ラテン語さん(@latina_sama)さんの人気ツイート(いいね順)

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「サモトラケのニケ」で名が知られているギリシャの「ニケ (古典ギリシャ語:ニーケー[Nī́kē])」という勝利の女神は、メーカーの「ナイキ(Nike)」の語源になっています。古典ギリシャ語のニーケー(nī́kē)は「勝利」を指す名詞でもあり、フランスの「ニース(Nice)」という地名の語源にもなっています。
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エリンギの名前の由来は学名のPleurotus eryngiiです。eryngiiはラテン語で「エリンギウムの」という意味で、このキノコがエリンギウムという植物が枯れた後にその植物の根っこに生えることからこのような名前がつきました。 学名が名前の元になっている植物として、エリンギは結構珍しいと思います。
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「シンポジウム (symposium)」の語源はラテン語のsymposium「宴会」で、この単語の元は古典ギリシャ語のsumpósionです(sumpī́nō「いっしょに飲む」の派生語)。 「シンポジウムに出席する」というと高尚なイメージがありますが、語源的には飲み会に行ってるのです。
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アルファベットすべての文字を最低一度は使う文を「パングラム」といいます。 例えば"Mr. Jock, TV Quiz Ph.D, bags few lynx. "(テレビクイズ博士のジョックさんはほとんどヤマネコを袋に詰めない) という文は、ちょうど全てのアルファベットを1回使っただけの文になってます。
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ハリーポッターに登場するスネイプ先生の名前「セブルス・スネイプ」の「セブルス」の由来は、ラテン語のseverus「厳しい」です。 ちなみに、著者のJ・K・ローリングはエクセター大学で西洋古典学を学んでいました。 twitter.com/livedoornews/s…
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「ベネズエラ」の元は、イタリアのヴェネツィアです。 ここを訪れたイタリアの探検家アメリゴ・ヴェスプッチ(「アメリカ」の名前の元)がこの地にある水上村落を見てヴェネツィアを思い出して"Veneziola"「(イタリア語で)小さいヴェネツィア」と名付けて、これをスペイン語にしたのが"Venezuela"です。
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ラテン語で「良い」はbonus、「より良い」はmelior、「最高の」はoptimusで、同じ語源を持つものではありません。また英語でもgo「行く」の過去形は"went"と、語源が違う語が当てられており、このようなものを補充法(suppletion)と言います。ちなみにwentは動詞wend「行く」の古い過去形が元です。
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私の推しの方がブログでウィーンのホテルザッハーでザッハトルテを食べたとおっしゃっていたので、オンラインでホテルザッハーのザッハトルテをオンラインでウィーンからお取り寄せしました!濃厚で大満足の味でした。以下のリンクから購入できます! shop.sacher.com
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お菓子メーカーのブルボンがなぜあの名前になったかというと、昭和20年代にインスタントコーヒーを製造した際に豆の生産地のフランス領ブルボン島から「ブルボンコーヒー」と名付けたからです。 現在はレユニオン島といい、紋章にラテン語で「どこへ運ばれても私は咲いてみせる」と書かれています。
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「エゴサ」は以前は自身についての検索だけを指しましたが、最近は内容に関わらずただ検索することをエゴサと呼ぶことも増えています。 でも、エゴの語源はラテン語の「私が(ego)」なので、egoサーチは「私が検索する」という意味になり、エゴサの新しい意味の方が実は語源に近いのです。
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活版印刷が発明されるまで、本は中世ヨーロッパで大変貴重な物でした。このため本には泥棒よけのための呪いが書かれることもありました。 写真はラテン語で「この本を持ち去る者は死ぬべし。鍋で焼かれるべし、、、」と書かれています。
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あるキーワードを意味するヨーロッパの各言語を語源別に色分けした地図です。画像は「ビール」、「パイナップル」、「茶」、「オレンジ」ですが、他にも色々あります。1日中ずっと見てられるbusinessinsider.com/european-maps-…
