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こうした「身内による裏切り」はシエラレオネに限らずアフリカの奴隷供給地では幅広く見られていたようなのだ。こんな状況を生き延びるためにはどうすればいいのか?例えそれが村のリーダーや親族であったとしても、とにかく信じなければいいのだ。
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また、論文の後半では事例を引きながら、奴隷船の民族・言語構成と反乱の関係を定性的に分析しているのだ。一つの奴隷船に複数の民族・言語話者がいると協調が取りづらくなり反乱が起きにくいというのは十分にあり得る話だから、今後の定量的な分析に期待なのだ。
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また、IRAが干渉している事を間接的に示すもう一つの証拠が著者たちによって挙げられてるのだ。それはIRAの事務所があるロシアのサンクトペテルブルクの「気温」なのだ。なんとサンクトペテルブルクの気温が下がると偽アメリカ人ツイートが減るのだ!
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非専門家に対して内容を解説する事なく(つまり分析のlimitationに言及する事なく)論文とその結果だけを列挙して何かを主張するのは研究者として全く望ましくないのだ。それは科学的/客観的根拠に基づく説得ではなく、権威による威圧でしか無いのだ。アウトリーチ活動とは全く逆のことをしているのだ。
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「タダ乗りと奴隷:船上での奴隷の反乱」として追加しておいたのだ〜。
ア㊙️イさんのお尻と学ぶ統計学 - Togetter togetter.com/li/1342003
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分析で少し気になるのは、船のトン数が考慮されていないところなのだ。奴隷の密度(人数÷トン数)は奴隷の輸送環境に影響を与え、それが反乱にも影響を与える(起きづらくなる)ことは想像に難くないのだ。修正されたデータもあるし、ぜひモデルに入れてみて欲しいのだ。
twitter.com/bot99795157/st…
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文科省を見てると、緩やかに、しかし確実に
👵「昔はね、日本にも “大学院” っていうのがあったんだよ」
👦「えーっ!?何それ!!」
👵「士農工商犬院生って呼ばれていてね、それはそれは蔑まれていたんだよ」
という世界線に収束しつつあるように見えるのだ。
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そもそも信頼が何故重要なのか?経済への影響に注目すると、信用が無い相手とは契約も取引もリスキーで、そのリスクを回避する為にはコストがかかるし、取引自体を行わないこともあり得るのだ。不信に覆われた社会では経済活動は活発になり得ず、結果として低成長に見舞われると考えられるのだ
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分析の結果、後にマフィアのボスになる人物は下っ端に留まる人物と比較して、マフィア加入「前」から
・犯罪者としてのキャリアが長い
・より重大な犯罪を犯す
・犯罪を犯す頻度が高い
・強盗/窃盗を犯す確率は低い
・ホワイトカラー犯罪を犯す確率が高い
という傾向にあることがわかったのだ。
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最近ホントに「ドイツ語を勉強していれば…」と思うことが多いのだ。ドイツは歴史的な数量データがたくさんあるはずなんだけど、言語の壁が厚すぎるのだ…。ドイツ史専攻の院生さん!!統計分析は全部お尻さんがやるから誰か共著書きませんかなのだ〜〜!!
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論文はここから読めるのだ。
scholar.harvard.edu/files/dell/fil…
この研究で使われた分析手法は「不連続回帰デザイン(Regression Discontinuity Design)」というのだ。統計学では他にも偶然を利用した手法があって、因果関係を確かめるにはとっても有効なのだ。長々と付き合ってくれてありがとうなのだ!
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「死の黄金郷:ホロコーストの『遺産』」として追加しておいたのだ〜。
ア㊙️イさんのお尻と学ぶ統計学 - Togetter togetter.com/li/1342003