どうそく(@madanaizo)さんの人気ツイート(新しい順)

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英語の先生(米国人)が「NYで高層ビルを見上げて〝わぁ!〟とやってるのは大体田舎者。東京もそうでしょう?」と言ってるを聞きながら、一瞬「だからスパイダーマンはウケたのかも?」と思った。ビルの間を飛ぶヒーローがいれば、人々は安心して「見上げる」ができる。田舎者と馬鹿にされることなく
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前も書いたけど「全世界を愛することと、自分の隣にいる人を愛すること。どちらが難しいか?後者に決まってるだろ!」みたいな言葉があんだよ。映画や小説はその「全世界は愛せるとほざくクセに、自分の隣にいる人は愛せない(で、その隣の人にそのことでいつも怒られてる)奴」の逃避先だと思ってる
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炎上してるワケでもないのに、自分のTwitter生活に支障をきたしそうだから、という理由でバズりかけツイートを消せる人見ると、「負けた…人として負けた…」となる。消せる人、偉いよ。承認欲求とかないのかな。いや、あっても、こんなとこでそれを満たしても仕方ない、と分かってるんだろう。凄いぜ
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ラジオのCMで「ウチの唐揚げは美味しいですよ!ウチの鶏はストレスを感じないで育ったから!」みたいなのが流れてた。お前らにストレスを感じさせないのは、俺達に美味く食われるため、とね。最近社会でやたら言われる「ストレスは良くない、ストレス減らそう」みたいなのも、基本これと同じではないか
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もうアラフォーだけど、今でも仕事するたびに、「俺がしているのは本当に〝仕事〟なんだろうか。じつは〝ごっこ遊び〟なんじゃないか」と本気で悩むことがある。で、その〝ごっこ遊び〟で得た金を見ても、「コレ、本当に本物の金かなぁ。俺の金だけ、実はおままごとで使う玩具じゃないの?」となる時も
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私は福永武彦の「見た人の一人一人が身銭を切っただけの批評家になればいい」という言葉が好きでね。この「身銭を切っただけ」って表現がいいよ。それ以上でも以下でもないぞ、というね。だから皆さんも「批評は嫌われてるからなぁ…」とかツマランを心配せずに、1900円分だけ批評家になればいいと思う
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↓「継続は力なり」というか、ヘタなりに毎日やってる人間はやっぱ上手くなるのよ。で、相手を「下手だw」と「舐めた」人間が、逆に「一度を相手を舐めた自分」に囚われて、相手を舐め続け(自分の見る目を否定したくないんだな)結果的に「コイツ、ダメだ」と周囲に思われるようになる…のは良く見た
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人の「飽きる」という性質を甘く見ない方がいいと思ってて、どんなにそれが正しいものでも飽きる時は飽きる。飽きられる。ひろゆきもやがては影響力を無くすと思うが、それは「人々が彼のうさん臭さに気付いた」とかではなく、なんとなく「貴方の感想ですよね」系話術に飽きたから…が理由になると思う
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川端康成の文芸時評は傑作よ。今も通じそうなのあげると、「今は不況だから生活苦を扱う小説が多い。だが、全てを疑う作家も生活苦にだけは甘い。彼らは己の生きづらさだけは愛してるのだ。そして作品は一般人の愚痴と同じ、常識的なものになる。面白いと言えば面白いが、どこに文学の有難さが?」とか
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小林秀雄が講演で学生に「僕は今理想がない。先生は若い頃理想があったか?」と聞かれた時、「なかった。左翼運動もウサン臭く思ってた。僕は家族を養うために若い頃から文章を書き殴ってた。でも書くうちに”もう少し上手く書きたい”という欲が出た。その欲に応えている内にこうなった」と答えてたな。
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しかし、実人生振り返っても「入学式の時に偶然隣の席にいた奴」と一番長く友達を続けてたり、「褒められたから。他人より上手く出来るから」くらいのノリで続けたモノが、結果的に一番の「趣味」になったりしたことが多いワケで。なんでこんなに「好き」がなきゃイカン、的な感じになったんだろうか。
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「小説の文章を頭で映像化しないで読む人」どころか、「内容を理解してないけど、問題なく楽しめる人」も多いと思うよ。ほとんど、洋楽と同じだよ。歌詞は分かんないけど、なんかええ感じの言葉がテンポよく並んでるから、それのノセられるだけで十分キモちいいんだ…みたいな。
