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ちなみに「バレンタインデー」の由来になっている、当時は禁じられていた兵士の結婚式を執り行って2月14日に処刑されたと伝えられている殉教者「ウァレンティヌス」が実在したことは疑わしく、現在ではカトリックの聖人暦(一般ローマ暦)から削除されています。 twitter.com/livedoornews/s…
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リーチサイトのリーチはreach「達する」ではなく、leech「ヒル」です。
"leech"は、その生き物のイメージから「他人が作ったものをタダで使いながら利益を得る人」という意味も生じ、「リーチサイト」の「リーチ」はその意味で使われています。 twitter.com/itm_nlab/statu…
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「エゴサ」は以前は自分自身についての検索だけを指しましたが、最近では内容に関わらず、単に検索することをエゴサと呼ぶことも増えています。
しかし「エゴ」の語源はラテン語の「私が(ego)」なので、egoサーチは「私が検索する」という意味になり、エゴサの新しい意味の方が実は語源に近いのです。
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『海底2万マイル』は海の深さではなく、海中を移動した距離のことです。
仮に2万マイルが深さだった場合、原題のフランス語"20000 lieues"は約8万kmなので地球の直径(12000km)を突き抜けて宇宙に行ってしまいます。
lieue(リュー)という単位は日本人になじみの無いものなので、マイルと訳されました。
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あえてラテン語にするなら、"lixula fabis fractis farta"でしょうか。 twitter.com/dynee_morinaga…
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11月3日は文化の日です。英語で文化をcultureと言いますが、その語源はラテン語のcultura「耕すこと」です。内面を耕していけば、心が養われます。今日はおもいっきり耕していきましょう。
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「雪だるま」はなんで「だるま」なのかなって思ってたんですが、江戸時代では本当に雪でだるまを作っていたそうです。dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid…
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借用が行われた時期は13、14世紀がメインで、イングランドにおいて英語が公用語として使われる場面が増えてきた時期です。
その際元々仏語を母語としてた貴族が英語に乗り換える際に元母語から大量の語彙をたずさえつつ乗り換えたと考えられます。user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog… (2/5)
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テーブル・イズ・ウェイティングという東京ディズニーシーのショーのデザートの場面でシャルル・トレネの『優しきフランス(Douce France)』がかかるのですが、douceには他に「甘い」という意味もありデザートの場面にぴったりなのです。
フランス語が分かる人にしか分からない言葉遊びが隠れています。
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「ノーブレス・オブリージュ」は「位の高い人はその身分にふさわしい振る舞いをしなければいけない」という意味で使われますが、これはフランス語の文"Noblesse oblige."「貴族という身分は、義務を負わせる。」が元です。これだけで文になっているのです。
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バレンタインデーが近づいています。
この日の名前の由来は古代ローマ時代に結婚を禁じられた兵士と恋人の結婚式を挙げたことで皇帝に処刑されたと伝えられる、キリスト教の聖職者「ウァレンティヌス」ですが、そのような話は当時の記録には無く、後世の創作と考えられています。
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アルコールの語源はアラビア語al-kuḥl「まぶたの化粧などに使われる、硫化アンチモンが原料の黒い粉」ですが、"al"の部分は定冠詞で、英語の"the"のようなものです。
なので、「アル中」という言葉はそのままでは「the中毒」という意味になります。
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年賀状を書く時期になりましたが、「あけましておめでとう」は"A Happy New Year!"ではなく、"Happy New Year!"の方が自然です。挨拶の場合は、不定冠詞のaは使いません。
ただ、"I wish you a happy New Year"「新年が良い年でありますように」などのような文章では"a"が使われます。
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ドイツ語のder Fisch will schwimmenは「魚が泳ぎたがっている」ですが「魚料理には酒がつきものだ」という意味です。この元はサテュリコンというラテン文学作品の宴会の場面でのPisces natare oportet.「魚は泳ぐべきだ」、つまり魚はおなかに入っても泳ぐために酒が要るから酒を飲めという表現です。
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たまに耳にする「エウレカ」「ユリイカ」「ヘウレーカ」という言葉は古典ギリシャ語εὕρηκα(heúrēka)「私は発見した」が元で、これは動詞εὑρίσκω(heurískō)「発見する」の現在完了形です。
アルキメデスが浮力の原理を発見した際、この言葉を叫んで外を走り回ったと伝えられています。
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昔は、光などを伝える媒体として「エーテル(英語でether)」というものが宇宙に充満していると考えられていました。
現在はその存在は否定されましたが、コンピューターネットワークの規格のひとつの「イーサネット(ethernet)」などにその名が見られます。