どうそく(@madanaizo)さんの人気ツイート(いいね順)

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どうも私は映画を「うぉぉぉ!五億点!大大大大傑作!」的にオオゲサに褒める人を見ると、この泣き女を連想するんですがね。マニアはこういう大げさな呟きを嫌うけど、彼彼女が大興奮し(たフリをし)てくれるから、マニアも安心して「で、この演出は…」と考察とやらを披露できる面もあるのではないか
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SNSで知った話だけど…みうらじゅんが「飽きずに一つのことを続けるコツは?」と聞かれた時に、「飽きないふりをすること」と返した話が好きなんだ。「自分だってゆるキャラとか当然飽きてる。でもプロとアマの違いは、どれだけ上手に飽きないふりをするかにあるんだ」っての。コレは本当に重要と思う
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「何故〇は人気が出たのか?」分析を聞く度に、おおすみ正秋が旧ルパン(最初は人気がなかった)放送後、会議で「子供向けじゃないから失敗した」等散々批判されたがが、数年後に人気が出てからある会議へ行ったら「子供向けじゃないから成功した」と同じ理由で褒められ、何かを悟った話を思い出したり
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つまり「感動」したければ、この世界でもできるじゃないか。高校野球の決勝でも見ればいい。いや、低俗な芸術でも「感動」は出来るよ。人間なんて大したもんじゃないからな。模倣品でも、盗作でも感動は出来るんだ。でも「客をどこかへ連れていく=連れていくべき異世界を作る」は芸術しかできんのだよ
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吉村知事。先週地元に来る予定だったのよ。結局コロナで流れたけどさ。で、うちの母ちゃんが凄く見たがってたから「彼のどこがいいの?」と聞いたら「いつもハキハキ受け答えしてていい」「清潔感がある」「仕事を頑張ってる」「ハンサム」と返されたな。一つも「具体的に何をした」というのはなかった
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どうも最近は映画や音楽聴くよりも、近所の川の流れをじいっと見てる方が満足度が高くてイカンな。川の流れの方がフィクションより面白いと感じてしまう。いや、実際大したもんですよ。自然の動きは。俺、死ぬのかな。
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偶然と出会うためには教養がいる。教養がある奴だけが、たまたま目に入った本だかDVDを自分の運命の一冊一本に変えることができる。その偶然を必然に変えることができるのだ。坪内祐三が確かそう書いていた。渋谷TSUTAYAへ日課のように通う映画マニアたち。偶然と出会えるように頑張ってくれ。
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思い出し怒りのついでに書くが、昔相互と「本は自分で自分を焦らす時間も楽しい。いざクライマックス!という時に、わざとコーヒーいれたり、ベスト体調にするため(という言い訳で)トイレ行ったり…それも読書の楽しみ」と会話してた時に、「本を読めるのがそんなに偉いの?」とリプしてきた奴。○ね
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「一本の映画を見るというのは非常に困難なことなんです…それは現実にものを見るということです。冗談ではありません」 「映画を見るということは、登場人物と一緒に涙を流すことではありません。これは本当に重要なことです。もしもこのことがわからなければ、何もわかっていないということになる」
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昔『論より詭弁』という本を読んだら、冒頭から「議論で世の中を変えることはできない」「議論のルールなど弱者の甘え」「他人の議論を詭弁と非難するのは”後生だからそんな手使わんで下され”という弱者の悲鳴と同じ」とカマしてて、ゲラゲラ笑ったのだが… コレ、今だからこそ再読した方がいい本かも
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多分、寅さんは当時の人達から見ても「普通に迷惑な人」に見えたと思うんだけど、同時に「この人はキャラを演じてるんだな。そうしないと人と関係な持てないんだな」ということは分かってて、そういう「生きて行く上でキャラを作る必要があった人」の哀しさみたいなものも理解してた気がするんだよね。
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「他人に冷笑を繰り返すと、その間は「私は他人より優れてる」幻想に浸れる。が、実際に何かを成して成長したワケではないので、最終的に「冷笑しかできなくなった中年」になる」という話。以前痴呆症の講師から聞いた「人は体力も気力も衰える。でもプライドだけは絶対衰えない」と合わさるとより怖い
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俺は宇多丸氏が『文化系のためのヒップホップ入門』を推薦した時の言葉(世間には僕を含めて、まず意味から説明されないとそのジャンルに入れない人が結構いる)が凄く重要と思ってるのだが… 多分世の中には「誰かに文章化してもらって、初めて価値に気付く」人も多いんだと思うよ。特に文科系には!
