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「日本スゴい!」界隈で持ち上げられる伝統工芸作家だって、小さな事業者ですよ。その作家を支える道具作りの職人だって例外ではない。その職人が廃業したら、作家も作品を世に送り出せない。確かに伝統工芸品は「一般の生活に影響ない」かもしれないが、一度消えた技術を復活させることは難しい。 twitter.com/yosinotennin/s…
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五十嵐君がこのあと出てこなくても、安子とるいの邂逅がなくても、竹村夫婦の再登場がなくても、それはそれでいいと思う。#カムカム はそれを野田親子を出すことで、暗に教えているのだ。茶道でいう「一期一会」。一生に一度の会のように。一生に一度きりの出会いのように。人生そう都合よくないもの。
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cakesで「(コミケで)限定100部の1000円の本がなんと6万円で売れた」と無邪気に喜ぶ高校生に「発想がいい」と褒める大人。金を儲けるには確かに発想だが、その発想を実現したときにどんな問題やリスクがあるかも併せて考えられなければ、利益どころか思わぬ痛手を被ることも教えてやらねば嘘だろう。
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「(北条と畠山)どちらに味方する?」と時政に聞かれて、「決まってるでしょう。」と答える三浦義村。どちらに味方するとも言わない。こういうところがお上手ですな!
#鎌倉殿の13人
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このタイミングで #いだてん を放送する。田畑政治さんに問われているのですよ。
「いまの日本は、あなたが世界に見せたい日本ですか」
と。
#いだてん最高じゃんねぇ
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自らのコロナ対策を派手に宣伝する知事がいるかと思えば、目立たないが地道に対策を立て、着実に実行する知事もいる。
「じっさいは一等星よりももっと何十倍も、大きな星かもしれないんだ。世の中には六等星みたいに、はえない人間がいくらでもいる」
『ブラック・ジャック』「六等星」手塚治虫
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丹後局は言葉が強め
厳しい宮中生きたから生きたから
丹後局は眼力強め
辛い時代を見てたから見てたから
丹後局は当たりも強め
若い主上を守るから守るから
(童謡『とんぼのめがね』のメロディにのせて)
#鎌倉殿の13人
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頼朝が上総広常の遅参を「戦場では役に立たない、帰れ!」と叱責したのも、広常が「大将の器でなかったら頼朝の首を取って大庭のところに届けるつもりだった」というのも、記録として残されていますね。
#鎌倉殿の13人
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『富豪村』では岸辺露伴(幸田露伴)の担当編集者が泉京香(泉鏡花)で、その彼氏が平井太郎(江戸川乱歩の本名)。
そして『くしゃがら』では登場する漫画家の名が志士十五(獅子文六=4×4=16の洒落から)。#岸辺露伴は動かない の主要な登場人物は文字を自在に操る文学者の名前のもじりなのか。
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信長をもてなすとか言いながら、(#どうする家康 では出てこなかったけど)源頼朝による富士の巻狩の地を訪れたり、富士の人穴、頼朝が宿泊した井出館、大宮(富士山本宮浅間大社)を見学しちゃうんだよね。明らかに『吾妻鏡』マニアの家康が行きたかったから設定したコースだよ。
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いや、何度も戰場をくぐり抜けてきた仁田忠常に「来るならこい!」と言われたら、二世の若造たちでは腰引けるわな。
#鎌倉殿の13人
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「噂とは、流すものに都合よくできている。惑わされてはいかん。」
この木曽義仲の言葉。心して聞かねばなりませんね。誰が言ったか、何と言ったか。よくよく見極めねば。それにしても、この義仲の信用度、あり得んほどいい漢だな。#鎌倉殿の13人
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竹村のおばちゃんがやってきて、るいにハンカチを出すとか、木暮さんが車椅子で登場するのを涙しながら迎えるジョーとか、もう月曜日からご褒美が過ぎますよ!竹村夫婦との交流も知れて、なるほどと腑に落ちる。大月夫妻が生活の手本にするくらいだもの、何もやりとりないわけない。 #カムカム
