どうそく(@madanaizo)さんの人気ツイート(リツイート順)

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で、だ。 定期的に議論になる「批評家はケシカラン、いや素晴らしい」的なのも、案外コレに似た部分があるのではないか。ここまで定期的に盛り上がる話題は、何か別の存在意義があってもおかしくないよ。俺達は互いにディスりあうことで、結果的に「自分の仕事」を上手くやれる面もあるのではないか…
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「必要なものしか世界にない。すべてのものに意味がある。だから安心して見れる」みたいな感じの。映画じゃなくてフィクション全般だったかも。 (ちなみにこれはその逆。これはこれで分からんでもないな…) anond.hatelabo.jp/20210517205623
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その後、何人ものお笑い芸人が武と同じように映画を撮ったけど、そのうちの何人が映画を「畏れた」だろうか。ましてや今「教養が~」という芸能人は、文化を畏れたことがあるのだろうか。その辺の「畏れ」の有無が、彼彼女と北野武の差だった…と言ったら、言い過ぎですかね。news-postseven.com/archives/20201…
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それを凄く複雑な感じで語ってたのが印象的で。こういうの考えると、今もビートルズやクイーンのベスト盤が売れ続けてますよ、みたいな話も「どうなんだろう?」となってさ。もしかしたら、単に「これぐらい偉い人の曲じゃないと、もう音楽を聴くことが出来ん」という人々の辛い状況の表れではないかと
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しかし、映画やアニメを見てるだけなのに賢くなろうなんて、やっぱりムシのいい話だよ。ほとんど「オタクは経済回してるから偉い」と同じレベルの発想ではないか。賢くなりたければ真面目に勉強するしかないんだ。みんな正直に「タメになる?面白いものは人をダメにするんだよ!」と言わないとダメ。
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Twitterのインテリ達。そのうち、赤信号に対しても「俺が進む権利を妨害している」「これは一種の暴力だ」「これに誰も抗議しないことが、日本人の飼い慣らされた精神を表してる」「若者は社会の規則を内面化して、それを善と勘違いしてる」みたいなこと言いそうな気がする。ミソもクソも全部暴力さ。
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個人的には「面白かった」より、その後の「でも、久々に映画館で映画を見れてよかったよ。映画館はいいね」という言葉の方が、遥かにイイモンだと思ったね。普段あんまり映画館へ行かない両親が、久々に映画館へ行って「あー 色んな意味で楽しかった」となるなら、それだけで作り手に感謝したい気分だ
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この話も何度かしてるんだけど、大学の頃、当時折り合いが悪かった父に、「お前は何冊も本を読んでるが、お前の読んだ本には「父親を大事にしなくていい。敬わなくていい」とか書いてるのか?本ってのは実に立派なもんだな」と嫌味を言われたことはよく思い出すな。そしてソレを今でも少し引きずってる
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アラン・ムーアの「12歳の為の作品に大人が並んでいる。単純な現実を望むのはファシズムの前触れ」発言は、ワリと言葉通りに捉えたんだけどな。どんなに漫画の内容が複雑になっても、所詮現実の複雑さに比べば「屁」みたいなもんじゃないか。それをあたかも現実の事件そのものにように語るのはダメ、と
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米国人の…というか、米国映画でよくある「家族(本物であれ、疑似的なものであれ)は無条件でいいものだ」という感覚が本当に理解できない。というか、米国人も本当にいいものだと思ってるのかな。あれだけバンバン離婚しておいて。
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あと昔、どっかの大会社の社長が「僕は本は読まないよ!知りたいことがあったら、直接著者へ会いに行けばいいから!」と言ってて、当時凄く衝撃を受けたな。「著者に直接会って話が聞けたら、もう本は必要ない。本は著者の代用品」とか、それまで考えもしなかったよ。本物の金持ちだから出来る発想だと
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「もやしもん」の中に「美味い酒をちゃんと味わいたい時は、お客さん側にだって最低限の努力はいるよ。心配事を片づけてからくるとか」みたいな話があって、それが印象に残ってる。多分映画や本好きの中にも「ちゃんと楽しむための最低限の努力や工夫」はいるはずで。そういう話を俺はもっと聞きたい。
