どうそく(@madanaizo)さんの人気ツイート(古い順)

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『哲学者の森岡正博は、対談のなかで以下のように述べている。 私は「自殺を防がなくてはならない」という前提には、深掘りしていくと実は根拠がない、その底にはぽっかりと穴が空いているんだ、という気づきは、決して隠蔽すべきではないと思います』 信用できる人だ。 gendai.media/articles/-/100…
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「小説の文章を頭で映像化しないで読む人」どころか、「内容を理解してないけど、問題なく楽しめる人」も多いと思うよ。ほとんど、洋楽と同じだよ。歌詞は分かんないけど、なんかええ感じの言葉がテンポよく並んでるから、それのノセられるだけで十分キモちいいんだ…みたいな。
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しかし、実人生振り返っても「入学式の時に偶然隣の席にいた奴」と一番長く友達を続けてたり、「褒められたから。他人より上手く出来るから」くらいのノリで続けたモノが、結果的に一番の「趣味」になったりしたことが多いワケで。なんでこんなに「好き」がなきゃイカン、的な感じになったんだろうか。
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小林秀雄が講演で学生に「僕は今理想がない。先生は若い頃理想があったか?」と聞かれた時、「なかった。左翼運動もウサン臭く思ってた。僕は家族を養うために若い頃から文章を書き殴ってた。でも書くうちに”もう少し上手く書きたい”という欲が出た。その欲に応えている内にこうなった」と答えてたな。
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川端康成の文芸時評は傑作よ。今も通じそうなのあげると、「今は不況だから生活苦を扱う小説が多い。だが、全てを疑う作家も生活苦にだけは甘い。彼らは己の生きづらさだけは愛してるのだ。そして作品は一般人の愚痴と同じ、常識的なものになる。面白いと言えば面白いが、どこに文学の有難さが?」とか
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人の「飽きる」という性質を甘く見ない方がいいと思ってて、どんなにそれが正しいものでも飽きる時は飽きる。飽きられる。ひろゆきもやがては影響力を無くすと思うが、それは「人々が彼のうさん臭さに気付いた」とかではなく、なんとなく「貴方の感想ですよね」系話術に飽きたから…が理由になると思う
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↓「継続は力なり」というか、ヘタなりに毎日やってる人間はやっぱ上手くなるのよ。で、相手を「下手だw」と「舐めた」人間が、逆に「一度を相手を舐めた自分」に囚われて、相手を舐め続け(自分の見る目を否定したくないんだな)結果的に「コイツ、ダメだ」と周囲に思われるようになる…のは良く見た
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私は福永武彦の「見た人の一人一人が身銭を切っただけの批評家になればいい」という言葉が好きでね。この「身銭を切っただけ」って表現がいいよ。それ以上でも以下でもないぞ、というね。だから皆さんも「批評は嫌われてるからなぁ…」とかツマランを心配せずに、1900円分だけ批評家になればいいと思う
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もうアラフォーだけど、今でも仕事するたびに、「俺がしているのは本当に〝仕事〟なんだろうか。じつは〝ごっこ遊び〟なんじゃないか」と本気で悩むことがある。で、その〝ごっこ遊び〟で得た金を見ても、「コレ、本当に本物の金かなぁ。俺の金だけ、実はおままごとで使う玩具じゃないの?」となる時も
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ラジオのCMで「ウチの唐揚げは美味しいですよ!ウチの鶏はストレスを感じないで育ったから!」みたいなのが流れてた。お前らにストレスを感じさせないのは、俺達に美味く食われるため、とね。最近社会でやたら言われる「ストレスは良くない、ストレス減らそう」みたいなのも、基本これと同じではないか
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炎上してるワケでもないのに、自分のTwitter生活に支障をきたしそうだから、という理由でバズりかけツイートを消せる人見ると、「負けた…人として負けた…」となる。消せる人、偉いよ。承認欲求とかないのかな。いや、あっても、こんなとこでそれを満たしても仕方ない、と分かってるんだろう。凄いぜ
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前も書いたけど「全世界を愛することと、自分の隣にいる人を愛すること。どちらが難しいか?後者に決まってるだろ!」みたいな言葉があんだよ。映画や小説はその「全世界は愛せるとほざくクセに、自分の隣にいる人は愛せない(で、その隣の人にそのことでいつも怒られてる)奴」の逃避先だと思ってる
