ラテン語さん(@latina_sama)さんの人気ツイート(いいね順)

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「モンスター(monster)」の語源はラテン語"monstrum"「怪物」ですが、monstrumの元は"moneo"「警告する」という動詞です。 これは、奇怪な生物は「悪い出来事がこれから起こる」という神々からの警告であると考えられていたからです。
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このフランス語参考書、かなり好きです。
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"Oxford"「オックスフォード」という地名の語源は、「牛(ox)が歩いて渡った浅瀬(ford)」です。 ちなみにトルコにある「ボスポラス海峡」のBosphorusの名前も、古典ギリシャ語のboós「牛」とpóros「浅瀬」が合わさってできたもの(つまりOxfordと同じ語源)であるという説があります。
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古代に作られたラテン語の回文に、"SATOR AREPO TENET OPERA ROTAS"というものがあります。意味は「種をまく人アレポ氏は苦労して車輪をつかむ(訳し方は他にもあります)」で、下のように上から正方形になるように1語づつ改行して書くと、左上からタテに読んでも同じ文になります。
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私の中学では修学旅行で「外国人に英語で話しかけてサインをもらいなさい」という課題があり、話しかけた1組目はスウェーデン人、2組目はオランダ人でした。 どちらも英語母語話者ではないですが、英語話してそうに見えるという理由で非英語話者に声かけるのってどうなんだろうと思えてきました。
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「ネギトロの由来は『ねぎ取る』である」という説はTwitterでも度々バズって複数のテレビ番組でも取り上げられている話題ですが、デマと言っていいほど根拠に乏しい説になります。 「実は○○ではなくて△△」というタイプのデマ語源は広まりやすいので、注意が必要です。 poc39.com/archives/7396 twitter.com/ArturGalata/st…
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古代ローマ人がやっていた「ワインの雪割り」を知っていますか?穴の開いた金属製の漉し器に雪を詰めてそこにワインを注ぐとワインは雪で冷やされ澱も取り除かれて、さらには飲みやすい程度に薄まるという便利なものでした。 ちなみにラテン語で「雪が降る」は"ningit"と、一語で言えます。
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怪物の「チュパカブラ」は、元々「チュパカブラス」でした。 元のスペイン語chupacabrasの意味は「ヤギたちを(cabras)吸う(chupa)もの」で、最後のsは怪物としての複数形でなくヤギの複数なのですが、英語に入った時にchupacabrasのsが怪物の複数形だと誤解されてchupacabraという語が生まれたのです。
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キャバクラはキャバレークラブの略で、フランス語のcabaret「キャバレー」の元はフランスのピカルディ地方の古い方言のcambrete「小部屋」(cambre「部屋」+指小辞)で、cambreの元はラテン語camera「部屋」です。 カメラはラテン語camera obscura「暗室」が元なので、キャバレーとカメラは同語源です。
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頭字語には2タイプあり、それぞれ名前があります。 まず FBI(エフビーアイ)など、それぞれの文字の名前をそのまま読むタイプの頭字語はinitialismといい、 それとは違ってFIFA(フィファ)のように、普通の単語のように読む頭字語はacronymといいます。
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「戦争がしたくてうずうずしてるのですか?まず第一に平和とは何か、戦争とは何か、平和がどんな益を、戦争がどんな不幸をもたらすか、よく考えてください (Ad bellum gestis? Primum inspice cujusmodi res sit pax, cujusmodi bellum, quid illa bonorum, quid hoc malorum secum vehat)」エラスムス
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ヴォイニッチ写本はこのサイトで全部無料公開されています。ぜひ解読してみてください。archive.org/details/TheVoy…
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「戦争というものは全て、始めるのは簡単だが終わらせるのは極めて難しい。戦争の開始と終了が同じ人の権限にあるわけではない。 戦争を始めるのは誰でも、臆病者でも出来るが終わらせるのは勝っている側が止めたいと思う時だけである」サッルスティウス『ユグルタ戦争』より
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今でも結構多くの方がローマがカルタゴを侵略した後に塩を撒いたと書いているのを見ますが、実は古代に書かれた文献にそのような記述は無く、近代の人たちによる作り話だと考えられています。 twitter.com/NanJ_Sekaishi/…
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クアアイナ(ハンバーガー屋さん)の説明書き、外国語好きにささるものでした。
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Helveticaというフォント名は、ラテン語で「スイスの」という意味です。これはスイスのデザイナーによって作られたフォントだからです。 "Helvetica"はスイスっぽい響きが無いですが、それはこの名前の語源が古代に現在のスイスの地に居住していたガリア人の「ヘルウェーティイー族」だからです。
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英語のcheese「チーズ」やスペイン語のquesoの語源はラテン語のcaseus「チーズ」ですが、フランス語で同じものを指すfromageやイタリア語のformaggioはかなり形が違います。 これらは、ラテン語のcaseus formaticus「成型されたチーズ」から形容詞の部分がチーズを指すようになってしまったからです。
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福岡の天神地下街で見た時計です。文字盤の4は、時計だと今でもIVではなくIIIIと書くほうが一般的です(ひっくり返るとVI(6)と間違えやすいからでしょうか)。ただ、古代ローマ人も"IIII"表記の4を普通に使っていました。
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昨晩もこの話題について書きましたが、「正確に訳した」と言う割に«Toutes ces sales gueules pour jouer à PES mon frère,,, t'as pas honte ?»をなぜToutes ces sales gueules pour jouer un PES bordel! Ils n’ont pas honte?と書いてるのでしょうか。訳す前にそもそもフランス語が聞けてないです。 twitter.com/TsujiHitonari/…
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アルジェリアの「ジェリア」とナイジェリアの「ジェリア」は全然違います。 アルジェリアの語源はアラビア語al-Jazāʾir (الجزائر「島々」)で、alの部分は定冠詞(英語の"the"にあたるもの)です。ナイジェリアの語源は、国内を流れる「ニジェール川(Niger)」の名前です。
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「できる限り、二人で愛し合って、楽しんで毎日を過ごそう。愛が十分に長いなんて、どんなときでもありえないのだから」プロペルティウス
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「ミニチュア」の「ミニ」は、ミニサイズという意味ではありません。 ミニチュアの語源は朱色の顔料である「鉛丹(ラテン語でminium)」で描かれた写本の挿絵等を指す言葉です。 これらは小さいものが多かったためにminute「微細な」と混同され、“縮小したようなもの”を意味するようになりました。
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「モブキャラ」の「モブ」の部分は英語"mob"「大衆、暴徒」が元ですが、この語源はラテン語mobile vulgus「気まぐれな大衆」の"mobile"です。 なぜかvulgus「大衆」の方ではなく、mobile「気まぐれな」という形容詞の方が残りました。
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ちなみにローズマリーの学名Salvia rosmarinusのうちの属名Salviaはラテン語salvus「健康な」が元で、この花が薬として使われていたことが分かります。 またこの属名Salviaは別の植物「サルビア」の語源であり、サルビアと同属の植物「セージ」の語源でもあります。
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英語版Wiktionaryに日本語の笑いの意味での"w"の項目があってびっくりした。そして例文がツイ廃すぎる