どうそく(@madanaizo)さんの人気ツイート(古い順)

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↓古市憲寿の小説が「”無名”の小説」を参考してたことが問題視された時、川上弘美が「自分だけの声を生みだすということが、どんなに苦しく、楽しいことなのか、貴方にはわかっていないのでは。だから安易に他人の声を「参考」にしたのではないか」と批判した文を読んだ時は刺さったねぇ。他人事ながら
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オリジナル信仰がどうとか、そんなのはどうでもよい。 「あんたは自分だけの声を生み出す楽しさを知らないから、そんなに簡単に他人の声を参考にするんだ」という指摘に、いつも他人の言葉の引用ばかりしてる人間(俺)は大変堪えたよ。小説とかを書いてなくてもさ。 excite.co.jp/news/article/L…
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俺は昔からゲームを買っても、まず攻略サイトを見るタイプの人間だったんだ。たかがゲームと言うなかれ。一事が万事だよ。そんなんだから、いつまでたっても「自分だけの何かを作り出す苦しさや喜び」に触れることが出来んのだ……(みたいな後悔をここ最近ずっとしてる)
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地元の美術館行ったら「時には自分にしか分からない文章や絵を書くことが、芸術家の癒しになります。貴方も疲れた時は一度やってみては?」みたいな解説で、同じ記号や言葉を延々書いただけの作品が展示されてた。ソレを見た時「『シャイニング』のコレ↓、単に疲れてただけなんじゃないの?」と思った
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「文学(や映画)は不幸や孤独を美化しがち。その悪影響はバカにならん」という話があって、それも分かるのだけど、同時に「せめて物語の中くらい「孤独は悪じゃない。孤独には独自の魅力もある」とやってもいいのではないか、とも思う。というか物語まで「孤独?知らんよ」とやったら、もう救いがない
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人生、苦しみや悲しみの時間の方が長いしな。物語まで「苦しみ?悩み?孤独?不幸?そんなものはシランよ。俺達は明るい物語だけを提供するのさ」とやったら、もう本当に救いがない。いや、大した救いにはならないだろうが、不幸には不幸の美しさもあるよ、と見せてやるのも役割の一つではないだろうか
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昔授業で「文章の最後に〝〜と、思う今日この頃です〟と書くな。どんなにいいことを書いても、最後にコレがあると文章が一般論に落ちるんだ」と教えられたけど、「ツイートの最後に〝〜と、個人的には思う〟と書け。そうすれば揉めない」はこの逆よね。要は文章をツマラナクすることで揉め事避けろ、と
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貴方ために自分を実際よりパァに見せました。馬鹿なふりをしました。そんな私の思いやりというか、謙虚さを汲んで、ここは一つ穏便に… と書き手が言って、読む方は「お前は無駄にいいことを言って、俺達の劣等感を刺激しなかったから許すよ」とやる。それが新たなマナーになる…って嫌な話だな、おい
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学生時代から「フジロック行く奴はそのためにハードなバイトしたり、キャンプ道具買ったりと、ガッツあるな」と、素直にスゲーと思ってたので、なんでSNSだとコスられがちなんか、よう分からんとこある。「面倒だからサマソニでいいや(失礼)」タイプからしたら「真の好き者は違うなぁ」となったけど
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10代の頃「映画を1日2本見る」ということが出来なかったんだよ。普通の人は映画を見たら、映画から貰ったエネルギーを実生活で生かすワケじゃないか。でも映画好きは映画から貰ったエネルギーを使って、更に映画を見る。そうやって見た映画を色々語る…というのが凄く不健康に思えて、抵抗があった
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「昔、どっかの大会社の社長が「僕は本は読まない!知りたいことがあったら、直接著者へ会いに行くから!」と言ってて、凄く衝撃を受けた。金持ちは違うぜ」と呟いたら、「ほ…本は死んだ人にも会えるし…(貧乏人の僻み)」という引用RTが来た。当人は冗談っぽく書いてたけど、案外真理なんじゃないか twitter.com/honnoinosisi55…
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↓前「外国語を勉強したことで、日本語の文章がより正確に「読める」ようになった。文章を読むことは皆が思うほど簡単じゃない」という話題があったけど、アレは結構わかると言うか。変な話だけど、文章だけでなく、映画なんかも英語を勉強していた時が一番見れてた。正確に内容を理解していた気がする
