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つまり、ナチス台頭の背後にいたのは「持たざるもの(失業者)」ではなく、「持てるもの(中/上流層)」だったのだ。小金持ち達は失業する恐れは無かったけど、緊縮策が続くことで自分たちがさらに貧しくなることを恐れていたのだ。
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ナチスが選挙で掲げていた経済政策は当時の与党とは全く違って、政府支出を増やして公共事業を拡大させ(例:アウトバーン建設)、国内経済全体を刺激し景気回復を狙うというものだったのだ。金持ちや小金持ちからしたら「これしかない」と言える政策なのだ。
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「 “豊かな繋がり”?:社会関係資本とナチス」として追加しておいたのだ〜。
アライさんのお尻と学ぶ統計学 togetter.com/li/1342003
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今回の話は
journals.uchicago.edu/doi/abs/10.108…
からなのだ。タイトルがパットナムの本のもじりになっていてオシャレなのだ。
社会関係資本は一時期めちゃくちゃ流行った記憶があるけど、最近はダークサイドに注目した研究も増えているから陰キャのお尻さんには嬉しいばかりなのだ😊
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…でも!!より詳細な統計分析によると、橋渡し型でも結束型でも、とにかく数が増えればナチスの入党者が増えていたのだ〜!!
よく言われるような、「ナチスは大衆社会で周縁化された人達に支持された」という考えには疑問符がつくのだ。実は陽キャの集まりだった可能性があるのだ!
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もう1つは「結束型」で、排他的で内向きなもので、一部の人しか入れない団体を指すのだ。外に開かれた「橋渡し型」は豊かな社会をもたらすけど、「結束型」はそうではなく、内向きの忠誠心を喚起するテログループなんかが利用するSCとされているのだ。
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でもパットナムは社会関係資本の「負の側面」にちゃんと気づいていたから、SCを2つに分けていたのだ。
1つは「橋渡し型」と呼ばれ、異なる背景をもつ人々を繋ぐ “外向き” のもので、例えばチェスクラブみたいな趣味人の集まりや、誰でも参加できるボランティア団体なんかを指すのだ。
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社会関係資本のナイーブな見方に沿うと、自発的かつ水平的なグループの形成により市民社会が成熟し、民主主義を脅かすような過激な思想に感化されづらくなるのだ。ドイツの文脈で言えば、人々の繋がりが濃い地域ほど、ナチスに入党したり投票する人は少なくなる、という予測が立つのだ。
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