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『サイゾー』最近イケメンヤクザが登場するのが少女漫画が増えてるけど、その理由は「最近は壁ドンを含めた”愛ゆえの強引な言動”もハラスメントと言われる。でも相手がヤクザが”ヤクザなら仕方ないか…”となるから」とあって、笑っちゃった。最近の米国映画がやたらゾンビを敵役する(?)のと同じかな
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だから「凄い人達の曲だから売れ続ける!」みたい感じで、単純にソレを褒めるのも違うかもしれんよね。「偉い人達の曲しか聴けないツライ時代なんです!」という反応が正しいのかも。私は「不況だから無駄を省きましょう」みたいな話も連想したよ。やっぱり適度にクソな曲が売れてる方が健康的なんだ
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というか、人間の中には恐ろしく単純な面と、恐ろしく複雑な面が同居していて、どの出来事によって、どちらの面が出るか事前には誰にも分からない…というのが本当なんだろう。そして人間は時に生きる為に「単純に」「浅く」なる時もある。この「単純さ」「浅さ」に小説好き、映画好きは免疫がないのだ
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橋本治は「ちゃんと呆れること」の大事さを書いてた。上司が思い付きでものを言った時に、まともに反論すると、そのことで思い付きが一つの「意見」になってしまう。それを避けるために「は?」と呆れる必要が…と。「〇〇オタクが世界を善くする」系の言説は基本「反論する前に呆れるべきもの」と思う
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「同じ話を何度もする(痴呆気味の)老人は「同じ話をすること」で、心の平和を得ているのだ。だから絶対に話を途中で遮ってはいけない」という話は知っていたのだが、同時に「当人には同じ話をしている自覚はない」とも思ってた。だから爺さんに「自覚があったこと」にスゲーびっくりしたよ。
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>多分世の中には「誰かに文章化してもらって、初めて価値に気付く」人も多いんだ   見たはずなのに、誰かに言葉にしてもらうまで認識できない人。或いは認識はしてたけど、それを他人が文章で指摘してるのを読んでる内に「なんかすごく大事なことに思えてきた」となる人ね…
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「面白がることが出来る」とは何ぞや?「シャレだよ、シャレ」ならぬ「シャレだろ?シャレ」である。受け手側のな。そして、それはオッサンがやると叩かれるが、天然の美少女が(彼女は本心から褒めてるんです!と)やれば許されるものらしい。俺も美少女になりたいよ 『大瀧詠一Writing & Talking』
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日本映画は金がないからねぇ…みたいなのがよく話題になるけど、仮にホントに100億円くらいポーンと渡した時に、ちゃんと彼らはそれを上手く使うことが出来るのか。劣化版米国大作映画…みたいな感じじゃない、「凄い」が出来るのか。私はなんか疑問なんだよな。
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「教養」という言葉を弄んでしまったので、一応貼っておこう。教養は能力や知識の問題ではない。「教養は文化が自己にあてがう価値や規範の問題」だ、という話。 そして大正時代の昔から、教養主義批判こそが「教養」であり、無邪気に教養主義が賛美された時代はほとんどない…(『グロテスクな教養』 twitter.com/madanaizo/stat…
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特撮映画とかよく「”見立て”だよ」と言われるが、正確には少し違うと思う。観客は明らかにソレを「ミニチュアの町、戦車、着ぐるみの怪獣」と分かった上で見る。だが、分かっているにも関わらず、内容に呑めりこむにつれてソレが一瞬本物に感じる…その作り物に心を動かされることに歓びを感じるのだ。
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「天皇の声は私の想像を絶していた。それまでに私はあんな声を聞いたことはなかったし、あんな調子で語る人間に会ったこともなかった。もしかするとあの時だけ、私は天皇は人間ではないと思ったのかもしれない」 (敗者は映像を持たない 大島渚著作集 第二巻)
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「誰かを訪ねて行ったけど、会えなかった」系の小説とか読むと嬉しくなっちゃうんだよね。私小説じゃないけど、荒畑寒村の『父親』とか凄くいい。結構遠くから訪ねてるのに「行くから」とか伝えてないの。でも「会えなくてそれはそれでいいんだ」と、道中を楽しんでるんだよね twitter.com/madanaizo/stat…
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老人と若者は同じ世界に住んでても、実は違うものが見えてるんだな。で、そういう「(何か能力の衰えにともなって)見方が変わること」事態を楽しむ態度もあるんだな、みたいな感じで。そういう言説が一つくらいあったっていいよ。