ラテン語さん(@latina_sama)さんの人気ツイート(いいね順)

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私がラテン語を監修した、Chromebookと『テルマエ・ロマエ ノヴァエ』のコラボ動画がアップされてます。ぜひご覧ください!youtube.com/watch?v=37c5rw…
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新エリアオープンおめでとうございます。 アニメ映画「美女と野獣」のオープニングでステンドグラスの下に"vincit qui se vincit"と書かれていますが、これはラテン語で「自分自身を征する者が(真の)勝者である」という意味です。
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スマホゲーム『魔法使いの約束』のカインの呪文「グラディアス・プロセーラ」は、ラテン語gladius「剣」とprocella「嵐、突撃」を元にしていると思われます。全体では「剣で嵐を起こす」あるいは「剣で突撃する」のような意味だと推測できます。
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下のツイートで「ざんまい」はサンスクリット由来だと書きましたが、「シャリ」もそうです。 シャリはその粒が仏陀や聖者の遺骨を指す「舎利」に形が似ているからそうよばれており、舎利はサンスクリットのśarīra「体、骨」が元なのです。 twitter.com/latina_sama/st…
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横浜高島屋にて、映画「アベンジャーズ」にも出てきた中東料理のシャワルマを食べました!ボリューム満点で大満足の味でした。横浜に行った際はぜひ試してみてください!
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英語の"children"は二重複数です。 中世ではchild「子供」の複数形はchildreでしたが、さらにoxen「牛たち」等に使われる複数語尾"-en"を足した結果、childrenという二重複数の形になりました。 また、日本語「子どもたち」も二重複数です。
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インド・ヨーロッパ語族とウラル語族の系統を、大きな木で表したものです。黒猫もいます。theguardian.com/education/gall…
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みかんにある白い筋は、「アルベド」という名前がついています。これはラテン語albedo(アルベードー)「白さ」が語源です。 alb-で始まる語は白に関係していることが多いです。たとえば英語のalbumenは「卵白」で、album「アルバム」も写真を貼り付けていない状態ではまだ白い本です。
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ドイツ語のGiftが「毒」という意味なのは、古典ギリシャ語の影響です。 まずGiftには元々「与えること」という意味がありました。また古典ギリシャ語のdósisが「与えること、贈り物」の他に「薬の用量」という意味がありました(ラテン語dosis"用量"の語源)。この影響で「毒」という意味も生じました。
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SHARPは英語で「鋭い」ですが、同じ意味のラテン語は"ACER"で、どちらも電化製品の会社名になっています。
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京都大学でラテン語を教えていた水野有庸先生の言葉です。 「世界最高の文学の言語をおろそかにする国には、必ず第二第三の天罰が加えられよう。」
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「アンソロジー(作品集、詞華集)」の語源は、古典ギリシャ語の「お花集め(ἀνθολογία, anthologíā)」です。作品集に載った作品は、いわば摘まれた一つ一つの花なのです。ロマンチック。
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この時期ついつい食べてしまうみかんにある白い筋は「アルベド」という名前があります。語源はラテン語albedo(アルベードー)「白さ」です。 alb-で始まる語は白に関係していることが多いです。たとえば英語のalbumenは「卵白」で、album「アルバム」も写真を貼り付けていない状態ではまだ白い本です。
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ギリシャ神話のパンドラの箱の話ですが、パンドラが開けたのは元々箱ではありませんでした。 古代ギリシャの記述ではその容器は「壺(píthos [πίθος])」だったのですが、それをエラスムスがラテン語で表す際に「箱(pyxis)」という単語を使い、これがきっかけで"パンドラの箱"という表現が広まりました。
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iPhoneの内蔵辞書はかなり使えます。設定→一般→辞書に行って辞書を選んでダウンロードしたら、外国語のページでわからない語があっても選択して「調べる」を押せば、自分が選んだ辞書での説明が出てきます。 画像は、ウィズダム英和辞典でcomprehensiveを調べた例です。めちゃくちゃおすすめです!
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なんとマニアックな落書き。モンティ・パイソンの『ライフ・オブ・ブライアン』という映画で、ブライアンが「ローマ人ども、うちに帰れ」と書こうとしてRomanes eunt domusと誤ったラテン語を書き、ローマ兵に見つかったものの内容でなく文法の間違いでこっぴどく怒られるシーンが元になっています。 twitter.com/GanterPablo/st…
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この時期に香りを感じるキンモクセイの学名はOsmanthus fragransで、ラテン語の意味は「香りのよいosmanthus」で、osmanthusは古典ギリシャ語osmḗ「香り」+ánthos「花」という要素から成り立っているので、「キンモクセイと言えば香り」というのは学名からも強く伝わっています。
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「ウルトラマリン」という顔料の語源は、中世ラテン語ultramarinus「海を越えた」です。 ウルトラマリンの原料であるラピスラズリはヨーロッパの近くではアフガニスタンのあたりでしか産出せず、それが海路でヨーロッパに運ばれたからです。
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「英英辞典を読め」と言われても高校時代いまいちピンとこなかったんですが、scholarship「奨学金」の項目に「与えられた(given)お金」という説明があって、貸与型の奨学金は"scholarship"じゃなくて"student loan"「学生ローン」だと学びました。 英英辞典を通して、このような違いが分かります。
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映画"TENET"が話題ですが、"TENET"と聞くと私はこのラテン語の有名な回文を思い出します。 SATOR AREPO TENET OPERA ROTAS「種をまく人アレポ氏は強制労働や拷問を控える(訳し方は他にもあります)」は後ろから読んでも同じ文になり、下のように改行して書くと左上から縦読みしても同じく読めます。
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中世ヨーロッパ好きの皆さんに朗報なのですが、中世ヨーロッパで飲まれていた蜂蜜酒を再現した蜂蜜酒が売られています。商品名は、ズバリ"Medieval"「中世の」です。ぜひお試しください。 miel-mie.com/SHOP/MD-mediev…
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イタリアでは、17が不吉な数とされています。 17はローマ数字でXVIIと書き、並べ替えると"VIXI"「(ラテン語で)私は生きた」となり、つまり今は死んでいることを意味するのです。さすがラテン語の本場の国。
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英語のdebt「借金」には"b"があるのに、「デット」と"b"を読まない理由はラテン語にあります。 中世の英語では"dette"という綴りでbは入ってないのですが、その後「detteの綴りは語源のラテン語debitum(負債)に近づけるべきだ」という理由でbを入れました。"doubt"「疑う」にbがあるのも同じ理由です。
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スコットランドにおけるイギリスの国章の下に書いてある"NEMO ME IMPUNE LACESSIT"はラテン語で、意味は「私を挑発する者は、誰一人として無事で済まない」です。かっこいい
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グレートブリテン島の「グレート」は「偉大な」という意味ではありません。 かつてはグレートブリテン島と、その島から大陸に移住した人が住んだ地域(今のフランスのブルターニュ地方)が両方「ブリタニア」と呼ばれていたので、区別のために前者を大ブリテン、後者を小ブリテンという名前にしました。