ラテン語さん(@latina_sama)さんの人気ツイート(いいね順)

601
「エゴサ」は以前は自身について検索することだけを指しましたが、最近は内容に関わらず検索することをエゴサと呼ぶことも増えています。 エゴの語源はラテン語の「私が(ego)」なので、egoサーチは「私が検索する」という意味になり、エゴサの新しい意味の方が実は語源に近いのです。 twitter.com/21620_678/stat…
602
古典ギリシャ語の"Elysion pedion"は文字通りには「エリュシオンの野」ですが、これは英雄たちなどが死後に住む極楽を指します。これがラテン語では"campi Elysii"と言われました。 "campi Elysii"がフランス語に入って"Champs-Élysées"になりました。パリの「シャンゼリゼ通り」の名前の由来です。
603
『思考訓練の場としての英文解釈』という、高校生向けの参考書をご存知ですか?問題も大変難しいのですが、著者の解説のアクの強さがかなりすごいです。
604
「ラッキーなことに、イタリア人がこれを見る前に日本は国境を再び閉じました。」というフランス語のツイートが結構な反応になっているのですが、実はフライドポテトがのったピザはちゃんとイタリアにあるのです。 twitter.com/luccassTV/stat…
605
アメリカの通販で買ったら、届いた段ボールにこんな注意書きが。日本語で書いてくれて(しかも伸ばし棒まで!)、うれしくなりました。
606
電子辞書で「あざとい」を引いて、言葉の使われ方は日々変化していると実感しました。現在主流になっている「あざとい」の意味は、ここに書かれているどちらでもないのです。
607
「北極圏」を指す英語で"the Arctic"の語源は、古典ギリシャ語で「クマ(árktos)」です。 なぜ「クマ」かというと、北の空で最も目立つ星座である「おおぐま座」がある方角に存在するからです。
608
ポンペイの円形劇場の壁にあった落書きの一部 「驚くばかりですよ、壁さん。これほど多くの人にイヤな落書きをされてるのに、あなたが崩れていないなんて」
609
「あなたがた、私の作品が官能的だからって私がみだらな人だと思ってるなんて!慎み深くあるべきなのは敬虔な作者本人であって、作品が清廉潔白である必要は全くない。」古代ローマの詩人カトゥッルス
610
おとめ座で一番明るい「スピカ(Spica)」はラテン語で「(麦の)穂」という意味で、おとめが持ってる麦の穂のところにあるためこの名がつきました。 spicaの語源は「尖った点(印欧祖語*spei-)」だと考えられており、これは英語のspike「スパイク」の語源です。スポーツと星にはこんなつながりがあります。
611
この「見張り人を誰が監視するのか?」というラテン語はそれ自体は高尚に聞こえますが、ユウェナリスの原文での文脈は「妻が浮気しないように部屋に閉じ込めて見張りをつけても、その見張り番を誰が監視するのか?妻はまず見張り番を相手に浮気を始める」という、あまり高尚とは言えないものなのです。 twitter.com/HiroshiMatsuur…
612
ヒグマの学名は"Ursus arctos"ですが、これはラテン語の「クマ(ursus)」と古典ギリシャ語の「クマ(arktos)」が合わさったて出来たものです。 なので、学名を日本語訳すれば「クマクマ」になります。
613
イタリア語の「Ciao! (チャオ、こんにちは)」の語源はヴェネツィアの言葉であるヴェネト語の「奴隷(s-ciao)」です。 この語を使って「私はあなたの奴隷(しもべ)です」という意味の相手を敬う表現ができ、これが現在のあいさつ(Ciao!)の元になりました。 treccani.it/vocabolario/ci…
614
ラテン語の発音はほぼカタカナ読みなので、日本語母語話者はラテン語の発音うまいと思います。ヨーロッパとかだと、現地語らしく読んでしまうのです。 前にフランス人の前でLuciusを「ルーキウス」と言ったら「"ルシウス"じゃなくて、君は古代の発音でルーキウスって言うんだね!」って驚かれました。
615
サイダーは英語cider「りんご酒、シードル」が元ですが、さらに遡ると古フランス語cidre、中世ラテン語sicera、古典ギリシャ語síkeraを通じてヘブライ語shekhár「酒」に行きつきます。語源が「酒」なのにノンアルコール飲料を指すようになったのは面白いです。
616
以下のツイートは1000以上RTされていますが、「ペトリコール」や「ジオスミン」というラテン語はありません。 「ペトリコール」はオーストラリアの科学者が古典ギリシャ語の要素を組み合わせて1964年に、「ジオスミン」はアメリカの科学者が同じく古典ギリシャ語の要素で1965年に作った用語です。 twitter.com/tisensugimura/…
617
英語のsilly「バカな」の語源は、古英語sǣliġ「幸福な」です。sǣliġは、ドイツ語selig「幸せな」の仲間でもあります。 幸福を指す単語がこのような意味に変化するのは、日本語の「おめでたい人」にも似ています。
618
ラーメンの名前にもなっている「チャルメラ」の名前の元は中華そばの屋台の人が用いた楽器「チャルメラ」ですが、その楽器名の元はポルトガル語charamelaで、charamela自体の語源はラテン語calamus「葦、葦笛」です。
619
英語の仮定法の"If I were a bird"に出てくるwereは、be動詞の2人称単数と1,2,3人称複数の過去形"were"ではありません。 仮定法のwereは、昔の英語の接続法の名残です。接続法ではどの人称でも単数はwǣre、複数はwǣrenでした。これが今でも残ってて1人称でも3人称でも仮定法ではwereが使われるのです。
620
東京ディズニーシーのタワー・オブ・テラーのラテン語は直してほしいところがあります。場所は記者会見場で、下のイラスト(tot1899. comから抜粋)の右の絵の所で、実際には絵の下にラテン語で"Draconi Dissoluti Perniciem Meritant"と書かれています。この文を文字通りに解釈すると (1/4)
621
教会スラヴ語では昔、「目」という語を書くときに特別なキリル文字(Ꙩ)を使ってꙨкоと書いた習慣が一部でありました(普通はоко)。この字を「一つ目のO」と言います。 ちなみにꙨкоの複数形はꙭчиです。かわいい。
622
今年は兎年です。こんなラテン語使うか?とは思いますが、日本にはうさぎがいっぱいいる大久野島がありました。
623
「ノーブレスオブリージュ」は「位の高い人はその身分にふさわしい振る舞いをしなければいけない」という意味で使われますが、これはフランス語の文"Noblesse oblige."「貴族という身分は義務を負わせる」が元です。これだけで文になっているのです。
624
中世の写本への、当時の落書き。これが書かれているところが重要だと示したのではないかと考えられています。
625
『風の谷のナウシカ』の「ナウシカ」は英語版のタイトル(Nausicaä of the Valley of the Wind)を見ればわかる通り、ギリシャ神話に出てくるナウシカアー(Nausikáā)が元だと思われます。 彼女はオデュッセウスが難破の末漂着した地の王女であり、オデュッセウスを援助し、歓待したと伝えられています。