世ヨーロッパでは騎士道の手本とされましたが、英語"hector"は「いじめる」という意味になっています。 なぜかというとヘクトールの名前を元にした、17世紀にロンドンの街を荒らし回った"the Hectors"という集団がいたからです。
761
「アンソロジー(作品集、詞華集)」の語源は、古典ギリシャ語の「お花集め(ἀνθολογία, anthologíā)」です。作品集に載った作品は、いわば摘まれた一つ一つの花なのです。ロマンチック。
762
ゴシック建築の「ゴシック」は、元々古代末期にローマを略奪した「ゴート人の」という意味です。 古代の建築様式が復活したルネサンス期に、ルネサンス以前の中世に流行った建築はローマを略奪したゴート人などの蛮族の様式だと誤解され、それを表す蔑称として「ゴシック建築」は使われはじめました。
763
東京国立博物館の特別展「ポンペイ」ももちろんおすすめですが、ポンペイ展のチケットがあれば東洋館で行われている特別企画「イスラーム王朝とムスリムの世界」も追加料金無しで見られます。こちらもおすすめです!
764
英語のdebt「借金」には"b"があるのに、「デット」と"b"を読まない理由はラテン語にあります。 中世の英語では"dette"という綴りでbは入ってないのですが、その後「detteの綴りは語源のラテン語debitum(負債)に近づけるべきだ」という理由でbを入れました。"doubt"「疑う」にbがあるのも同じ理由です。
765
ディズニー映画などで有名になった「ヴィラン(悪役, villain)」という言葉の語源は、中世ラテン語villanus「村人」です。 語源から次第にイメージが悪くなり、「村人、田舎者」→「身分の低い田舎者」→「悪党、悪役」となりました。
766
「フェチ」の元をたどると、ポルトガル語のfeitiço「呪物」に行きます。大昔、ポルトガルの航海者たちが行った先での未開民族によって崇拝されている物を指して用いた言葉です。 ポルトガル語feitiço自体の語源は、ラテン語facticius「作られた」です。
767
英語などで「地図帳」を"atlas"と言いますが、これは「メルカトル図法」で有名な地理学者メルカトルが、制作した地図帳にギリシャ神話の天空を支える神である「アトラス」という名前を付け、その表紙にもアトラスが描かれていたことが元です。
768
英語のpenとpencilは語源が違います。penの元はラテン語penna「羽ペン」(←羽)で、pencilの元はラテン語penicillus「絵筆」(←小さな尻尾)です。 また、マットとマットレスも語源が違います。 英語のmatの語源は後期ラテン語matta「マット」、mattressの元はアラビア語maṭraḥ「場所」です。
769
「昔はよかった」という人を、古代でも嫌う人がいました。 ホラーティウスは『詩論』の中で老人について、「喧嘩腰で、文句言ってばかりで、自分が少年の時に過ごした時代を褒め称え(laudator temporis acti se puero)、年少者を叱責したり批判する人」と書いています。
770
ASローマというサッカーチームのロゴには、祖父の兄弟であった王の命令でティベリス川に捨てられたロームルスとレムスという双子と、そこで難を逃れた双子を育てたオオカミが描かれています。 ロームルスはやがて新たに都市を建設し、自分の名前にちなんで「ローマ」と名付けたと伝えられています。
771
「かいけつゾロリ」の名前の元は、映画化もされたアメリカの小説のキャラクター「怪傑ゾロ」です。 また、ゾロ(Zorro)という名前はスペイン語で「キツネ」という意味なので、ゾロリがキツネなのはこの理由からだと思われます。
772
中世ヨーロッパ好きの皆さんに朗報なのですが、中世ヨーロッパで飲まれていた蜂蜜酒を再現した蜂蜜酒が売られています。商品名は、ズバリ"Medieval"「中世の」です。ぜひお試しください。 miel-mie.com/SHOP/MD-mediev…
773
「大山鳴動して鼠一匹」は漢文っぽいですが、元はギリシャのことわざです。これが現代でも知られてるのは、古代ローマの詩人ホラーティウスが『詩論』で「山々が産気づくだろう、そして滑稽な鼠が一匹生まれるだろう(parturient montes nascetur ridiculus mus)」と書いたことが大きいと思われます。
774
今日の「池上彰のニュースそうだったのか!!」で、池上さんが「英語のsalary「給料」の語源はラテン語で塩を指す「サラリウム」で、古代ローマの兵士の給料は塩だった」と説明していましたが、実際は"salarium"は「塩代」という意味で、兵士の給料は「塩代」という名目で貨幣で支払われていたのです。
775
「雪だるま」はなんで「だるま」なのかなって思ってたんですが、江戸時代では本当に雪でだるまを作っていたそうです。dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid…