どうそく(@madanaizo)さんの人気ツイート(古い順)

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丸山眞男が「現実は与えられたものであると当時に、日々造られていくものだ。だが現実主義者は与えられた現実のみを「現実」と考え、造られつつある変革という「現実」を無視する為、結果的に支配権力の政治を「現実」的だと追認正当化するだけに終わる」と書いてるの、本当に重要だと思うので貼っとく
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何度か書いてるけど「米国は戦前に「風と共に去りぬ」を作った」みたいな話より、戦中にも関わらず「ベラルゴシが実験の結果猿に退化してしまう映画」や「狂った科学者がゴリラから人間の女を作ろうとする映画」みたいなアホ映画を量産してた事実に「こんなに豊かな国に日本が勝てるはずないよ」と思う
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ASKAが初めて曲を作り始めた時に「ふうん、なんだ。このピアノの黒い部分を使えば「良い曲」ってのは簡単に書けるんだな」と思った…という話があるそうな。俺はここに天才の早熟さというより「脳のこの部分を弄ればね、何もなくても人は泣くんです」というマッドサイエンティストの不気味さを見る
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南極で殺人未遂事件。原因は「読みかけの本のネタバレ」 我々は「本」の存在も、その「本」のネタバレを踏むことも「当たり前」になっているが、本来「本」は生き死にレベルで重要なものだ(その楽しみを奪った奴は殺されても文句は言えない)という事実を思い出させてくれる huffingtonpost.jp/2018/10/31/ant…
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その光景見た時「あ、やっぱ車椅子の人は普段映画を見る時は色々我慢してるんだ」と思った(TOHO系だと、毎回前方の席で映画見ないといけないから辛そう。絶対首が痛くなる)。そして、誰もいない映画館で、今まで「我慢」してきた彼らが我が物顔して映画を見てる光景を想像して、愉快な気持ちになった
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今の映画館は客が全然いないんだけど…昨日「男はつらいよ」を上映ギリギリに入ったら、唯一の先客としていた車椅子のおじさんと付き添いの女の人(夫婦?)が、座席を何席分も占領してる光景に遭遇した。俺の顔を見たら「しまった!」みたいな表情してたけど、俺は正直「そのままでいいよ」と思ったな
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小津安二郎先生に「どうでもよいことは流行に従い、 重大なことは道徳に従い、 芸術のことは自分に従う」という有名な言葉があるが、今はコレが反対になってんじゃないかという不安はある。「道徳や芸術のことは流行に従って、どうでもよいことは自分に従る」みたいな感じで。
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「鬼滅」で初めてアニメにハマったけど、同時に「推しキャラがどんどん死ぬ展開」に耐え切れなくなって最後はファンを辞めた後輩。今では新作アニメを見る前に必ず「主要人物が途中で死ぬか、死なないか」を調べるようになってて、少し笑った。推理小説を最後から読む人の気持ちもこんなのかもな。
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「何故〇は人気が出たのか?」分析を聞く度に、おおすみ正秋が旧ルパン(最初は人気がなかった)放送後、会議で「子供向けじゃないから失敗した」等散々批判されたがが、数年後に人気が出てからある会議へ行ったら「子供向けじゃないから成功した」と同じ理由で褒められ、何かを悟った話を思い出したり
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水木しげるは初ゴジを見た時「ぼくよりも幸福な人がゴジラにいじめられるのが面白かった」そうな。反戦・反水爆映画とも言われる作品を見て、戦地で地獄を見たはずの水木から(「水爆反対!」とか単に「特撮凄い!」ではない)こういう感想が出る事に、記録映画にないフィクションの面白さがあると思う
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稲生先生が「自主映画の審査員してるけど、主役の男女が海へ行ってボソボソ喋る映画がやたらある」とボヤいてて面白かった。それで「君達はここで何を描いてるつもりなのか?」と問い詰めると、最終的に皆「なんとなく”映画っぽい”と思って…」と白状するらしい。「洗脳されてるよ!」と苦笑してました
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日本の映画・ドラマの脚本問題。あれは作り手より「金を出す人」の方の問題かも。以前「脚本は文学ではなく「設計図」なんだけど、日本では金を出す側がそれを「文学」としてしか読めない。だから所謂「人間」を描いてないと、その良さを理解できない人が多いのだ」という愚痴を読んだことがあるぞ。
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「今の若い人は尾崎豊の「15の夜」を聴いてもバイクを盗まれた方が可哀想と思う」みたいな話。それ自体は「当然だろ」と思うのだが、もしそれが「盗まれた側の気持ちしか分からないし、分かりたくない」であれば、結構問題なのではないか…と、今ふと思ったり。
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コレ。昨日のRTとも関係あるけど「ある世代が「ネタ」として演じていのに、ネットに入り浸った次の世代は「これが本物なんだ。本物の〇〇はこうあるべきなんだ」と思ってしまう(それ以外の〇〇の存在を考えられなくなる)」ことは絶対にあると思う。そのヤバさを最近本当に感じつつある。
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自分は周りのおじさん達より価値観が「現代的」と思ってたのに、ちょっと余裕がなくなるとコレか。そのおじさん達の反応(おめでとう!)の方が余程マトモじゃないか。俺のアップデートされた「価値観」なんぞ、仕事や金に余裕がなくなると、すぐ化けの皮が剥がれる程度のものだったんだな…となった。
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先週、部下(女性)から「実は二人目を授かりまして…」と報告を受けた時、真っ先に思ったことが「この経営難の状態で仕事を抜けられたら困る!」だったよ。周りの人が「おめでとう!」とお祝いしてたから、すぐ我に返って(?)「おめでとう!」と返せたけど、自分でも自分の反応が結構ショックだった
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陰謀論とは違うが、俺は子供の頃「ナチスがUFOを作っていた!」という話が好きだったんだよね。嘘でも物語として面白いと思ってた。でも、後でそれはネオナチが流したもの(ナチスは凄い!と言ったら叩かれるが、UFOの話だと皆面白がる)と知って驚いた。以来気楽にこの手の話を楽しめなくなった
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もう10回くらい書いてるがね。沢山の本を読めるのも、沢山の映画が見れるのも才能なのだ。とても得難い、それを羨む人も多い才能なのだ。だから本や映画に触れたら出来るだけ感想をTLに投げてくれ。そんな映画がこの世にあると知るだけで俺のような凡人は嬉しいのだ。だから歌うように感想を書いてくれ
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そんなの大したことじゃねぇだろ、と思う人こそその才能を持ってる人だ。私はその人に話しかけているのである。断言しても良いが、この呟きはそれなりに伸びるはずだ。それを見て「TLに俺の才能を必要としてる人がこんなにいるのか…」と気づくが良い。世界は書評家でも批評家でもなく、君を待っている
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我々は「価値観をアップデート」出来てないオッサンを笑うが、オッサンが古い価値観を今も持ってることにはそれなりの理由や合理性があるワケで(旨味も)。それを理解しないままオッサンをネタにしてると、自分がオッサンになって「古い価値観」の意外な合理性に気付いた時、急にコロッといく気がする
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Twitterやってて、結構驚いたこと。軽い気持ちで「この本、面白かったな」と呟いたら、それを読んでその本を買うやつが本当に出てくること。実際は彼・彼女が前から気になっていた本で、自分の呟きが最後の後押しになっただけと思うが…特にためになる感想を書いたワケじゃないのにびっくりするよね。
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というか、自分も他人の単純な「面白かった」という呟きに刺激を受けて本を買う時が結構ある。岩波新書の人が「本は〝今〟売れるからこそ、重版し続けることができる」と書いてたが、誰かの「面白い」という呟きが「〝今〟売れること」のきっかけにもありうるのだ。だから皆、好きな本の感想もっと呟け
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吉村知事。先週地元に来る予定だったのよ。結局コロナで流れたけどさ。で、うちの母ちゃんが凄く見たがってたから「彼のどこがいいの?」と聞いたら「いつもハキハキ受け答えしてていい」「清潔感がある」「仕事を頑張ってる」「ハンサム」と返されたな。一つも「具体的に何をした」というのはなかった
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『スマホ脳』今の若者はSNSで他人と自分を比較して自信をなくす人が多い。昔の若者も他人と自分を比較したが、その対象はせいぜい同じ学校の2~30人程度。でも今はSNSに何万も凄い奴がいる。その結果「よい人生はこうあるべき」の基準が上がり、落ち込む人が増えた…って凄く考えさせられる話だ
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オウムに関しては「アレは宗教と言うより会社だ」と書いた橋本治の指摘が好きだな。麻原の会社は、会社社会に適合出来ない人に対して「君にもやりがいのある人生を!」と訴える、経営基盤がいかがわしい会社だった。誰もそれに気づかなかったのは、日本が「会社」を中心にした宗教社会だから…という。