どうそく(@madanaizo)さんの人気ツイート(リツイート順)

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大林宣彦監督の「完璧な技術で作られたものより、不完全な技術によって作られた作品のほうが人の心をうつことがある。それは「こういうものを描きたい」という作り手の意思、つまり心が画面に映るからだ」という発言は、今後ますます重要なものになるだろう。なってしまうだろう。たぶん。良くも悪くも
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昔『論より詭弁』という本を読んだら、冒頭から「議論で世の中を変えることはできない」「議論のルールなど弱者の甘え」「他人の議論を詭弁と非難するのは”後生だからそんな手使わんで下され”という弱者の悲鳴と同じ」とカマしてて、ゲラゲラ笑ったのだが… コレ、今だからこそ再読した方がいい本かも
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SNSで自分の話はしない方がいい。ワシの若い頃は凶悪犯罪が起こる度「若者の心の闇が~」と言われたが、今はその「心の闇」が恋しい。今は家の外どころか、心の中まで「公共」の場になっちまったからな。そしてみんな疲労してるワケだ。だから思ったこと全部を投稿するな。マジで「心の闇」が消えるぞ
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つまり「感動」したければ、この世界でもできるじゃないか。高校野球の決勝でも見ればいい。いや、低俗な芸術でも「感動」は出来るよ。人間なんて大したもんじゃないからな。模倣品でも、盗作でも感動は出来るんだ。でも「客をどこかへ連れていく=連れていくべき異世界を作る」は芸術しかできんのだよ
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>今や俳優業まで政治家のように超エリートしか就けない職業 多分そのうち「性格のよさ」というものも「特権階級の子供たち」の専用物になると思うよ。
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もし「勇気の最大瞬間出力」みたいなのが計測できるなら、この40男の出した勇気の量は、真面目(?)に働いてる俺がここ数年出した勇気の総量を遥かに凌いでいると思う。多分、彼は今回採用されないだろう。でも絶対そのうち何らかの形で彼が報われる日が来ると思う。それまで頑張れよ。オッサン。
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ぼかぁね。複雑な人間心理だか、社会問題だかを扱った日本映画でよくある?、主人公が景色を見ながら佇むラスト。ああいうのを「YESでもNOでもない答えを描いたラスト」「口にすれば嘘になる感情を風景描写に託して描いたラスト」と甘やかしちゃイカンと思うよ。金を払ったんだ。お前なりの答えを出せ
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10代の頃「映画を1日2本見る」ということが出来なかったんだよ。普通の人は映画を見たら、映画から貰ったエネルギーを実生活で生かすワケじゃないか。でも映画好きは映画から貰ったエネルギーを使って、更に映画を見る。そうやって見た映画を色々語る…というのが凄く不健康に思えて、抵抗があった
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いや、ほんとね。みんな、読んだ方がいいよ。文章が面白い人はね、たとえ前提が間違っていても、その文章の力で自分の話を(その問題に詳しくない)他人の信じさせることが出来るのよ。こういうポイントを押さえてなくても、読者はその「面白いから本当だろう」と思っちゃうの kozakashiku.hatenablog.com/entry/2021/05/…
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押井守監督は「ジブリ映画は見終わった後、観客が”自分がいい人になった”と錯覚できるからウケる」と言ってたけど、コレだけ「俺はダメ…バカだ…」と自己嫌悪してる人達が多い昨今。一瞬でも客を「俺はいい人になれた…賢くなれた…」と錯覚させることが出来るなら、それはそれで映画の徳かもしれない
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『ジョーカー』に「格差社会から目を逸らす金持ち達が、弱者を描いたチャップリン映画を見て喜ぶ」という場面があって、初めて見た時「もしかして、今は映画館自体が金を持ってる奴にしか行けない場所になってるのか…?」と思ったもんだが、今考えるとそんなに的外れな感想でもなかったのかもしれない
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地元に人気講談師が来るらしく、チケット売り場に早くから人が並んでた。で、知り合いのおばちゃんがいたから「好きなの?」と聞いたら「全然知らないけど、凄い人らしいから!」って。昔はこういうのをバカにしてたが、実は大変大事な態度と思う。「よく知らないけど、凄いらしいから見とくか!」精神
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「英国では公立校は学費無料だが、私立校の学費は平均で年間200~300万円。レッドメインやカンバーバッチが行った学校はその中でも特に一握りの特権階級の子供たちしか通えない学校であり、今や俳優業まで政治家のように超エリートしか就けない職業になったのかと言われているのだ。」