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英語の先生(米国人)が「NYで高層ビルを見上げて〝わぁ!〟とやってるのは大体田舎者。東京もそうでしょう?」と言ってるを聞きながら、一瞬「だからスパイダーマンはウケたのかも?」と思った。ビルの間を飛ぶヒーローがいれば、人々は安心して「見上げる」ができる。田舎者と馬鹿にされることなく
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MAPPAのアニメに批判的に言及した相互氏が、好き者に「何かを批判する時は、最低限のリスペクトを~」と絡まれてるのを見て、「最近の若者は批評を嫌う」的な話は大げさになり過ぎたな、と思った。彼らは「自分の好きなものを批判してほしくないだけ」だけで、別に批評全般に関してはどうでもいいんだ
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チェンソーマンの「胸揉みたい」話。尾崎豊の盗んだバイクの歌と同じ、急速に「触れた瞬間に炎上するネタ」になりつつある気がする。「〝あの歌は盗まれた側が気になるから〜〟は分かるけど、〝盗まれた側のことしか考えたくない。盗んだ奴の気持ちとか知るか!〟はマズいよ」と言ったら炎上するアレ…
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先日も少し話題になってたが… こういう「架空の映画の題名を出したら、それに乗ってきた知ったかぶり」。snsだとバカにされるけど、実際にこういう人と会うと、案外「いい人だな。場を盛り上げようとしてくれてる」とならない?会話の内容より、その場の空気にノルことを重視するタイプが多い気がする
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うる星やつらの新アニメ。今のところ面白くも楽しくもないが、この令和の時代に、所謂「内面」がない人物達が山ほど画面に出るアニメは貴重だと思うので、これからも見続けるよ。なんかさ、画面に「人間」が写ってないことにすごく癒されるんだよね。
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「ジャンプ漫画は一冊数百円で読めるし、Webなら最新話はただのも多い。ところで、ミスした吉野家の店員に「お前はダメだ!」といき過ぎた説教をかます客がいれば、我々は「たかが数百円しか払ってないのになんてエラソーな奴なんだ」と思う。なぜ漫画への批判者にはこう感じないのか」とは偶に考える
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grapevineは「昔はロックは若者が聴くものだった。今はオッサンもロックを聴く。それはロックが大人の耳に堪えるものになったからではなく、精神が子供のままオッサンになった奴が増えたからだ。かく言う俺もそうかもな。そんな時代に俺はどんな歌を作るべきか」という難しい問題と向き合ってると思う
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僕がTwitterやって知ったことの一つ。意外と人は「だってなんかムカつくもん」「あんなのがチヤホヤされててムカつくんだもん」と言えないこと、だな。みんな、何かしらのもっともらしい理由を必要とするんたよ。逆の、褒める場合もそうだな。単に「顔がいいから」とかは言えないワケよ。
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以前相互だった(今はTwitterをやめられたらしい)映画監督が「僕は昔、助監にパワハラ行為をしてしまった…僕はクソだった…」と後悔の呟きをしたら、それに引用RTで「さぁ!○○監督は悔い改めましたよ!次は誰が監督に続きますか?」とやった奴を見た時の不快感は忘れ難い。こいつは敵だ、と思った
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「”ゴールデンカムイ”のアイヌ描写は問題があったとは思うが、自分がソレに気付けたのは”カムイ”でアイヌに興味を持ったからだった」みたいな人は沢山いると思う。で、それを考えると、”少しだけ”コレを批判する気がなくなるな…という人も。私はこの”少しだけ”の躊躇いが、凄く重要だと考えるんですよ
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久々に『攻撃』を見たんで、クズ上官が「僕もいつか父のような本物の男になれると思ってた!でも30過ぎて気づいた!そんな日は絶対来ないんだ!」という魂の叫びをあげる名場面を貼っておこう。この映画、今見ると正直少し色あせて感じる箇所もあるのだが、ここだけは時代を超越して、今も輝いている。
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前も書いたが、小津安二郎に「どうでもよいことは流行に従い、重大なことは道徳に従い、芸術のことは自分に従う」という名言があるが、芸術家は自分に従ってるからこそ、話が面白いのだ。そして俺達消費者の話は常にツマラナイ。俺達にとっての芸術は所詮「流行=どうでもよいこと」に過ぎないからな…
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世の中には「お互いに好感を持ってるけど、この関係を”友達”と呼ぶと何かが失われてしまう」みたいな、凄く微妙な感情も多々あると思うのだが、もしかしたら「推し」なるものは、そういう微妙な感情を…相手と人間関係を築くことを放棄する代わりに…微妙なまま昇華させてくれるものなのかもしれない。