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私が前々から感じていたことが言語化されてた。創作者はだから偉いのだ。
「何も考えずに何もしてないやつが、メチャクチャ考えてメチャクチャ頑張ったやつに、浅はかな文句を投げることができちゃうのが映画感想の罪深さだ。こんなのろくでなしのやることだと、たまに思う」
pencroft.hatenablog.com/entry/2022/11/…
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もう百回くらい書いてるけど、Twitter。自分の頭の悪さどころか、センスや性格の悪さまで可視化させてくれる場所にみんな、よく耐えられるな。自分の呟きを通して「俺は所詮この程度の男か…」と分かっちまう。その点は「成績は悪いが、性格はいいから」というゴマカシの効く学校の方がまだ救いがある
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オッサンが子供を厳しいのは、「俺は死ぬほど苦労してるのに、お前らはビービー泣きわめくだけで要求が通るから気に入らないんだよ」という心理もあるんだな、とオッサンになって気付いた。殴んないけど。
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一緒にいた人が明らかにムッとしてたのがよかったな。「俺はその程度の理解しかしてない奴とは話をしない」という顔をしてた。色々言われるが、人は好きな映画を「その程度の理解」で貶されるのは嫌なんだよ。そう考えるとやっぱりSNSは悪くないな。批判するにしても、もちっと気合い入った奴がいるし
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今さっき米国人の先生と話してたのね。で、好きな映画の話になった時に、一緒にいた日本人がシンゴジが好きって言ったら、先生が「僕は嫌いだ!僕は怪獣映画を見に行ったのに、政治映画を見せられた!」って。ちょっと感動しちゃったよ。初めて生で「いかにも米国人」って感じのシンゴジの感想を聞けた
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しかし、道行く人がみんな月を見上げてる、というのはなかなかいいな。男も女も、子供も老人も、みんな同じ格好してる。これは一種の月の力ですよ。ほんと。
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「昔はB'zを馬鹿にしてたが、最近動画サイトでギタープレイヤー達が”ここが凄い、ヤバい”と言ってるのを見て、態度を改めてた…」という呟きを見て、そういうものか、と思った。コレも宇多丸氏の言う「世間には僕を含めて、まず意味から説明されないとそのジャンルに入れない人が結構いる」の一種かな
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「陰謀論を見抜けない(バカな)人の特徴は~」と言うけど、実際は「フェイクもしれないが、なんかコレを機に上手いことを言いたい。自分の嫌いな人達が嫌がるところが見たい」という人が大半だったワケで。全然「頭の良さ」と関係ないじゃないか、と思う。「何か一言言いたい」という欲望の問題だろ。
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「この世には理由のない優しさも存在するのに、一部の男達はソレが理解出来なくて、「優しくしてきた=俺のが好きなんだ!」と思ってしまう」という話。何となく「マニアは”意味のない会話”に耐えられない」的なのを連想しなくもない。世間一般では会話の内容より、会話したという事実の方が大事なのに
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今は「見る、読む」より「書く、作る」方が高級な行為だ。読む奴より、書く奴の方が偉いんだ。という考えが主流でしょ。でも俺は「見る、読む」の方が偉い。「山」の模造品が作れる奴より、「山の美しさ」が見える奴の方が凄い。そういう感性を鍛えるために芸術はある、という考えがあってもいいと思う
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「アーティストが成熟して、石や山の美しさに気付いてしまい「美術はもういい」となるパターンは多い」という話を聞くと、やっぱ同じ山や川を何度も書いてる芸術家は、凡人と見えてるものが違うんだろうな、と思う。彼らにはソレに比べたら芸術など「屁」だ、という「山の美しさ」が見えてるワケでしょ
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ツイッター。俺みたいに「体系的な知識はないし、専門的な勉強もしてない。でも少しだけ持ってるトリビアな知識を披露したい」「半端な存在のまま難しい議論にいっちょかみしたい」「でもブログとか書くのはメンドクサイ」という人間には最適な場所なのよね。そのダメ人間の半端さを許す感じを守りたい
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この話も何度かしてるんだけど、大学の頃、当時折り合いが悪かった父に、「お前は何冊も本を読んでるが、お前の読んだ本には「父親を大事にしなくていい。敬わなくていい」とか書いてるのか?本ってのは実に立派なもんだな」と嫌味を言われたことはよく思い出すな。そしてソレを今でも少し引きずってる
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「最近のアニメオタクは保守的だ!」ではなく、単純に「アニメ自体が今やオッサン・オバサンの趣味になっている」「アニメは今や中年向けの商売になっている」ということなのかもしれない。「最近は昔のアニメのリメイクばかり!」という不満も、案外「見る奴の大半は中年だから」が答えだったりして
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現代人のあかんところは、「アレは文体模倣ごっこだ。小林秀雄ごっこだ」的な悪口は上手いくせに、基本の基本「人は誰かの真似をしながら、自分がカッコいいと思う人の真似をしながら、自分のスタイルを作るものだ」という発想をすぐ忘れることですよ。そして「自分のスタイルを作る」必要性すら忘れる
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カート・ヴォネガットの小説に「あいつは女の裸に勃起しないんだ。あいつはユートピアに勃起するんだよ」みたいな台詞があった気がする(超うろ覚え)。僕がTwitterで知ったことの一つは、この台詞は空想でも何でもない。世の中には異性の裸より、「理想」に興奮する奴が山ほどいるんだ、ってことだな
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前々から書いとるのだが、やることなすこと全部言葉で説明する『鬼滅』的なやり方。実は読者への親切心ではなく、私=作者の想定しない理解をするな。誤読は勿論、独自の解釈もするな。読者はただ登場人物なる当事者の体験に肉薄すればそれでよいのだ。
という作者心理からではないか、と正直疑ってる
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3週間前は「原作者が関わってるからって、アニメ版チェンソーマンが「正しい」ってワケじゃない」と呟いた相互氏が叩かれたのに、最近は「アニメ版監督は原作を理解してない」という空気になってる。そして今度はSLAM DUNK原作者が批判されてる。俺には何が何だかわからねぇ。原作(者)とは何なんだ。
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前に「俺が褒めた作品が、後で差別的だと批判されることが増えた。最近は「問題がない」と判断された作品の感想しか怖くて言えない」と若い相互氏が呟いていた。こういう人は他にもいるのだと思う。若者にとって「感想」なるものは、もはや我らオッサンが思うほど簡単&気楽なものではないのかもしれん
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「貴方の感想ですよね?」論法を有難がっていたら、何のことはない。トマトや、SNS上の「正解」を参照しないと「感想すら言えない奴が増えた」ということなのではないか。これはひろゆきが云々で済ませて良い問題ではない。つまりは「俺はこう思った、感じた」すら言えない奴が出てきた、ということよ
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ツイ廃が散歩が好きなのは自分が自分であることに倦んでるからだよ。何を読んでも、聞いても「自分なりの解釈」しかできんことにウンザリしてしまうんだ。だからただ歩くだけで、次々と「自分の思考以外の情報が入って来る」散歩に救われるの。現実は解釈以前に、ただそこに「ある」ものだからな。