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前も書いたけど、「芸術家が成熟して、山や川の美しさに気付いてしまい「美術はもういい」となるパターンは多い」という話。最近分かりますもん。逆に言えば同じ山や川を何度書いても飽きない芸術家は、そういう「芸術はもういい」となる、山や川の美しさが見えてるワケよ。その目こそ彼らの天才の証だ
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「貴方の感想ですよね?」と言われたから、「そうだ。私の感想ですよ。貴方の感想も聞かせてくださいよ」と返したら黙った… という話。ひろゆきの影響が云々いうが、今は「感想を言語化するのが面倒だから、SNSで自分と感性の近そうな他人の感想を探す奴」も普通にいるワケで。ちと気味が悪い話と思う
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村上龍の「不幸な経験した人がそれを乗り越えて本を書く。それ自体は立派だが、その本が駄作なら駄作と言えないと文化は衰退する」と、菊地成孔の「地震はワクワクする(ヘラヘラ)→抗議殺到→態度に関しては謝罪するが、地震にワクワクする気持ちは事実なのでそこは謝罪しない」は、自分の中でセット
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↓先日鍵垢氏が「歳をとると「こういうのが””新しい”作品だ。”面白い”作品だ」の”新しさ”や”面白さ”に飽きてくる。そうなると段々「昔好きだった作品を再読したら、新たな良さが分かった」「初めて良さが分かった」みたいな体験が面白くなってくる。こっちは飽きないんだ、と呟いてて「成程」となった
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「”最近の邦画は昔の邦画や洋画に比べてツマラナイ?”昔だってツマラナイ邦画はあったし、面白くない洋画は日本に入ってこないだけだ」云々 分かるけどさ。正直今こういう言説は「最近の日本映画はなんかヘン…」と感じた人達の不満を(悪い意味で)意味で消す効果しかないではないか、という気がする
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マダム、ある相互氏の名言を引用させてもらいますがね。ブラック企業もパワハラもセクハラも家庭内暴力も、ズボラな人間がイイワケの為に考え出したフィクションじゃないんです。この世界に実際に存在する「悪」なんですよ。彼らに同情しろ、とは言いません。でもそれが存在することを否定してはイカン
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エブエブ、後半で娘の方が「母さん、アンタの気持ちはわかった。でも私たちは分かり合えないし、私はアンタといるとツライ。だから別々の道を行こう」と言ってるのに、母が「でも私は諦めない!」とやる「感動」的な場面。正直「ひぇぇ」と声が出た。肝が冷えたよ。あそこは結構ホラーだったんだけど…
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自分の仕事を卑下する延長で、つい「やっぱ「職人」は偉いよ」とやってしまうが、そんな時は『ぴっかり職業訓練中』に出てくる職業訓練校の先生の「職人は誰でもなれる」という言葉を思い出すことにもしてる。「実力差はあるが、食べていくくらいの腕ならいつか身につく。箸とか使えるのと同じ」っての
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「SWはポリコレのせいでつまらなくなった」という人は、「ポリコレさえ取り除ければ、また偉大なSWが生まれるはず」と信じてる時点で、おめでたいというか、現実が見えてない。『最後のジェダイ』のカジノ都市場面を見ろ。あのツマンナサは「政治的正しさ」と全く関係ないぞ。『夜明け』は言わずもがな
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人間。「俺もああなるかもしれないから、注意しよう」とか、「アイツがああなったのにはそれなりの理由があるかも…一応理解しないと」という発想がないと、人を見る目が冷酷になるな…ということがSNSの「オッサン」弄りを見てると分かるな。「ヒントにしよう」という考えがないと、他人はネタになる
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ツイッター。「嫌な相手からは離れればいい」みたいな話は山ほどあるけど、離れたくても離れられないことが多い実生活(ツイッターなんて、ブロックすればそれで終わりだ)で、「どうやって相手と折り合い、そして許したか」という話はない。特に「許した話」がない。コレ、結構マズイと思うんだけどな
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昔、国語の教科書批判で「みんなで一緒に読むより、一人で孤独に読んだ時の方が生きる小説を載せるのは如何なもんか」「夜読むべき小説を昼に読むことで、子供は「これが”小説”というものなら、俺には必要ないな」と思うかもしれないぞ」みたいな指摘があって、コレはコレで一理あるかもな、とは思った