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でも数日家に引きこもった後、久々に山とか登るとマジで「うわ、なにこれ。リアル3Dじゃん…スゲー酔う…」とはなる。
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大林宣彦監督の「完璧な技術で作られたものより、不完全な技術によって作られた作品のほうが人の心をうつことがある。それは「こういうものを描きたい」という作り手の意思、つまり心が画面に映るからだ」という発言は、今後ますます重要なものになるだろう。なってしまうだろう。たぶん。良くも悪くも
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SNS。「感想は自由でいいんだ」みたいな言葉が大好きなくせに、著名人に好きな作品が否定された時(「内容を誤解してる」とか「好きな人を馬鹿にしてる」みたいな内容の感想でもないのに)は袋叩きにする感じがスゲー嫌。結局は「”肯定的な感想なら”自由でいいんだ」ではないのか。
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昔宇多丸さんが「誰かと口論になった時に「あの時も言おうと思ってたけど~」とやられると、毎回「それはその時に指摘しなかったお前にも非はあるだろ?」と思う」とボヤいてたけど…コレは本当にそうだよ。指摘しないのも「非」だよ。なに私には全く落ち度がない、みたいな顔して他人を批判してるんだ
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↓前「外国語を勉強したことで、日本語の文章がより正確に「読める」ようになった。文章を読むことは皆が思うほど簡単じゃない」という話題があったけど、アレは結構わかると言うか。変な話だけど、文章だけでなく、映画なんかも英語を勉強していた時が一番見れてた。正確に内容を理解していた気がする
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昨夜も書いたけど、木下恵介の「黒澤の『生きものの記録』はなぜコケたか?」の分析が凄い。「東京にあんなに空襲があっても、僕達は死の恐怖を切実に感じなかったじゃないか。黒澤君の誤算は”みんなが死の恐怖を切実なものと思うはず”と考えたことだ」っての。コレ、絶対、今の人から出ない見方だよな
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あと北野武。インタビューで「大学の頃、ジャズか映画に進もうかと考えたが勇気がなくて逃げた」と言ってたことも印象に残っててさ。あれだけ文化的なものに憧れてて、実際に映画の才能もある人が「勇気がない」と言う。つまりは「俺が如きが関わっていいのか…」と映画や文化を「畏れた」ワケでしょ。
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落ち込んでる人が「励まされたくない。邪悪な気持ちのままでいさせてほしい」と言うのと、映画好きが「良い映画を見た後は何故か電車に乗れない。必ず歩いて帰る」と言うのは、基本的に似たような心の動きだろうと思ってる。他人に邪魔されずに、自分の感情と向き合いたい感覚。
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カミュさんの「ただ普通”である”ということのために、莫大なエネルギーを使っている人がいることを誰も理解してない」という出典不明の名言が好きなのだが、多分世間には「普通”になる”ために、膨大なエネルギーを使う人」も沢山いて、そして彼彼女らの苦しみを多くの人が理解していないのだよ。きっと
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でも、坂本龍一の「人間はあまりに恐ろしくて受け入れがたいことが起こると、「悲しい」と表現できない状態になる。その感情を封印してしまう。でも音楽はその封印を解く力がある」という発言は凄くイイよな。音楽(に限らず、芸術全般)の重要性ってのは、こういうところにあると思うんですよ。
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小林秀雄が講演で学生に「僕は今理想がない。先生は若い頃理想があったか?」と聞かれた時、「なかった。左翼運動もウサン臭く思ってた。僕は家族を養うために若い頃から文章を書き殴ってた。でも書くうちに”もう少し上手く書きたい”という欲が出た。その欲に応えている内にこうなった」と答えてたな。
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↓推しブームだからか、「好き」に関する分析や批評は増えたけど、案外「楽しい」というものに関する言説は少ない気がする。でも俺はこっちの方が重要だと思うんだよ。「楽しい」は時に嫌いなもの相手(事務作業とか)でも可能だから。だから「あ、こういうのも〝楽しい〟か」となる言葉が増えていいよ