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『哲学者の森岡正博は、対談のなかで以下のように述べている。 私は「自殺を防がなくてはならない」という前提には、深掘りしていくと実は根拠がない、その底にはぽっかりと穴が空いているんだ、という気づきは、決して隠蔽すべきではないと思います』 信用できる人だ。 gendai.media/articles/-/100…
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「好きなことがない、と嘆く若者が多い」という話があったが、こんな時こそ、「好きなことがあるとね、挫折が出来るんだ。好きなものがあれば、才能がなくても挫折くらい出来るんだよ。コレは素晴らしいことだよ。好きなものがない君達は、挫折すら出来ないワケさ」と、「挫折」の価値を推すべきと思う
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『SPY×FAMILY』「面白い」を目指した作品というよりは、「平均的読者&視聴者が絶対不快にならない作品、平均的読者&視聴者が想定する「面白さ」の範囲を決して超えない…でも、その範囲内は完璧な演出を目指した作品」な気がする。だから普通の「面白い・ツマラン」の基準がイマイチ当て嵌まらん気が
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前も書いたけど、川端康成。戦前の文芸評で「私は女流作家を読むのが好きだ。文学的感銘が薄い場合にも、寧ろそんな場合にこそ、女のありがたさとでもいうべきものが味わえる。それを文学の甘さとみればつまらないが、女の甘さと見ればありがたい」と書いててさ。いやぁ、やっぱ本物は違うなぁ、となる
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ちなみにサルトルの「飢えた子供の前で文学は有効か?」に関しては、中島梓がコレに嚙みついた文章が好きですね。実際子供は食事ばかりに飢えるんじゃない。「ここではない、どこか別の世界の物語や価値観、知識」に飢えることもあるよ。自分もそうだった。子供の頃の自分は本を食って生きていたと思う
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アラン・ムーアの「12歳の為の作品に大人が並んでいる。単純な現実を望むのはファシズムの前触れ」発言は、ワリと言葉通りに捉えたんだけどな。どんなに漫画の内容が複雑になっても、所詮現実の複雑さに比べば「屁」みたいなもんじゃないか。それをあたかも現実の事件そのものにように語るのはダメ、と
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昔『世界の中心で、愛をさけぶ』が流行った時に、「こういう本で泣く奴は、自分に甘い。自分と世界の区別がついてない。つまり、本当の意味で「他者」にあったことがない。他者とは〜」と長々書いた評論家が、後にセクハラで訴えられたのを見た時は、「お前のいう「他者」ってなんだったの」とは思った
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昔、自転車でアメリカ横断した知人…の知人が「大自然の美というが、本当はそんないいもんじゃない。恐ろしいもんだ」と言ってたな。でもそこに少しでも人間的なものが混じると、一瞬で温かみのあるものに変わるとも。荒野は恐ろしいが、そこに一軒家が見つかると、荒野自体を美しく感じるようになると
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SNSでも実生活でも同じと思うが…他人に攻撃的な人に限って、ちょっと皮肉を言われただけでブチ切れる傾向ある気がする。「普段あれだけ他人をやっつけてんだから、それくらい受け入れろよ。なに被害者ヅラしてるんだ」と思うが、本当は逆なんだろう。普段から被害者意識が強すぎるから、攻撃的なんだ
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「SWはポリコレのせいでつまらなくなった」という人は、「ポリコレさえ取り除ければ、また偉大なSWが生まれるはず」と信じてる時点で、おめでたいというか、現実が見えてない。『最後のジェダイ』のカジノ都市場面を見ろ。あのツマンナサは「政治的正しさ」と全く関係ないぞ。『夜明け』は言わずもがな
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今度行った美容院のお姉さん。「趣味は旅行!でも有名な観光地へ行くのは好きじゃないんです。海で本を読むのが好きなんですよ。友達はハワイまで来て本読むな!と言うんですけど、ハワイで読む太宰と、日本で読む太宰は味わいが違うんです!」みたいなことを熱弁してて、気が合いそうだな、と思ったよ
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いや、ホント。同じ話を何度もしたいならツイッターがベストですよ。俺が言ってんだから間違いないよ。実生活で同じ話を繰り返すヤツは哀れに思われるだけだが、ツイッターならだれも気にしない。その同じ話が時にバズったりするからな。何度も同じツイートをして、自分らしさってやつを獲得しようぜ。
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「同じ話を何度もする(痴呆気味の)老人は「同じ話をすること」で、心の平和を得ているのだ。だから絶対に話を途中で遮ってはいけない」という話は知っていたのだが、同時に「当人には同じ話をしている自覚はない」とも思ってた。だから爺さんに「自覚があったこと」にスゲーびっくりしたよ。