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たまに耳にする「ユリイカ」「エウレカ」「ヘウレーカ!」という言葉は古典ギリシャ語εὕρηκα(heúrēka)「私は発見した」が元で、これは動詞εὑρίσκω(heurískō)「発見する」の現在完了形一人称単数です。 アルキメデスが浮力の原理を発見した際、この言葉を叫びながら街を走り回ったと伝えられています。
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古代ローマ時代、現在のパリはルーテーティア(Lutetia)という名前でした。「パリ」という名前の語源はそこに住んでいた「パリーシイー族(Parisii)」です。時代が下るにつれルーテーティアも「パリーシイー」と呼ばれるようになりました。Paris「パリ」のsは読まれなくとも、部族名の一部だったのです。
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工具の「ビス」はフランス語です(英語ではscrew)。 フランス語の"vis"は、ラテン語vitis「ブドウのつる」が語源です。ブドウのつるはクルクル巻かれているからです。
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スペインのレンズの広告です。「安心しろサンチョ。ただの風車だ」と言ってます。 これはサンチョを連れたドン・キホーテが風車を巨人だと見間違えて突っ込んでいったという話が元になってて、もしドン・キホーテがよく見えるVIMAXのレンズを使ってたら巨人と見間違えることはなかったという広告です。
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ラテン語charta「パピルス紙」のポテンシャルすごい。 この"charta"から ポルトガル語を通じて「かるた」 英語を通して「カード」と「チャート」 ドイツ語を通して「カルテ」 フランス語を通じて「(ア・ラ・)カルト」が日本語に入ってるのです。
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Sound HorizonのStarDustという曲の歌詞に「月(ルナ)が貴方を狂わせたの?」というフレーズがありますが、昔の人は月の満ち欠けが人のメンタルに影響を及ぼすと考えていました。 ちなみに英語lunacy「狂気」やlunatic「狂気の」の語源は、ラテン語luna「月」です。
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ミケランジェロが彫ったモーセ像は角が生えてますが、当時使われていた聖書の古いラテン語訳が原因なのです。 原文のヘブライ語は「彼の顔の皮膚が"QRN"(ヘブライ語は母音を書きません)」で、qerenと読めば「角を生やしていた」、qāranなら「輝いていた」ですが、古いラテン語訳は前者の解釈なのです。
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"Abusus non tollit usum."「乱用は利用を廃せず」 ある物が乱用されたからといって、その使用を禁止すべきという理由にはならない(例えば、包丁を使った殺人が起きるからといって包丁を全面的に禁止する理由にはならない)という意味です。
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アメリカのトヨタはPriusの複数形を何にすべきかの投票を開催したことがあり、最も多くの票を集めた"Prii"に決まりました。 車名の元になったラテン語の形容詞prius「より前方の」の複数形は本来はprioraなのですが、"Prii"はまるで単数形が-usで終わる第2変化名詞の複数の形になっています。
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東京ディズニーシーのメディテレーニアンハーバーには、古代ローマ時代に建てられた水道橋と思われる建造物があります。 ここに使われているレンガは現在よく使われる物より平べったいですが、このような形のレンガこそが古代ローマでは一般的だったのです。ディズニーは芸が細かいです。
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goの過去形がwentなのは、元々"wend"という動詞の過去形wentをgoの過去形として使っているからです。 wendは現在も「進む、行く」という意味でありますが、過去形は"wended"になっています。
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"Halloween"(ハロウィーン)の"een"の部分は"even"「夜」の略で、クリスマスイブの"eve"「前夜」の仲間です。 11月1日が「諸聖人の日(All Hallows' Day)」というカトリック教会の祝日で、10月31日はこの前夜なので"Halloween"と呼ばれています。
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カルピスの名前は「カルシウム」と、蘇を熟成させた「サルピス(サンスクリット語で"熟酥"[सर्पिस् sarpis])」が合わさったものです。日常の意外なとこにサンスクリットは隠れているものです。