ラテン語さん(@latina_sama)さんの人気ツイート(いいね順)

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15世紀の写本。書いてるときに、猫が足にインクつけて歩いてしまったようです。nationalgeographic.com/history/articl…
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CDを焼くときに使うneroというソフトがありますが、名前の由来はローマに大火事を起こしたと噂された皇帝ネロです。 neroはドイツのソフトで、ドイツ語でローマは"Rom"と言うので"nero Burning ROM"は「CD-ROMを焼くneroというソフト」と「ローマを焼く皇帝ネロ」とをかけているのです。
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半日休みという意味の「半ドン」の「ドン」の語源は、オランダ語のzontag「日曜日」です。zontagは日本語に入って「日曜日」から「休日」や「祭日(「博多どんたく」など)」を意味するようにもなりました。
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1906年2月10日、戦艦ドレッドノートが初めて進水しました。 名前の意味は、「恐れ(dread)がゼロ(nought)」です。 これ以降に登場するドレッドノートと同じの規模の戦艦を「ド級艦」と呼ぶようになり、これよりも高性能な戦艦を「超ド級艦」と呼ぶようになりました。「超ド級」の語源です。
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ドイツ語のGiftが「毒」という意味なのは、古典ギリシャ語の影響です。 Giftは元々「与えること」という意味でした(英語のgiftと元は同じ)。一方で「与えること、贈り物」を指す古典ギリシャ語dósisが他に「薬の用量」を指すこともあり、これがGiftにも影響し、Giftに「毒」という意味が生じました。
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日本語勉強してる人に「何で泥仕合は"泥試合"って書かないの?」って質問されたんですが、言われるまで自分も「泥試合」だと思ってました。
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最近話題の「ワクチン」の語源はラテン語のvacca(ウァッカ)「雌牛」です。 昔天然痘が流行ってた頃、牛の病気である牛痘に感染した人は天然痘にかからないことが知られるようになると、医学者ジェンナーは少年に牛痘を、後に天然痘を接種する実験を行い、少年が天然痘にかからないことを発見しました。
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Juice=Juiceのプラトニック・プラネットの歌詞に「この地球の青さが熱を冷ましてしまうなら いっそあなたを連れて金星まで行っちゃいたい」という文があります。 金星はラテン語でVenus、つまり愛欲を司る女神の名がついており、熱い恋愛がしたいことを「金星に行きたい」と美しく詩的に表しています。
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クリスマスを"Xmas"と書くことがありますが、ここのXの元はラテン文字のエックスではなく、「キリスト」という意味のギリシャ語Χριστός (Khrīstós, クリーストス、文字通りの意味は「聖油を塗られた者」)の頭文字"Χ"(カイ)です。
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高校生の時、図書館の英語の棚にちょこちょこDHCが出してる本があって「化粧品のDHCがなんで語学の本を出してるんだろう?」って思ってたんですが、DHCはもともと翻訳の会社で「大学翻訳センター(Daigaku Honyaku Center)」の略だったと今日知りました。意外。
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ジーニアス英和辞典の「ジーニアス」は「天才」ではなく、「守護神」という意味です。前は「受験生の守護神」というキャッチフレーズで売られていました。
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英語のwillの打ち消しwill notの短縮形"won't"の"o"はどこから来てるかと言うと、大昔は現在のwillが"wol"という綴りで書かれたこともあり、この打ち消し"wol not"が短くなってできたのが"won't"なのです。
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活版印刷が発明されるまで、本は中世ヨーロッパで大変貴重な物でした。このため一部の本には泥棒よけのための呪いが書かれていました。それが「ブックカース」です。 写真のブックカースにはラテン語で「この本を持ち去る者は死ぬべし。鍋で焼かれるべし、、、」と書かれています。
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疲労感を飛ばす薬として売られていたヒロポンは「疲労をポンと飛ばす」から名付けられたのではなく、「働くのが好きな」という意味の古典ギリシャ語philóponos (φιλόπονος)が元になっています。 ヒロポンのラベルにも、ちゃんと"Philopon"と書かれています。 twitter.com/ADMSKITOY/stat…
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ローマの将軍が戦に勝った際には凱旋式が挙行され、豪華なパレードが行われたのですがその中で将軍のそばで奴隷が、歓声を受ける将軍の耳元で「あなたが人間に過ぎないことを忘れるな(ラテン語で: Hominem te memento!)」とささやき、将軍が思い上がることを防ぐ役目をしていました。
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丸ノ内線本郷三丁目駅すぐ近くの古本屋「大学堂書店」が、今月いっぱいで閉店します。閉店までに足を運んでみてください。
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「最近の若者は...」というフレーズは、古代ローマ時代でも言われていました。 小プリニウスの手紙では、最近の若者は「『もう何でも理解してます、何でも知ってます』という感じで、誰をも敬うことなく、誰に倣うこともなく、自分自身だけを模範として生きている連中」と書いています。
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引用元の文学作品の文脈とはかけ離れた引用がはびこる今日この頃ですが、この『ラテン語名句小辞典』は丁寧に元の文学作品での文脈が解説されていて、おすすめの一冊です。読み方がカタカナで書かれてるのもうれしいポイントです。
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イギリスのジョンソン首相のオックスフォード大学時代の専攻は、西洋古典学(古代ローマと古代ギリシャ)でした。 ロンドン市長時代の動画ですが、2分以上もホメロスの『イーリアス』を古典ギリシャ語で暗誦してます。ここまで出来る人はなかなかいません。 twitter.com/argonerd/statu…
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英語で「秒」と「2番目」が同じ"second"なのには理由があります。 まず1時間を60に分けたものがminute「分」で、その次にその1分を更に60に分けるので、「1時間を2回目に分けた部分」という意味でsecondが「秒」を表すのです(語源は中世ラテン語pars minuta secunda「2番目の切り刻まれた部分」です)。
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レストランの語源は「体力を回復させる」という意味のフランス語"restaurant"で、食べ物につく形容詞です。 なので、外食の中で一番レストランの語源に近いメニューは「スタミナ定食」です。
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一般教養という意味で「リベラルアーツ」という言葉が使われることがよくあります。 リベラルアーツの語源はラテン語のliberales artes「(奴隷でない)自由身分の人にふさわしい学問」で、中世では特に文法学、論理学、修辞学、幾何学、算術、天文学、音楽が「リベラルアーツ」だと考えられていました。
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フルグラとブラックサンダーのコラボは、奇跡です。 フルグラはラテン語で「稲妻(fulgura)」でサンダーは英語で「雷鳴(thunder)」なので、フルグラサンダーは偶然にも稲妻と雷鳴のコラボになっているのです。
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私の周りでも勘違いしてる方がいたのですが、この豆はレンズに似てるから「レンズ豆」と呼ばれたのではなく、光を収束したり発散させるガラスがこの豆に形が似てるから「レンズ」と呼ばれたのです。 レンズの語源はラテン語lensで、古代ローマ時代のラテン語lensにはレンズ豆の意味しかありません。
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ジーニアス英和辞典の「ジーニアス」は「天才」ではなく、「守護神」という意味です。 以前は「受験生の守護神」というキャッチフレーズで売られていました。