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我々がハリウッドのトンチキ日本描写を楽しめるのは、日本国内に既に山のように「トンチキでない日本描写」が…つまり普通の日本映画があるから。それ以上の理由はあまりない。その意味で我々は国内においては「主人」であり、他国の大作映画で「正しい日本描写が行われた!」と喜ぶ方が「奴隷」っぽい
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ホリエモン達がウケるの。実はコレもあると思うんだよな。「僕は他人をことを考えすぎて…嫌われてないか、不快にさせてないか、とか…いつも失敗してしまう。どうやったら、彼みたいに”相手を人間と思わない男”になれるんだろうか。僕もそうなれたら、人生を上手くやっていけるのに!」みたいな感じで
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この人。こういう「君達は相手を人間と思うからダメなんだよ!どうすれば相手を人間と思わなくなるか、教えてあげるね!」みたいな恐ろしいテクを、たくさん知ってる気がする。怖いな。
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↓昔、島田紳助が「浮気するなら三人以上の女としろ。二人だと罪悪感を感じるが、三人以上になるとワケわかんなくなって、逆に乗り切れる」と言ってたけど、それもこの「不倫や浮気は”相手を人間として見てないからもう1個欲しくなる”」説と通じてんだろうな。相手を人間として見ないためのアドバイス
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それは庵野監督がシンゴジ制作時に「え、もっと長谷川と石原の絡みを増やせ?元夫婦という設定にしろ?じゃあ、僕、おります」と平気で言える胆力と同じものかもしれないが。あぁ、見方次第では彼は悪人にも善人にも見える。でも性格の問題ではない。映画への忠実さの問題だよ
twitter.com/madanaizo/stat…
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今は色々ウルさいからな。ある種の「悪」に耐える精神力が監督には必須なんだよ。きっと(もっとも昔はソレは悪でもなんどもなかっただろうが)。高畑&宮崎にはその精神力がある。多分庵野監督にもある。で、SNSで聖人っぷりが話題の黒沢清監督も、コレに関しては平気で「悪人」になれると信じるよ。
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やっぱ人間弱いからな。作ってる時「悪人も悪気はなかったんだし、もっと人間らしい面も…」とか「うーん。確かにそうしたら盛り上がるけど、別にそこまで主人公が酷い目にあわなくても…」とかヌルいこと思っちゃうんだよ。そこで「悪人」が来て、ちゃんと「殺せ!」と言うことで映画が面白くなるのだ
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『ナウシカ』制作時。巨神兵が王蟲を殺す場面で、宮崎が突然「俺には殺せない」と言い出し、作業がストップした。で、高畑勲が「王蟲なんて殺しゃあいいんだ!」と怒鳴ったら再開した…という有名な話。やっぱアレは重要だよ。映画作りには悪人がいるんだ。いや、悪に耐える精神を持った男がいるんだよ
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だって、嫌な奴とも共存していかないとダメなのが世界でしょ。その為にはどっかで相手を「許す」作業が必要になる。で、それは許す側も、許される側も全部納得してやるワケじゃない。多分お互い「本当はあいつの方が悪いんだ…」とか腹の底では思ってるはず。でもそれを飲み込む「寛容さ」が必須になる
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ツイッター。「嫌な相手からは離れればいい」みたいな話は山ほどあるけど、離れたくても離れられないことが多い実生活(ツイッターなんて、ブロックすればそれで終わりだ)で、「どうやって相手と折り合い、そして許したか」という話はない。特に「許した話」がない。コレ、結構マズイと思うんだけどな
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世の中には「お互いに好感を持ってるけど、この関係を”友達”と呼ぶと何かが失われてしまう」みたいな、凄く微妙な感情も多々あると思うのだが、もしかしたら「推し」なるものは、そういう微妙な感情を…相手と人間関係を築くことを放棄する代わりに…微妙なまま昇華させてくれるものなのかもしれない。
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前も書いたが、小津安二郎に「どうでもよいことは流行に従い、重大なことは道徳に従い、芸術のことは自分に従う」という名言があるが、芸術家は自分に従ってるからこそ、話が面白いのだ。そして俺達消費者の話は常にツマラナイ。俺達にとっての芸術は所詮「流行=どうでもよいこと」に過ぎないからな…
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「”ゴールデンカムイ”のアイヌ描写は問題があったとは思うが、自分がソレに気付けたのは”カムイ”でアイヌに興味を持ったからだった」みたいな人は沢山いると思う。で、それを考えると、”少しだけ”コレを批判する気がなくなるな…という人も。私はこの”少しだけ”の躊躇いが、凄く重要だと考えるんですよ
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以前相互だった(今はTwitterをやめられたらしい)映画監督が「僕は昔、助監にパワハラ行為をしてしまった…僕はクソだった…」と後悔の呟きをしたら、それに引用RTで「さぁ!○○監督は悔い改めましたよ!次は誰が監督に続きますか?」とやった奴を見た時の不快感は忘れ難い。こいつは敵だ、と思った
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僕がTwitterやって知ったことの一つ。意外と人は「だってなんかムカつくもん」「あんなのがチヤホヤされててムカつくんだもん」と言えないこと、だな。みんな、何かしらのもっともらしい理由を必要とするんたよ。逆の、褒める場合もそうだな。単に「顔がいいから」とかは言えないワケよ。
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grapevineは「昔はロックは若者が聴くものだった。今はオッサンもロックを聴く。それはロックが大人の耳に堪えるものになったからではなく、精神が子供のままオッサンになった奴が増えたからだ。かく言う俺もそうかもな。そんな時代に俺はどんな歌を作るべきか」という難しい問題と向き合ってると思う
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「ジャンプ漫画は一冊数百円で読めるし、Webなら最新話はただのも多い。ところで、ミスした吉野家の店員に「お前はダメだ!」といき過ぎた説教をかます客がいれば、我々は「たかが数百円しか払ってないのになんてエラソーな奴なんだ」と思う。なぜ漫画への批判者にはこう感じないのか」とは偶に考える
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うる星やつらの新アニメ。今のところ面白くも楽しくもないが、この令和の時代に、所謂「内面」がない人物達が山ほど画面に出るアニメは貴重だと思うので、これからも見続けるよ。なんかさ、画面に「人間」が写ってないことにすごく癒されるんだよね。
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チェンソーマンの「胸揉みたい」話。尾崎豊の盗んだバイクの歌と同じ、急速に「触れた瞬間に炎上するネタ」になりつつある気がする。「〝あの歌は盗まれた側が気になるから〜〟は分かるけど、〝盗まれた側のことしか考えたくない。盗んだ奴の気持ちとか知るか!〟はマズいよ」と言ったら炎上するアレ…
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MAPPAのアニメに批判的に言及した相互氏が、好き者に「何かを批判する時は、最低限のリスペクトを~」と絡まれてるのを見て、「最近の若者は批評を嫌う」的な話は大げさになり過ぎたな、と思った。彼らは「自分の好きなものを批判してほしくないだけ」だけで、別に批評全般に関してはどうでもいいんだ