どうそく(@madanaizo)さんの人気ツイート(新しい順)

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「今の若い人は尾崎豊の「15の夜」を聴いてもバイクを盗まれた方が可哀想と思う」みたいな話。それ自体は「当然だろ」と思うのだが、もしそれが「盗まれた側の気持ちしか分からないし、分かりたくない」であれば、結構問題なのではないか…と、今ふと思ったり。
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日本の映画・ドラマの脚本問題。あれは作り手より「金を出す人」の方の問題かも。以前「脚本は文学ではなく「設計図」なんだけど、日本では金を出す側がそれを「文学」としてしか読めない。だから所謂「人間」を描いてないと、その良さを理解できない人が多いのだ」という愚痴を読んだことがあるぞ。
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稲生先生が「自主映画の審査員してるけど、主役の男女が海へ行ってボソボソ喋る映画がやたらある」とボヤいてて面白かった。それで「君達はここで何を描いてるつもりなのか?」と問い詰めると、最終的に皆「なんとなく”映画っぽい”と思って…」と白状するらしい。「洗脳されてるよ!」と苦笑してました
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水木しげるは初ゴジを見た時「ぼくよりも幸福な人がゴジラにいじめられるのが面白かった」そうな。反戦・反水爆映画とも言われる作品を見て、戦地で地獄を見たはずの水木から(「水爆反対!」とか単に「特撮凄い!」ではない)こういう感想が出る事に、記録映画にないフィクションの面白さがあると思う
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「何故〇は人気が出たのか?」分析を聞く度に、おおすみ正秋が旧ルパン(最初は人気がなかった)放送後、会議で「子供向けじゃないから失敗した」等散々批判されたがが、数年後に人気が出てからある会議へ行ったら「子供向けじゃないから成功した」と同じ理由で褒められ、何かを悟った話を思い出したり
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「鬼滅」で初めてアニメにハマったけど、同時に「推しキャラがどんどん死ぬ展開」に耐え切れなくなって最後はファンを辞めた後輩。今では新作アニメを見る前に必ず「主要人物が途中で死ぬか、死なないか」を調べるようになってて、少し笑った。推理小説を最後から読む人の気持ちもこんなのかもな。
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小津安二郎先生に「どうでもよいことは流行に従い、 重大なことは道徳に従い、 芸術のことは自分に従う」という有名な言葉があるが、今はコレが反対になってんじゃないかという不安はある。「道徳や芸術のことは流行に従って、どうでもよいことは自分に従る」みたいな感じで。
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今の映画館は客が全然いないんだけど…昨日「男はつらいよ」を上映ギリギリに入ったら、唯一の先客としていた車椅子のおじさんと付き添いの女の人(夫婦?)が、座席を何席分も占領してる光景に遭遇した。俺の顔を見たら「しまった!」みたいな表情してたけど、俺は正直「そのままでいいよ」と思ったな
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その光景見た時「あ、やっぱ車椅子の人は普段映画を見る時は色々我慢してるんだ」と思った(TOHO系だと、毎回前方の席で映画見ないといけないから辛そう。絶対首が痛くなる)。そして、誰もいない映画館で、今まで「我慢」してきた彼らが我が物顔して映画を見てる光景を想像して、愉快な気持ちになった
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南極で殺人未遂事件。原因は「読みかけの本のネタバレ」 我々は「本」の存在も、その「本」のネタバレを踏むことも「当たり前」になっているが、本来「本」は生き死にレベルで重要なものだ(その楽しみを奪った奴は殺されても文句は言えない)という事実を思い出させてくれる huffingtonpost.jp/2018/10/31/ant…
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ASKAが初めて曲を作り始めた時に「ふうん、なんだ。このピアノの黒い部分を使えば「良い曲」ってのは簡単に書けるんだな」と思った…という話があるそうな。俺はここに天才の早熟さというより「脳のこの部分を弄ればね、何もなくても人は泣くんです」というマッドサイエンティストの不気味さを見る
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何度か書いてるけど「米国は戦前に「風と共に去りぬ」を作った」みたいな話より、戦中にも関わらず「ベラルゴシが実験の結果猿に退化してしまう映画」や「狂った科学者がゴリラから人間の女を作ろうとする映画」みたいなアホ映画を量産してた事実に「こんなに豊かな国に日本が勝てるはずないよ」と思う
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丸山眞男が「現実は与えられたものであると当時に、日々造られていくものだ。だが現実主義者は与えられた現実のみを「現実」と考え、造られつつある変革という「現実」を無視する為、結果的に支配権力の政治を「現実」的だと追認正当化するだけに終わる」と書いてるの、本当に重要だと思うので貼っとく