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藤原秀衡は死を前に、庶長子であった国衡に、秀衡は自らの正妻である藤原基成の娘(徳尼公)を娶らせ、異母弟である泰衡を義子とさせた。つまり、国衡に義母と結婚をして、その子であり義弟である泰衡の父としたのだ。兄弟間の闘争を回避し、頼朝に漬け込まれないようにしたとされる。
#鎌倉殿の13人
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視聴者は「算太」だと知っている。でもこれはひなた篇。あくまでも視点や思考は「ひなた」が中心。だから見ず知らずの「謎の振付師」なのだ。だからこのまま何も明かされず、謎の振付師として終わってしまっても、それはひなたの物語だから仕方ない。#カムカム
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醍醐禅師全成。別名を悪禅師という。駿河国では、つむじ風に乗って人を切りつける妖怪「かまいたち」のことを「悪禅師の風」という。全成が悪禅師と呼ばれていることにかけて、「風を起こせる」「かまいたちを起こせる」という話にしたのだろう。三谷さんの洒落ですね。
#鎌倉殿の13人
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舞が悠人に投げた、喧嘩別れして二度と会えなくなる、は傷口えぐる言葉。悠人は何も争いたくて工場売れと言ったわけではなく、父のためを思い、今できることの良策を提案しただけ。どうにかしたいと思っていたのは舞と同じで、こんな結果になったことを悩んでいるのに、それ言っちゃダメ。 #舞いあがれ
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子どもが独立して、今は二人暮らしの翁(稔)と媼(雪衣)の許へ、やってくる若者が桃太郎というのは、ここにまた「桃太郎」の話が挿入されるのか!と。そしていずれは鬼退治ならぬ実業団の野球で「日本一」を目指すと。 #カムカム
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頼朝逝く。和田義盛が「坂東は坂東武者の手に返った」と喜んでいたが、ことはそう簡単ではない。頼朝によって安定がもたらされていた坂東が、石橋山以前、否、それよりひどい状態に戻ろうとしている。頼朝が「これはなんですか」と政子に尋ねるあの場面は、その部分の巻き戻しでもある。
#鎌倉殿の13人
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『みんなあつまれ磯村吟です』のアニー・ヒラカワのゲスト回は謎とされ、話題となり巨大掲示板での考証やサイトができたが、どれも見当違いや妄想ばかりで誰も真相にはたどり着けず。十数年後、たまたま音源を聞いた視聴者からの依頼で『探偵ナイトスクープ』が調査をはじめる流れ。
#カムカム
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【妄想】善児の家で三郎の巾着を見つける小四郎。善児はわざと分かるようにこの品を置いていたのだろう。それは彼なりの懺悔であり、兄の仇であることを告白して、おのが命を小四郎の手に委ねたのかもしれない。一幡への思いがひとえに功徳(修善)をなさせている。だから「修善寺」か。
#鎌倉殿の13人
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髻切(もとどりきり)。当時の慣習を背景にした、一種の暴行である。烏帽子が大きな意味をもつ時代に、烏帽子を着けるのに必要な髻を切る行為は、社会との関わりを一定期間断たせ、面目を失わせる凌辱的行為であった。また、髻切に牧宗親がひどく狼狽するのも頷ける。#鎌倉殿の13人
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尼将軍北条政子の「…そのご恩は山よりも高く、海よりも…」の演説をやりかけて止める。こんな大江広元の書いた型通りの言葉ではとどかないと。自らの言葉で腹を割って話そうとする。命を投げ出して鎌倉を守ろうとした義時を語り、鎌倉三代の恩を説く。一気に御家人達をまとめ上げた。
#鎌倉殿の13人
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笠やんの講義の受講者が増えてゆく。働いているから作業とかは分かっていても、理論とか、工程の意味とかって知らなかったりするのよ。講義を聴いて、改めて作業の意味を知ると、自らの仕事の重要さや改善改良の方法に気付いたりする。学びって大切なんだよ。
#舞いあがれ
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和田義盛と畠山重忠が頼朝の死を談じている。その内容が頼時(泰時)の耳に入る。鎌倉殿への敬意も、御恩も感じられないその言葉に、ふと何かを思うような眼差し。おそらくこの経験が、のちの『御成敗式目』の制定に繋がってゆくのだろうな。
#鎌倉殿の13人