どうそく(@madanaizo)さんの人気ツイート(リツイート順)

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石黒正数先生が「昔は『GANTZ』嫌いだった。あの作品のモブは悲惨な事件が起きてもへらへらカメラを向けるような奴ばかりで、人間味ない。本当の人間はもっと立派だろう…と。でも実際の通り魔事件の映像見たら、みんな被害者へカメラ向けてた。奥先生が正しかったんだ!」とボヤいた件が思い出される
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…と思ってたのだが、この発言を聞いた時は「あ、負けた」と思った。で、ダメ人間の最後のよりどころまで奪われちまった。昔、芸能人は「アイツらは芸はいいが、頭は空っぽだ」と偏見を持たれていたらしいが、この偏見もなかなか馬鹿に出来んよ。彼らが頭まで良かったら、それを見る観客はどうなるのだ
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もうアラフォーだけど、今でも仕事するたびに、「俺がしているのは本当に〝仕事〟なんだろうか。じつは〝ごっこ遊び〟なんじゃないか」と本気で悩むことがある。で、その〝ごっこ遊び〟で得た金を見ても、「コレ、本当に本物の金かなぁ。俺の金だけ、実はおままごとで使う玩具じゃないの?」となる時も
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作品を味わうにも「教養」がいるからね、という奴はこういう単純なものを見落とすからイカン。〇〇鑑賞はね、常に身体的行為なんですよ。
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昔、ある評論家が「僕は怪獣映画が好きだ。”着ぐるみを着た男が模型の中で暴れる”という、大変狂った映像が見られるから」と言ってて「あんまりだ」と思ったが…昨夜『やくざ刑罰史 私刑!』を見たら「赤のペンキ塗れの男が、作り物の目玉を手に暴れてて面白い!」と感じてしまった。あんま変わらんな…
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…のだと思う。だから「感想の感想」が増えるんだよ。書くいう俺も似たようなもんだ。だから作品を初日に行って、まず真っ先に「俺はこう思ったね!~~!」とやる人を、俺は尊敬している。アンタらがいるから、俺のような凡人も映画を語れるんだ。
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「じゃあ、その異世界ってなんだよ?」と言われればね、やっぱ「死の世界」と思うんだ。つまり、小説家は探検家なんだ。生きてる奴より先に死の世界を冒険して、その冒険談をまとめたのが「小説」なんだ。そして読者は一時的に「死の世界」に入ることで、この「生の世界」を相対化できる…みたいなね。
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昔、親戚に傲慢で見栄っ張りで意地が悪いのに「私はいつか婦人牧師になる!」と言ってたオバサンがいたな。当時は「あんな性悪なのに神様信じてるのか」とバカにしてたが…歳とるとなんか分かるな。あのオバサンはオバサンなりに自分の糞さに苦しんでて、それに寄り添ってくれるのは宗教だけだったんだ
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しかし、道行く人がみんな月を見上げてる、というのはなかなかいいな。男も女も、子供も老人も、みんな同じ格好してる。これは一種の月の力ですよ。ほんと。
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SNSで知った話だけど…みうらじゅんが「飽きずに一つのことを続けるコツは?」と聞かれた時に、「飽きないふりをすること」と返した話が好きなんだ。「自分だってゆるキャラとか当然飽きてる。でもプロとアマの違いは、どれだけ上手に飽きないふりをするかにあるんだ」っての。コレは本当に重要と思う
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あと前も書いたけど、「コング」も「ランペイジ」も好きだよ。でも正直、未だに「巨大な猿やゴリラに通常兵器があんまりきかん」のが納得できないところはある。だから俺、キンゴジで好きなのがこの台詞なのよ。「やっぱみんな思うよな」となる。さり気なくのゴジラの強さを強調する効果があるのもイイ
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どうも私は映画を「うぉぉぉ!五億点!大大大大傑作!」的にオオゲサに褒める人を見ると、この泣き女を連想するんですがね。マニアはこういう大げさな呟きを嫌うけど、彼彼女が大興奮し(たフリをし)てくれるから、マニアも安心して「で、この演出は…」と考察とやらを披露できる面もあるのではないか