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「独身は40~50代でおかしくなる」「いや、趣味があれば狂わない」「人間関係が…」と盛り上がる人にぶつけたくなる、カミュさんの「ただ普通であるということのために、莫大なエネルギーを使っている人がいることを誰も理解してない」という(出典不明の)名言。俺はただ「普通」になりたいだけんだ
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ただ普通である…というよりは「普通になる」ためだけに今まで散々苦悩してきて、そしてソレをロクに達成できないまま(その苦悩も理解されないまま)死ぬだろう…と考えると、今すぐにでも海にドボンしたくなるね。ホント。
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「体系的に学んでないならそれは知識とは言わないよ」はそんなでもなかったけど、なんかの漫画で「アンタはずっとトリビアな知識を披露してるだけじゃないか。それは〝会話〟とは言わないよ」という台詞を読んだ時は死ぬほど刺さったよ。それが会話じゃないなら、私のような人間はどうすりゃいいんです
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俺は「世間一般においては会話の内容より、会話をした、という事実の方が重要なのだ。マニアはすぐ(出来もしないのに)内容のある会話をしたがるからイカン。普通の人がしたいのは「ある映画を見た」という話であって、監督論や映画論の話ではないのだ」ということに、去年ようやく気付いた男なので…
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マニアは世界の複雑さとやらに耐える前に、その単純さに耐えろ。その単純さの中から、普通の人が感じてるはずの豊かさを見出すんや…
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最近「好き」を通して他の人と繋がることが出来ました、みたいな物語が多いけど(『メタモルフォーゼの縁側』とか。いい映画だったけど)、逆に「好きなものが出来たことで周囲から浮いた。周りの人がバカに見え出した」もあるはずで。そういう「好き」の怖いの部分に触れた物語が増えてもいいとは思う
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「自分では結構な○○好きと思っていたけど、SNS見たら自分より○○に情熱をかけている人(俺は映画館で劇場版を100回見たよ!とか)がいて、自分なんか○○好きのうちに入らないな…と凹んだ。凹むうちに○○への情熱も冷めてしまった」みたいな人は案外多いかもね。そして、そんな自分に失望してる人
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俺は宇多丸氏が『文化系のためのヒップホップ入門』を推薦した時の言葉(世間には僕を含めて、まず意味から説明されないとそのジャンルに入れない人が結構いる)が凄く重要と思ってるのだが… 多分世の中には「誰かに文章化してもらって、初めて価値に気付く」人も多いんだと思うよ。特に文科系には!
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>多分世の中には「誰かに文章化してもらって、初めて価値に気付く」人も多いんだ   見たはずなのに、誰かに言葉にしてもらうまで認識できない人。或いは認識はしてたけど、それを他人が文章で指摘してるのを読んでる内に「なんかすごく大事なことに思えてきた」となる人ね…
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俺は文章や絵が下手な作者が、明らかに自分で興奮しながら書いてる特殊性癖絵や小説が好きなんだ。下手な分「こういうものを描きたい」という作り手の心が画面や文字に映るからだろう。AI絵やAI小説が増えた結果、そういう「下手な作品」が「人間的な温かみがある」と再考される時も来るのかもしんない
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大林宣彦監督の「完璧な技術で作られたものより、不完全な技術によって作られた作品のほうが人の心をうつことがある。それは「こういうものを描きたい」という作り手の意思、つまり心が画面に映るからだ」という発言は、今後ますます重要なものになるだろう。なってしまうだろう。たぶん。良くも悪くも
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「教養とは、学歴でない。自分ひとりで時間が潰せる ことができる能力である」と中島らもも書いとった。TSUTAYAで二時間過ごせる貴方達はマジで教養がある。
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「最近ネトフリ映画を見てて、序盤からテンポよく進んでたりすると、あー、こうやって俺を飽きさせないようにしてるんだな、とか思って変に醒めるときがある」「映画はもっと堂々としてたらええんや」という相互氏の名言が消えとるやないか。