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でも数日家に引きこもった後、久々に山とか登るとマジで「うわ、なにこれ。リアル3Dじゃん…スゲー酔う…」とはなる。
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今月の『文學界』で知ったんだけど、加藤智大。自分では孤独だ、友達がいない、と言ってたけど、実際には普通に友達がいた(ように他人から見えた)し、コミュニケーション能力もそこそこあったらしい。でも彼は孤独だ、友がいない、と言ってた。単に友達がいないより、こっちの方が根が深い気がする。
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この「それでいいのか」は海外の客に対してではなく、東京都に言っているのだ。
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ネットでどうでもいいニュースにキレてる人。どんなに威張ってても、所詮は「こだわり、プライド、被害者意識」のどれかを拗らせてる病人に決まっとる。 ま、ヒステリーにはヒステリーの知恵があるからな。ヒステリーとバカは違うんだよ。彼らヒステリー患者は決してバカではな…君、別に褒めてないぞ
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『さかなのこ』昨今のやたらと「好き」を美化しがちな風潮の中、ちゃんと「何かを好きなる、ってのはキモいんだよ。キモくなることなんだよ」とやっただけでも満点。snsはその「キモくなる」部分を笑えるネタにしちゃうからダメなんだ。ちゃんとキモくなれないと、自分の「好き」を充分に発揮できんぞ
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ただ普通である…というよりは「普通になる」ためだけに今まで散々苦悩してきて、そしてソレをロクに達成できないまま(その苦悩も理解されないまま)死ぬだろう…と考えると、今すぐにでも海にドボンしたくなるね。ホント。
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僕がTwitterやって知ったことの一つ。意外と人は「だってなんかムカつくもん」「あんなのがチヤホヤされててムカつくんだもん」と言えないこと、だな。みんな、何かしらのもっともらしい理由を必要とするんたよ。逆の、褒める場合もそうだな。単に「顔がいいから」とかは言えないワケよ。
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シン・ウルトラマン。うちの両親(NOT特撮映画好き)にも好評だったけど、それは「怪獣映画って、こんなもんでしょう?」という「見下し」のうえに存在する「面白い」だった。女が巨大化する?宇宙人達が居酒屋で酒を飲む?「バカバカしくて面白い(今時こんな変な映像が見れて最高!)」という感じ。
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「若者が読むべき書物10/見るべき映画10」とかも、本気で若者のことを考えているワケではなく、好き者同士が「お、コイツ。〇入れてるのか。分かってるな」「あ、×入れてる!やっぱ×イイよな」と、「俺達最高!」的にハシャグためのものだからケシカランよ。盛り上がるのはいいが、若者をダシにするな
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映画マニアたるもの。「Aも傑作、Bも傑作、CDEF全部傑作!みんな違って、みんないい!」という人達に対して、「お前らは気の弱さを良心か何かと勘違いしてるのだ」と吠えるだけの蛮勇さは欲しい。
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パワハラ等が問題になる作家。芸術家ならではの狂気…とか、大層なもんじゃなく、単に色んなことが「雑」なだけなじゃないか、という気がスゲーしてきた。「雑」だから他人との境界線を破っちゃうし、物事の扱いも適当。その「雑さ」を「やっぱ芸術家は違うなあ」と変な言葉で変な方に褒めてただけかも
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↓昔自殺する馬の話を読んだことあってさ。高貴な血筋の馬は責められて疲労困憊すると、もっと自由に呼吸するために自分の血管を噛み破るのもいると。闇バイトで「自分の将来性や尊厳と金銭を交換する」若者もこの自殺と同じでは?という気がする。「俺にも自分の尊厳を捨てる自由くらい残ってる」的な
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でも、坂本龍一の「人間はあまりに恐ろしくて受け入れがたいことが起こると、「悲しい」と表現できない状態になる。その感情を封印してしまう。でも音楽はその封印を解く力がある」という発言は凄くイイよな。音楽(に限らず、芸術全般)の重要性ってのは、こういうところにあると思うんですよ。